もっと精神を強くしたいです
専門学校を卒業し就職をしましたが、3ヶ月ほどで辞めてしまいました。職場ではとても真面目だから。あなたには期待している。とプラスな言葉をいただきましたが、その印象を崩さないようにと自分を作りすぎてしまい辛くなり辞めてしまいました。
家でも母親との関係があまり上手くいかず、元々仲の良い関係ではありませんが、仕事を辞めてからは更にうまく行きません。あーしなさい。こーしなさい。と色々と気にかけてくれているのですが、その言動自体がストレスになってしまい、最近では足音などにもストレスを感じてしまいます。
母親に対しては小さい頃から母親が外から帰ってくる音がすると部屋を綺麗にしなきゃ!や洗濯干してないや!と焦る気持ちがありました。母親の存在は尊敬というよりは恐怖。機嫌を悪くさせないように家でも顔色をうかがい接し自分を作ってきました。
正直どこにいる自分が本当の自分なのかわからないのです。
母親に甘えている、自分に甘えているのはよく分かっています。
ですが行動に表せないのです。
もっと自分に厳しくいきたいのに甘えてしまいます。
長続きのしない性格。他人のイメージを崩さないように怯える性格。母親の機嫌をうかがってしまう性格。とにかく自分に甘えること。
もっとシャキッと、前向きに、精神の強い人間になるにはどんな考えをもったらいいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
血が通う「いのち」を持つ私たちは、失敗するように出来ている
はじめまして。亀山純史と申します。
確かにあなた自身、正直どこにいる自分が本当の自分なのかわからない状態だと思います。期待されれば、その期待を裏切らないようにして、本来の自分の姿をさらけ出すことが出来ず、家ではお母さんの言動に沿うようにする余りに、ストレスが溜まっているようですね。でも、期待を裏切らないようにすることは、それが誰からの期待であっても、決して悪いことではありません。問題はそれがストレスになることです。なぜ期待を裏切らないようにすることがストレスになるのかと言えば、完璧な人間なんてこの世にはいないのに、あなた自身、完璧な人間を求めようとしているからです。この世は無常なる世界です。無常なる世界とは、常に思い通りには動いてくれない世界です。期待されていても、失敗することだってあります。しかしその失敗が、あなたの人間としての深みを出してくれるものだと思います。人工知能を搭載したロボットに、失敗はほとんどないかもしれません。パソコンで作成した文書は活字が綺麗で、手書きのものよりも読みやすいかもしれません。でも、そのようなロボットや、パソコンで作成された文書には、血が通う「いのち」を感じることが出来ません。それに対して、血が通う「いのち」を持つ私たちは、失敗するように出来ているのです。そしてその失敗にこそ、人としての深みがあるのです。臆病にならずに、前に進んでみましょう。
以上が私からの回答です。ご参考になさってみてください。
無理をしないで なまけない
書家の相田みつをさんの詩に
むりをしないで なまけない
わたしは弱い人間だから
という詩があります。
あなたも仕事では、自分を自分の実力以上に見せようと背伸びせず、また「お母さんが帰ってきてからでいいや」などというナマケ心を持たず、母親のいる/いないにかかわらず、やるべきことはやるようにしましょう。