hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

気付いて観察すること。

回答数回答 1
有り難し有り難し 7

仏教の教えから気付き、立ち止まり、静かにそれを観察して見極めようとする。
自分のこころに余裕があると出来るのに、こころに余裕が無いと気付くことも、立ち止まることも忘れて、今目の前にある出来事、感情にとらわれてしまいます。
お坊様方は「常に」「何時も」、感情にとらわれることなく静観して見極める事は容易ですか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

眺める自分すらなくなる

苺さま

”静観する”という時にはかならず、それを見ている自分の存在があります。
しかし、眺める事なくとも、問題なく今を生きています。様々な出来事にその都度触れては、心も動きます。しかし、その次の瞬間には、その次の瞬間のように心が動きます。
そうした気持ちを掴んでしまうと苦しみになります。手をつけずにそのままにしておけば消えてゆくものなのに。

僧侶も日々修行しています。自分を参究し、そうした我見にとらわれない、生まれながらにある、本当の姿を見極めようとしているのです。簡単な事ではないかもしれませんが難しい事でもないように思います。
赤ちゃんのころはみんな、それができていた事なのですから、仏道とはそこに気づく道なのでしょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

円通寺/邦元様
お忙しい中、ご回答有り難うございます。
気持ちを掴んでしまうと苦しみになる…本当にそうですね。手を付けてしまいます。
流れ行くままに、放っておく、とらえない。簡単なようで難しい、難しくしているのは自分。
お坊様方も日々、修行なのですね。

「仏教全般」問答一覧

良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

有り難し有り難し 9
回答数回答 1

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ