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父が亡くなりました

回答数回答 1
有り難し有り難し 20

はじめて質問させていただきます。
よろしくお願いします。

5月29日に父が亡くなりました。

1年くらい前から、痩せていき
日常生活に介護が必要になっていったのですが
父の希望が叶うよう、
一緒に考え手伝ってきました。

体調には気をつけていたのに
肺炎を起こし、病院に着いて半日ほどで
亡くなりました。84歳でした。

自分自身、できることはやったし
後悔はないと思っていたのですが

葬儀が終わって、目の前からいなくなって
しまったら、もう会えないのかと思い
悲しくて苦しくて仕方がありません。

火葬が終われば、納得できると
気持ちが楽になると思っていたので
たいへん混乱しています。

突然、フラッシュバックのように
亡くなる直前の様子が頭に浮かび
涙が止まらなくなってしまいます。

高齢で当たり前のことが起きただけなのに
受け入れられず、泣いてばかりいる自分が
未熟で嫌です。

早く前向きな気持ちになるためには
どのように考え、過ごしたらよいのが
教えて下さい。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

前向きになるための悲しみの期間

ちょこたんさんおはよう御座います

この度はお悔やみ申し上げます
まだまだ悲しみは収まることはないですし、これからもその感情とお付き合いしなければいけません。
亡くなるとは生物である以上避けることが出来ない決められたことですが、当たり前だからといって感情が昂ぶっていけないというわけでもありません。
貴女はお父様とよい関係を築いていたからこそ、今のままらない感情に支配されているのだと思います。

亡くなったらおしまいではありません。今の貴女の感情のように亡くなった後も誰かの為の気持ちはずっと続くのです。だからこそ『追善供養』という言葉があるのです。
供養は故人様の為に行うものですが、それを行うことで遺された我々も死を受け入れ、一歩ずつ進めるようになるのです。

ですので、ご仏壇の前で思い切り現在の心情を吐露して下さい。
悲しむ喜ぶなどの感情を表に出すことは恥ずかしいことではありません。
感情を出すことで自然と気持ちも落ち着いてくるかと思います

心身の安寧ご祈念いたします

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有り難し
おきもち

日蓮宗の僧侶をしております 祖山での修行、荒行を終え現時点での精一杯でお...
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質問者からのお礼

普門院 武田正幹様

温かいお言葉をかけて頂き
たいへんありがとうございます。

読んでいる途中から、涙か溢れ
こんな泣いたのは亡くなってから
初めてです。

回答にあったように
そのままの感情を止めないでいると
ひとつの出来事が浮かびました。

意識が亡くなる前に、父から
病状を聞かれたときに
私はうそをついてしまったのです。

非常に生命に危険があり
延命処置を受けるか受けないかと言うときなのに
そのことは伝えず、
点滴の薬が効きているから、早く直して
帰ろうと父にはいってしまったのです。

これから泣くたびに
いろんな思いに気付くのかも知れないですね。

気付いたことを仏壇に向かって
話していきたいと思います。

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