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生き方

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有り難し有り難し 25

自分に自信がないのか・・・よくわからない(自分で、いいところもいっぱいあるのもわかっている気がするのに)のですが・・・
他人に過去にいわれた自分の言動(とがめられ責められた部分)を思い出しては、またとがめられ責められるのではないかと疑心暗鬼になり、のびのびできない自分がいます。
失敗をただして直せばいいという考え方もありますが、そうやってもどこか繕うようなばかりで、打たれ弱くもなり、どう生きるのが正解かよくわかりません。
跳ね返すだけの強さがあればそれでもいい気がしますが、そうすると自分の性格がきつくなるようで。
人からの批判に弱いのかもしれません、完璧にしたいのかもしれません。完璧な人なんていないし、完璧でない自分でも受け入れて仲良くしてくれる人はもちろんいます。でも、そうでなかった過去が怖いのです。万人と仲良くやるのは無理だとわかっているのに、怖いのです。
どうやって生きていけばいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の立ち位置

拝見しました。

どのように生きれば正解かなんてことは、誰にも分かりません。
他人の人生が成功のように見えて、自分が同じような道を歩めても、心の充実を得られるかどうかは人それぞれです。

人間関係はとても大切です。
だけど、それに心を囚われるがあまりに、自分の立ち位置が決まらないのです。

過去の言動(トラウマ)のために、どう生きれば傷つかないかを迷い続けるより、何かのために生きている自分の方が納得出来ないでしょうか。例えば、社会のため、仕事のため、家庭のため、子どものため、自分のため、夢のため…何でも良いのです。

もちろん社会の中で生きる以上、時には人間関係などの軋轢や葛藤は生じるでしょう。仏教でいう「苦」は、一切皆苦(人生は思い通りにならない)ということを意味します。人間は決して逃れられない四苦八苦の中で、あらゆる物の因果関係と共に変化し生かされています。

自分の立ち位置を決めて、先を見据える心を見失わなければ、苦境を乗り越える大きな力になると思います。

りりーさま
ご返信、ありがとうございます。
ご自分の歩幅でゆるりと進み、ひとつひとつ重い衣を脱ぎ捨てて下さい。

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有り難し
おきもち

初めまして。桑木茂光と申します。 大阪最北端に位置する能勢町にございます...
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どうして、から、どうすれば、へ

りりー様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

過去の失敗に少し萎縮されてしまわれているようですね・・

当たり前のことですが、人間誰にでも失敗は付き物です。

問題は、その失敗を前向きなことにするのか、後ろ向きなことにするのかで、大きく異なることになって参ります。

それは、例えば、失敗について、「どうして」と思うか、「どうすれば」と思うかの違いです。

前者の場合は、自分や他人や環境、運などのせいにして、失敗を失敗としては認めたくないというようなことで、自己嫌悪、怒り・憎しみ・嫉妬などで苦しんでしまうことになります。

後者の場合では、その失敗を反省し、その原因を分析し、では、二度と同じ過ちを繰り返さずに、更にその失敗を活かして、どのように前へと進めるべきであるのかと、前向きに考えることになります。

もしかすると、りりー様は、まだその失敗に「どうして」と、心のどこかで納得できていないこともあるのではないかと存じます。もちろん、納得できているかどうかに拘わらず、現実にその失敗でまだ苦しんでしまっている自分がいるのは事実でございます。

とにかく、今一度、「どうすれば」として、その失敗について、前向きに、これからの自分へと活かしていけるように調えて参りたいものでございます。

まあ、人間、やはり性格や環境、思想・信条なども異なる者同士、合う合わない、色々ございますし、もちろん、全てを完璧にできるような者もおりません。

お互いがお互いで不完全な者同士、弱い者同士であるからこそ、支え合いや助け合い、分かち合い、補い合いが大切となるのでございます。

頼り頼られのお互いのより良いバランス関係を保つことが、この世においてより良く幸せに過ごすために大事なことになります。少しこのことも意識されてみて下さいませ。

川口英俊 合掌

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おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

お坊様

ありがとうございます。お二人の温かくも力強いお言葉に、勇気をいただいた気がします。少し心がすっきりと、頭の中がまとまった気がします。
怖がらずに生きていきたい、そう思います。

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