車をぶつけて逃げてしまいました
こんにちは。
先日、ショッピングモールの駐車場で、運転席のドアを隣の車にぶつけてしまいました。(恐らく)
隣にぶつからないように開けたのですが、丁度強風が吹き、その勢いで隣の車にぶつけてしまったようです。
当たった音はなんとなく分かりましたが、自分がやったと思いたくなく。。。
隣の車を確認したところ、5mm程度の白い傷がついていました。
元々傷があったのか、私がやったのかは確認しておりません。
小さな傷、その時子どもがくずっていた、強風のせいにし、その場を立ち去ってしまいました。
でも、ダメだと思って、もう一度戻ったところ、ちょうど車のオーナーの方がいたので、言おうと思ったのですが、言えず。
結局、何事もなったように再度隣に止めて、ショッピングモールに行きました。
駐車場には防犯カメラもついていたので、バレたらどうしようと毎日不満で仕方がないです。
またあの時、言えなかった自分が情けないです。
他のことでバチが当たり、スッキリできないかと思っています。
どうしたらよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
ドアが思わぬ風で開き、隣の車に当たった。
そして、急に怖くなり、その場を立ち去ったものの、果たしてそれで良かったのかと・・。
同じ所へ戻る道中の心は、とても苦しく、そしてどうして素直に謝らなかったのか、なぜその場から逃げてしまったのか・・様々な思いが巡るり、一層苦しくなったとお察しします。
実は、私も全く同じ経験をしたのです。ここでお話しをすることで、私の信用は無くなるかもしれませんが、懺悔としてお話しします。
私はホームセンターでしたが、やはり突然の強風で隣の車にドアがあたり、少し傷がつきました。同じように、その場を立ち去りましたが、これではダメだと思い戻りましたが、すでに車はいませんでした。
ゆえに、「こころ」さんと同じで、相手に謝ることはできませんでした。
原因は何であれ、起きたことに対して、ちゃんと処理しなかった自分自身が許せいないのです。逃げた自分、素直にその場で対処しなかった自分。そして、それではいけないと現場に戻ろうとする自分。複雑な思いが交錯しています。
私もそうだったので偉そうなことは言えませんが、ただ、冷静に見つめ直すことは必要です。それは、風のせいでも、子供さんのせいでもなく、自分自身に反省すべきことがあるのではないか。この世には、偶然はありませんから、必然として起きたことには、何らかの意味がある。
難しく考えなくてもいいですが、その状況に至るまでの、自分自身の心はどうであったか。
最近の自分の行動や考え方はどうであったなど、これが反省であり、懺悔だと思います。
今回は私の反省も踏まえ、お話ししましたが、そういう弱くて卑怯な自分もいる・・ことも認めてあげてください。次からはちゃんと対処する自分になればいいのす。
悟りの前には苦しみあり悪業あり逃げない全てを乗り越える!
万人には必ず善と悪が存在します。
今回の貴女の行動は悪行になります。
しかし誰しもが一度は経験している悪行です。
仏教では悪はあって当たり前なんです。この世は必要悪であり常に悪が存在するこの世に生きる限りしかしその悪をほったらかしにする事は許される事ではありません。
ではどの様に考え対処すればいいのかそれは「懺悔」をもつて善の心を創るのです。
<懺悔>
お釈迦様のお教えの元、どんな罪業も懺悔文をお唱えし悔い改め心より善行を行うるならば消滅する事ができます。ご安心下い。
(懺悔文)
我昔所造諸悪業(がしゃくしょぞうしょあくごう)
皆由無始貪瞋痴(かいゆうむしとんじんち)
従身口意之所生(じゅうしんくいししょしょう)
一切我今皆懺悔(いっさいがこんかいさんげ)
(懺悔文の意味)
私が、過去に行ったあやまちは、全て始めもわからない深い貪り、怒り、愚かさ(三毒)によります。それは、身体の行い、口の行い、心の行い(三業)から生まれ起きたものです。全てを、私は今、仏様に照らされて悔い改めます。
釈迦の教えは、苦しみから解放され幸せになることです。その苦しみの原因は自己中心的な欲望です。己が今日までに造ったあらゆる罪の報いの恐ろしさを痛感し心から悔い改めることが大切です。
貪(とん)「貪り」
淫欲、財欲、食欲、名誉欲等
瞋(じん)「怒り」
自分を見失い怒りにまかせた状態
痴(ち)「愚かさ」
(貪、瞋、痴)の三毒
心が欲望におかされ道理のない状態は、己の身と口と心から生じたものである。
もちろん、懺悔したからといって全て帳消しになる訳ではない。益々煩悩の深さを知り、心から懺悔し、決して悪業の報いを忘れないことである。 その苦しみから離れるにはあらゆる善行に施すのです。その善行が心より己の喜びとなったとき、そこで初めて懺悔の功徳が現れてくるのではないでしょうか。
どうでしょうか気持ちが少しは楽に在られたでしょうか。これからの貴方の心の支えになれればと思います。決して忘れる事無く二度と同じ罪は犯さぬことです。
質問者からのお礼
お言葉、ありがとうございました。
誰にも相談ができず、毎日不安や後悔をしておりました。
車のオーナーさんには、本当に申し訳ないことをしたと思います。ごめんなさい。
次、原因は何であれ過ちを犯した時は、逃げずに対処をします。
最近の私は、相手の気持ちを考えていなかった気がします。
これからは、相手のことを考えて行動したいと思います。
気持ちが楽になってはいけませんが、これから私がすべきことが分かり、
ご相談をして良かったと思っております。
本当にありがとうございました。