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今を乗り切るにはどうしたらいいでしょうか

回答数回答 2
有り難し有り難し 44

何度もお世話になってしまい恐縮ですが、どうかよろしくお願い致します。

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この先のために今を耐える方法として、何が一番いいのでしょうか?

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 地元を脱出する予定ではあるのですが、まだ住む土地も部屋も決まっていない、なので脱出できる日も未定の状態です。
 車がないと出かけられない土地にいるのですが、過去の虐待の件があるせいで、オヤの顔を見るどころか、声が聞こえただけで勝手にフラッシュバックが始まる状態です。
 車を借りられない日は出かけられず、外に出たくても嫌がらせやいじめに遭っていた記憶が勝手に蘇ってしまうので、外を散歩するのが難しいんですが、自宅にいるだけでフラッシュバックを起こしてしまっています。
 その上、ハハは自分よりも私が幸せになるのが気に入らない様子で、具合が悪いと言ってもまだ余計な口出しをして来るので、もう耐えられそうにありません。
 いつか事件を起こしそうで、怖くて不安です。

 上記の理由があるため、主治医の先生が「公的扶助を使ってでも、地元を離れないと治らない」と言ってくれたのだと思いますが、それまでを乗り切るための方法を、お教えいただけないでしょうか。
 今は毎日、朝から疲れ切って具合が悪く、ネット・ストレッチ・テレビを観る・音楽を聴くのがやっとの状態です。
 どうかよろしくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

虐待・いじめに打ち克つには屈服しないこと。

私が身を投じた修行道場はぶっちゃけ、いじめの巣窟で聖なる世界でも何でもありませんでした。(チョー残念)
私のような生意気野郎は格好の標的。こんなにまじめ素直でチョーイイ人なのに。(自分で言うな)
私はいじめがチョー嫌いでしたので、後輩いじめをしていた先輩僧をある時フルボッコにしてしまいました。(古参を殴っちゃ駄目)
殴って解決したかと言えば、何の解決にもなりません。ゴメンナサイ(タンゲのザンゲ)
私自身同じことした訳ですから。(アンパーンチ)
いじめや虐待をする人間、暴力で物事を解決しようとする人は病んでいると思います。(←お前もな)
解決方法がボーリョクなのですから平和的解決というものを知らんわけです。
暴力で人の心は征服できません。連日ミサイル打ち上げている北朝鮮なんか誰が心底尊敬できるものでしょーか。国内で北側クリステルをはじめとする将軍様の側近たちが拍手喝采で持ち上げているのはみんな殺されるのが嫌だからです。
個人でも家庭でも同じです。いじめや虐待をする時点でその人は人間性が病んでいます。
いじめ人間、虐待親はサポート、助けを必要としている状況にある人なのです。
虐待するというご両親も、じいちゃんばあちゃん、三代前ぐらいから虐待的な事を受けていたのでしょう。
当時は虐待なんて言葉すらありませんでしたから。
そういう負の連鎖は、この平成の世においてあなたが断ち切るしかないです。
その為にはそれは憐れみと、精神的に距離を持つことです。
憐れみとは上記のとおりです。相手が現在そうなっている経緯を慮ることです。かわいそうなのですよ、本当は親御さんも。
距離を持つとは、いくら家族であるとはいえ、それぞれ生命体的に別存在であると知り、不完全な親でもそれはそれとして尊厳を認めてあげるのです。
高い理想持てば持つほどつらい。それは誰とて同じこと。
自分の親であっても、自分「の」を強めないこと。親といっても、あなたが生まれる前にそれぞれの畑で生きてきたそれぞれ独立・個人です。精神的に独立・分離・距離を置くようにするのです。
何より、イジメてくる人間には、こちらがいじめられっぱなしにならないという決意が大切です。
どんな理由があれいじめ、虐待は罪ですからそこに屈しないことです。
親であってもあなたをいじめていい理由などないのですから。

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有り難し
おきもち

本当にお辛い状況ですね…

 今を乗り切る一番良い方法は…あなたは答えをお持ちなんですよね…主治医さんもアドバイス下さっています。
 ただ、それを実現することがとても難しいようです。お母様や周囲の環境も含めて「八方ふさがり」のような状況でいらっしゃいます。
 ならば、今を乗り切るには「今をやり過ごす」しかないように思います。
 今を否定しない…今を、今の自分を肯定出来なくとも、否定しないことです。結論出さないことです。今と適当に合わせていくこと、付き合っていくことがとても大切だと思います。
 このままじゃダメ、今はイヤ…と言うお気持ちと別れる、離れることが大事ですよね。
 「まは さてあらん」…親鸞聖人が御自身を振り返られてのお言葉です。『まあ、そんなもんだろう』といった意味合いです。「まあ、人間(私)なんてこんなものだろう」という正直なお気持ちが込められています。
 私はこのお言葉が大好きです。親鸞聖人も私と同じ人間であった。そしてもちろん、あなたも聖人と同じ人間です。
 「まは さてあらん」…人間だから皆そうなんですよ。思い詰めず、結論出さず、まあほどほどで…生きていきましょうよ。
 私もそのように生きています…ホント、エラそうにあなたに『回答』なんて出来る立場じゃないんですよ。お恥ずかしい限りです…でも生きてます…。 

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

丹下覚元様
小林覚城様

お答えを下さって、本当にありがとうございます。
今日はちょっと出かけてしまってまして(受診でした)、お礼を申し上げるのが遅くなってしまい、失礼いたしました。

「相手を憐れみ、精神的に距離を持つ」さっそく心がけるよう致します。
仰る通り、ここの土地柄?でしょうか「作業が優先、人は二の次」のような感じが強く、そのために心の健康を顧みたりは殆どしないんです(※その弊害への対処なのか、田舎の病院なのに珍しく精神科が開設されてます)。
とはいえ、出て行く方向でちょっとずつ動けてはおりますので、それまではお教え頂けた「まは さてあらん」のお言葉を大事にし、脱出まで今をやり過ごすよう致します。
いつか脱出が叶うまで、またお世話になるかも知れず恐縮ですが、頂けたお答えを忘れずにやってみます。
ありがとうございました。

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