愛とはなんでしょうか。
いつもお世話になっております。
この場に合う内容かわかりませんが、誰にも言えないので相談させてください。
今年になって生まれて初めて彼氏ができました。
彼はバツイチで、10以上歳が離れています。趣味や食の好みが合うことと、オンとオフのギャップに惹かれて付き合うことにしました。
その彼の性欲が強すぎて悩んでいます。
付き合う前はいろんなところへ連れて行ってもらってたのですが、
告白されて付き合いだして話題の8割が性的な話になりました。
1番困っているのは、「(胸を)見たいから写メ送って」と言われること。こちらが嫌だと断っても、しつこく言ってきます。
デートは家ですることがほとんどです。わたしの体調関係なく会うたび身体を求められます。
出かける約束に関しては、私の方からの提案でするのですが、
当日になって「具合が悪い」とドタキャンされることがほとんど。
ドタキャンは1度や2度ではありません。後で身体を気遣って大丈夫?とLINEをしたら「(胸を)触りたいくらい元気になった」と言います。
性欲は人の三大欲求なので、真っ向から否定もできませんが、ここまでされると、わたしの身体目当てで付き合われてるのか?と疑いたくなります。
わたしが思うに愛は心の繋がりだと思うんです。その向こう側に身体の関係がある。
なので、まだ未婚で身体の関係を持つのはすごく違和感を感じます。
彼は、身体の関係=愛と思っているようです。
わたしの考えは固すぎるでしょうか?
身体をこんなに求められるのも愛なんでしょうか?愛とは、いったいなんでしょうか、、、?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
バランス
とく様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
「愛」とは、字のように、心を真ん中で受けるという意味であり、「愛し合う」とは、「お互いに心を真剣に真ん中で受けとめ合うこと」であると考えております。
お互い同士の気遣う心、配慮の心により、支え合い、助け合い、分かち合い、補い合って、バランス良く幸せに過ごしていけるのかどうかが大切となります。
そのバランスが崩れて、一方的な負担になること、極端なこと、ストレスや不満が溜まりすぎることなどがあると、やはり良い関係とは言えないものとなります。
仏教でも、偏見や極端な考えとなる常見や断見を離れた「中道」により、正しい仏道を歩むことが望まれることになります。そのため、常見を治すためには、「空」の理解を、断見を治すためには、「縁起」の理解を進めるのが必要となります。
さて、本題に戻りまして・・状況を察すると・・やはりバランスが悪いと申しますか・・性欲の処理に一方的に使われてしまわれているような・・性に対する認識の不一致も著しい気が致します。残念ながら、愛し合う良い関係とは言えない状況であるように伺えます。
ここは、しっかりと本音での話し合いによる解決が必要でしょう。
こちらの真剣な苦悩、やめてほしいこと、嫌なことを、相手が真剣に受けとめて、改善してもらえないようならば、お別れも考えていかなければならないのではないだろうかと存じます。
とにかく善処を祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
慈悲です
愛は仏教では慈悲です。
慈悲とは、相手の幸せを願うこと。
相手の苦しみを理解し、取り除くこと。
あなたは彼に慈悲で接しているようですが、彼はそうではないようです。
少し距離を置いてみてはどうでしょうか。
彼は妊娠したら結婚してくれるのかな?
人の心も諸行無常、移り行くものですから、この先、彼があなたに慈悲を持ってくれる可能性も無いわけではありませんが。
執着をあらわします。
とく様
はじめまして、釋慧心と申します。
仏教において、愛という言葉は、貪愛(とんない)という貪りの煩悩や、
愛憎や執着(しゅうじゃく)をあらわす言葉として用います。
つまりは、自身の都合で相手の都合を貪り執着していることが、ここで言うところの愛の正体です。
仏さまが興されるお心に、慈愛や、慈悲があり、
慈しみ、博愛という捉え方もありますが、人間の持ついわゆる愛のほとんどは、執着に属します。
つまりは、慈しみであるなら、その愛が終わり、相手が離れることにより、辛いのは相手でなくては成りませんが、
相手が離れて辛いのは私ですね。
私が辛くなりたくないのが私の本性と言えます。
体の関係に言及するのは、非常にデリケートな領域ですが、あえて言いますと、
体の欲求は、生理現象からくる肉欲と言えます。
人間が生きていく上で欠かせない欲求ではありますが、安易にもてあそんだり、欲求のままに求めてばかりでは、
とても相手を慈しむ延長にある尊い行為とは言えません。
本当にそうならなくとも、今の彼に、貴女と生涯添い遂げようという固い意志があるのかどうか、
見定めていく必要があると思います。
言葉で問いただすだけではなく、態度や振るまいをよく見て、信に値するのか、またとく様自身の心や体はどうなのか、
愛欲や執着、貪りを断ち切り、仏さまのような慈悲の心を常に持つことは、この人間である我々にできなくとも、
互いの愛欲や執着、貪りを受け入れ、
互いが互いを菩薩様と敬う関係を築くことが出来ると思います。
今は彼氏さんの、心より肉欲が前に出てしまう状態を時には母のように、時には厳しく、
貴女が上手になだめて、心の成長を貴女が待てるかどうかだと思います。
質問者からのお礼
皆様、お忙しい中コメントありがとうございます。
愛とは、「お互いを真剣に心の真ん中で受け止め合うこと」「相手の幸せを願うこと」そして、愛憎や執着。どの側面もありますね。
言葉では「お前が大事なんだ」「大好きだ」と言ってもらえています。
でも、家で会うことがほとんど、出かけようと言ったらそのほとんどが「今度ね」で流れ、性欲ばかり思いっきりぶつけられる、というのは
言葉と行動が相反してると思っています。
嫌なものは嫌だと伝えて一回距離をとっていました。最初は性的なことをやめてくれましたがまたすぐ元に戻りました。
彼にとっては2度目の結婚、どう思ってるかも含め本音の話し合いをしてみます。