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葬儀手配後に、納骨を希望しているお寺(宗派)が分かりました

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2年半闘病生活を送っていた父が、1週間前に81歳で亡くなりました。
25年ほど前に両親が離婚し母方に引き取られたため、父方の親族とは疎遠になっており、父が病気になってから私と姉の二人で、病院や介護施設のお世話になりながら、身の回りのことをしてきました。

父の容体がかなり悪くなってきた頃、姉とも相談を重ね、私どもで見つけたお寺様(天台宗)に葬儀やその先のことをお願いしようと決め、唯一連絡先を知っていた叔父に連絡し、承諾していただきました。

そして、その時がまいりましたので、決めていた通りにお寺様に戒名を授けていただき、葬儀の手配もいたしました。

叔父が他の兄妹にも連絡をとってくれ、高齢で具合が良くないなか、わざわざ葬儀に駆けつけてくれました(父や私は東京、親族は北海道)。
本当に嬉しく、ありがたかったのですが、通夜の前日、叔母から
数年前に東京で父に会った際、「死んだ時はここにお世話になる」とお寺様に連れて行ってもらった、と言われました。

そして、父の葬儀が終わってからも、この言葉がどうしても気にかかり、調べたところ、今日、父が望んでいたお寺様を探しだすことができました。
ただ、そのお寺様は戒名を授けていただいたお寺様と違う宗派(曹洞宗)でした。

事前に探しだせず、親族に祖父母の宗派を確認せず、父の先のことを決めてしまった私に全ての非があるのは承知しておりますが、父の最期の希望を何とか叶えられないかという気持ちが拭いきれず、本位牌や49日法要の用意も進めなければいけないのに、手につかない状態です。
ただ、葬儀も借金をして執り行ったほど金銭的に余裕がなく(父の施設、病院代で貯金が底をつきました)、もし両方のお寺様に承諾をいただき、戒名を付け直すにしても、お布施をどれだけ用意できるかも分かりません。

このまま戒名を授けていただいたお寺様に法要をお願いするのが筋とは分かっておりますが、この先ずっとこの気持を引きずってしまいそうで、どう心の折り合いをつけていいのか分かりません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お父様の希望していたお寺さんから話を聞いてみましょう

 離婚にて離れていたお父様の病気のお世話、そしてお葬式、大変でしたね。

 さて、ご相談の件ですが、まずはお父様の希望していたお寺さんから話を聞いてみましょう。話を聞くことによって、お父様がどの程度の覚悟でそのお寺を希望していたかがわかると思います。

 お父様は、「死んだ時はここにお世話になる」と言っていたそうですので、もしかしたらご本人が生前に亡くなった後の葬儀代や供養料、墓地使用料などを前もって納めてあるのかもしれません。それならば何の心配もありません。事情を話し、戒名を付け直してもらうなどしてその後の供養をお願いすればいいと思います。
 もし、墓地の用意も何もしていないのなら、お父様はただ「お世話になれたらいいな」程度の軽い気持ちで言ってみただけと考え、そのまま現在お世話になっているお寺さんに、引き続きお願いすればよいと思います。

 円満に解決できると良いですね。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

光禪様
ご回答いただきありがとうございます。もしかしたら父が何か準備をしていたかもしれない、という点まで考えが至っておりませんでした。気づかせていただき、ありがとうございます。まずは父が希望していたお寺様にお話を伺ってまいりたいと思います。本当にありがとうございました。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ