信じてみようかと思っています。
初めて相談します。
私は今年の1月に兵庫県かり愛知県に転勤してきました。
転勤後、間もなく母親がアルツハイマーになってしまい、会社に兵庫県への転勤願いを出したところ、拒否されました。
兵庫県では、母親と私夫婦の3人で生活していまして、たま兵庫県に帰省したときに、母親のアルツハイマーが進行しているのが解るくらいになってきました。
現在は、兵庫県の別の会社へ縁故就職の話があり、今の勤務先を退職して、新しい会社に再就職しようかと悩んでいます。
一人暮らしをしている母親の事を気にしているときに、縁故就職等の話があり、神様から兵庫県に(兵庫県)に帰りなさいと言われている様な気がしてなりません。
どう思われますでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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身を任せてみては!
こんにちは、単身赴任さん。良いお話には違いありません。歳を重ねるほどに故郷の両親が気に掛かりますね。お母さんへの恩返しの時期が来たと思って、自分の感性を信じて身を任せては如何でしょうか。会社を変わるわけですからそれなりの苦労は覚悟の事と思います。自分の親が弱っていく姿は大変つらい事と思います、無理をなさらずお母様に寄り添ってあげてください。
仕事の代わりを頼めても、親への報恩感謝に代理はありません
拝見しました。
長く自坊を離れていた私も、同じような選択を迫られた時期がありました。
自分の気持ちは固まっていても、長らく勤めた職場での責任や引継ぎを考えると、なかなか思い切るタイミングを計れず、悶々とした時期もありましたね。
しかし、仕事の代わりを頼めても、親への報恩感謝に代理はありません。
「たはむれに 母を背負ひて そのあまり 軽きに泣きて 三歩あゆまず」という啄木の詩は、当時の私の心に強く響きました。
また、仏道修行には、六波羅蜜(ろくはらみつ)という六種の菩薩行があります。お彼岸になると、よく耳にする言葉ですが、ご存知でしょうか。「布施波羅蜜」「持戒波羅蜜」「忍辱波羅蜜」「精進波羅蜜」「禅定波羅蜜」「智慧波羅蜜」という六行の「布施波羅蜜」の中に、『無財の七施』というのがあって、その一つに挙げられるが「和顔施」(=和顔悦色施)です。慈しみに満ちた優しい微笑みで、あらゆる生き物に接することをいうことです。
「親によき物を與へんと思ひつ せめてする事なくば 一日に二、三度笑みて向へと也」(上野殿御消息)との宗祖のお言葉の通り、我が子の元気な笑顔を何時も身近でお見せ出来るほどの孝行はない訳ですね。
単身赴任中さま
はい、ご自分を信じて、お母さまを愛おしみ、善い道へと導かれますことを。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
自然な成り行きに身を任せてみようかと思いました。
仕事の代わりは幾らでも居ますが、子供の代わりは自分だけです。
自分の感性を信じてみようと思います。
大変良いアドバイスをありがとうございました。