hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

心が辛いです

回答数回答 2
有り難し有り難し 43

現在40歳半ばです。
子育ても、ひと段落したら、実母が認知症になり、主な介護者は、長女の私です。
施設入所ですが、現在は、認知症の進行もあり、入院中です。

夫も優しく、いろいろと、気遣ってくれますが、私の心がいつも、晴れず常に、いろいろ心配し、悪いように、考えてしまうのです。
夫にも、元気な私で居ないと、申し訳なくて。

体調というか、気分が優れず、休みの日は、ゴロゴロしがちです。
前向きに、なるには、どうしたらいいのでしょう?
アドバイス頂ければ、幸いです。
よろしくお願いします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

しんどいときは、甘えましょう。家族が支えてくれます。

お母さまのこと、心配ですね。いろいろ身の回りのことやらで、時間もとられるし、気疲れもあるでしょうね。
いつも明るく前向きでいたいと思う私と、それが出来ない私との間で、しんどくなっちゃいますね。
人間、どんなときもあります。明るくなれないときは、無理して笑顔でいる必要はないんですよ。申し訳ないと思う必要もないんです。そのために、家族が支えあっているのだから。しんどいときは、甘えましょうよ。そしたら、また、前に進む余裕も持てるようになると思います。ゆっくり、ゆっくり、あなたのペースで大丈夫ですよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
このお坊さんを応援する

受け入れること。

こんにちは。拝見いたしました。

何事も心配し悪いように考えてしまうとのことでした。ただ、心配するということは決して悪いことではないと思います。むしろ前向きでならなければいけないという「心のルール」が今の自分とのギャップを生み出して自分の心に駄目だしをしてしまっているのではないかなと感じました。

自分の事、他人の事を心配できることは、心配性だと思っている人には当たり前のことかもしれませんが、誰にでもできることではないのです。ですから短所ではなく、長所なのです。心配できるということは「気が利く」人だということです。心配な気持ちが起こってきたら、「心がそう感じているのだなぁ」と良い悪いで判断せずラジオから流れてくる声のように「感じて」いただけたらと思います。余裕があるときには「心配してもいい」「不安になってもいい」と自分自身のルールに自分で許しを与えていただけたらと思います。そうすることで少しずつ心配がなくなるのではなく「受けとめる」ことができるようになると思います。

少し気になったのは、夫に「申し訳ない」という言葉です。もし逆の立場だったらどうでしょうか。無理して元気な私でいないとと考えているご主人だったらあなたはどんなふうに思いますか?人間だから元気なときもそうでない時もあり、弱い一面を出せる相手こそ夫婦だからとも言えるのではないでしょうか。あなたが頑張っていることで旦那様には「元気でいないと駄目だ」というメッセージを送り続けていることになります。

男性は女性の話を聞くことになれていません。ですから、「今から15分だけ愚痴を聞いてくれない?聞いてくれるだけでいい」と時間設定をすること。話したら「聞いてくれてすっきりした、助かったわ」と役に立ったことを認めてあげること。面倒くさいかもしれませんがこれでスムーズに話しを聞いてくれると思います。

不安になった時はまわりのもの、当たり前のことに感謝することです。人は感謝を忘れた時に不安になります。今あるもの、身近なものに感謝する生活をためしにおくってみていただけたらと思います。

合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

御縁があって一般人からお坊さんになりました。現在は小さなお寺の住職をさせて...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。
いろいろな事に、気持ちばかり、焦ってしまいます。ゆっくりゆっくり、大丈夫!と、言い聞かせるようにして、日々過ごしてみたいと、思います。聞いてくださって、ホントに、ありがとうございます。

有難く、読ませて頂きました。やたら、いろいろと心配してみたり、そんな自分の性格に、嫌気がさすこと、しばしばで……
受け入れる事、心配は、私の長所であるなど、今まで、考えた事ありませんでした。
感謝する事、忘れず、前に進む事が、出来ればと思います。
本当に、ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ