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他人からの攻撃にどのように対応すればよいでしょうか。

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はじめまして。
ここ数年、新しく配属した職場の従業員や、外出先ですれ違う人に、差別的なことや侮辱的な言葉を言われることが多くなりました。

私は身長が高く、切れ長の目をしているので一見すると、高慢な印象を与えるのではと自覚しております。

言われる言葉が、人種や、性差別的なことにまで及びます。子供の頃にいじめを受けた事はありますが、社会人になりいじめを受けるのは

初めてです。特に職場ではどのように対応すればよいのかアドバイスを頂ければと思います。面と向かっていわれることはなく、私を目で

確認しながら至近距離で言葉を発し、薄ら笑いながら私の反応をみて楽しんでいるようです。そういう人が何人もいるのでストレスです。

表面的だけでも親密にならないと、仕事がしにくく、周りの従業員にも誤解され、孤立した状態になってしまいました。

感情を入れずに事務的に会話をし、対応しています。

また、このような経験をするようになったのは、私に煩悩があるのが原因なのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

煩悩と資質には何らの関係もございません。

申し訳ございませんが、あなたがどのような差別的扱いを受けていらっしゃるのか、ご質問では、十分把握することができませんので、対応策につきましては抽象的になると思います。ご容赦くださいませ。
人間は誰でも、絶対的に対等で、平等です。これが不変の原則です。そして誰でもが、心から信じるとことで、成道、仏さまになることができるのが仏教の教えです。差別的な言動や侮辱的あ発言をする人間こそが、自分の生き方や存在に自信がないことの裏返しとして、人を差別せずにはいられないのです。人を差別する心の奥にはなにがあるのでしょうか?優越感、劣等感ですよね。その人と私は違うという比較の意識が差別を生みます。その比較の意識にあるものはなんでしょうか?なんだとおもいますか?拙僧はコンプレックス、自己嫌悪だと思うのです。自分に自信があって堂々していたら、誰も恐れることはありませんよ。戦国時代、織田信長公の寺ごと焼かれた、快川(かいせん)和尚さまは、心頭滅却火もまた涼しと、身を火に任せたそうです。そこまでは、まだまだですが、人のくだらない噂を全く気にしない。以前は、人のうわさは蜜の味とばかりに聞きたくなる方でしたが、今はハッキリ言って聞きたくありません。こちらの気分が悪くなるだけ。侮辱的な発言はすべてこれを発する人間の業である、執着であり、根底は自分自身のコンプレックスです。あなたの問題ではまったくない。ただし、こうした発言に哀れみをもって接することができるのか、言葉の一つ一つに左右されて、動揺してしまうのか、娑婆世界における人生修行でどちらが賢明な生き方かお分かりになりますよね。あなたの文面から、あなたは理路整然として、几帳面、真面目な性格であると私が判断いたしました。そうした善い印象をあなたに持ってくださる方はいっぱいいらっしゃいますよ。どうか、自信をもって歩んでくださいね。お幸せを心より祈っています。浄光寺

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浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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