すぐカッとなります
育休明けで一年ぶりに職場復帰しました。
前からすぐカッとなるタイプで職場でも大変恥ずかしいのですが怒鳴りあいの喧嘩になったりイライラを態度に出してしまったりします。また、何か否定的なことを言われたり注意されるとすぐ落ち込みます。我が子に対しても訳が分からず泣いてることがあるとイライラして強く揺すってしまったり物に当たってしまいます。
どうしたら自分の怒りをコントロールできるのか悩んでます。
内ドアから好きな時に入ってくる姑にイライラします。息子にとってはおばあちゃんだから可愛がってもらってるのでありがたいのですがいつもモヤモヤします。どのように考えてこのモヤモヤを拭えますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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時をおく
誰しもが怒りの心を持ち合わせていますね。私も恥ずかしながら短気で、よく失敗をいたします。
お釈迦さまは、この怒りの心を静めるには、「時をおく」しかないと説かれます。イギリスのことわざにも『腹が立ったら、百数えよ』とあるそうですし、怒りを感じた瞬間に「一呼吸」する鍛錬が必要なのかも知れません。そうすることで自然と、怒りの感情をコントロールできるようになります。
また、腹が立った時、言いたいことを明日言おうと思うことも大切だと聞いたことあります。そうすることで9割のことは、次の日に「もういいいか」と思えるようになるそうですよ。
短気は損気とも言いますので、一生という長い時間をかけて、少しずつ直していければ良いですね。
瞋り(いかり)
貪り・瞋り・愚かさは、世の三つの火といわれます。貴方様の場合は、この「瞋り」が問題になっているようです。瞋りの火は、腹を立てて、行けるものの命を害う人を焼きます。瞋りは、満足を得られない気持ちから生まれます。瞋りは、罪の汚れが大きいですが、これを離れることは早いものであります。どう対処すればよいか、それは常に正しく考えて、気に入らないものの姿を見ては慈しみの心を養い、瞋りの火を消さなければなりません。正しく、清く、無私の心を持つことが大事であります。
上記の三つの火は、この世の悲しみと苦しみのもととなります。この悲しみと苦しみのもとを絶つものは、戒めと心の統一と智慧であります。なかでも、正しい心の統一は瞋りの汚れを取り去ります。
この世の中には三種類の人があり、第一はその性質がわかりやすく、こころ高ぶり、軽はずみで常に落ち着きのない人であり、第二はその性質がわかりにくく、静かにへりくだって、ものごとに注意深く、欲を忍ぶ人であり、第三はその性質がまったくわかりにくく、自分の煩悩を滅ぼし尽くした人のことであります。
この世には五つの悪があり、その一つに、人は互いに善い行為をすることを考えず、ともに教え合って悪い行為をし、偽り、むだ口、悪口、二枚舌を使って互いに傷つけ、ともに尊敬しあうことを知らないで、自分だけが尊い偉いものであるかのように考え、他人を傷つけて省みることがないという悪があります。
これらのことを避けるため、よく思いを重ね、悪を遠ざけ、善を選び、勤め行わなければなりません。
三つの正しい行動(身の行い)、正しい言葉遣い(口の行い)、正しい考え(意識の行い)を総じて身口意の三業(しんくいのさんごう)と言います。この身口意の三業をしっかり勤めることが、貴方様の怒りをコントロールするための秘訣と存じ上げます。
(引用:主に仏教聖典)
質問者からのお礼
ありがとうございます。
カッとなっても「明日言おう」と思う方法なら私にもできそうです!早速やってみます!
身口意の三業。普段腹が立っていない時でも正しく生きようと意識していくことで、自分のメンタルコントロールができるようになるのですね。心がけてみます。
ありがとうございます