大好きな母の新盆(初盆)です。
昨年10月に大好きな母が亡くなりもうすぐ初盆です。日が過ぎるのは早いなぁ、っと感じます。
しかし哀しみは癒えそうにはありません。
50代という若さで、父のせいで大変苦労をした母。
これから親孝行をしようと思っていたのに。
もうすぐ初盆を迎えるのですが何をしたらいいのかわかりません。
父はろくでもない人間なので何も知らないし頼れません。
真宗大谷派なんですが提灯など飾った方がよいのでしょうか?
白提灯は初盆には必ず飾らないといけないんでしょうか?
提灯のみ、でも大丈夫なんでしょうか?
それは又、どんな提灯がよいのでしょうか?
少し調べたら提灯も飾らないという方がみえましたが飾らなくても大丈夫なんですか?
その他母にしてあげられることはあるでしょうか?
お盆は8月13、14、15で間違いないでしょうか?
私は嫁いでいる身なので一日しか行けませんが最適な日はいつでしょうか?
何もわからず質問ばかりで申し訳ないです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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あなたのお心が何より大切です
拝読させて頂きました。お母様が仏様のお導きをお受けなさり、仏様のもとに生まれ変わり、そしてご成仏なさることを心よりお祈り申し上げます。南無阿弥陀仏。
あなたのお悲しみはもっともなことですよね。人はなかなか大切な方とのお別れの悲しみを受け入れることはできませんよね。ただ今のお別れはしばし一時的なことです。あなたは今大切なお母様を心よりお祈り申し上げ心を込めてご供養なさって頂きます様にお願いします。あなたの心は必ずお母様そして仏様へと通じて参ります。
いずれあなたの生命が全うされた折には必ずやお母様に再会なさいます。それまでのしばしの間お母様にはどうぞ生きる私たちをお見守り頂きます様にとお願いなさってくださいね。
お盆で大切なことはやはりその方を心を込めてご供養なさることです。それに勝ることはありません。
またお盆のお迎え方は菩提寺のご住職様に伺うことが何よりと思います。また地域的にもご用意なさるものも違いますのでお寺様にご確認頂くことかと思います。
繰り返しですが大切なことはあなたのご供養なさるお心です。どうぞその思いを大切になさってくださいね。
提灯は「義務」ではありません
大谷派ではなく本願寺派の僧侶で恐縮ですが。
浄土真宗の教えと提灯は直接関係はありませんので、提灯は飾らないといけないもの、という義務はありません。飾るのでしたら「お盆には絶対必要なもの」ではなく「有っても無くても構わないお仏壇飾りのひとつ」としてお飾り下さい。提灯の形式も特に指定は無いと思います。また、「初盆用に法名の入った白提灯を用意して、初盆が終わったらお寺に持って行って供養してもらいましょう」みたいな決まりもありません。
お盆の日程は、全国一律ではなく地域ごとに差があったりします。ご自身の住んでいる地域のやり方にあわせる形で結構です。
ただ、お盆の頃は僧侶もお盆参りで忙しくなります。菩提寺さんもお盆の日程を考えている頃でしょうから、初盆参りに来ていただけるのかどうか、来て頂けるのなら何日くらいになるのかをお尋ねになってみてはいかがでしょうか。
その際、合わせて菩提寺の御住職に「大好きだった母のためにも、大谷派のやり方できちんとした初盆をお迎えしたい。お作法などでわからないことを教えて欲しい」とお伝え下さい。御住職も喜ばれるのではないかと思います。
浄土真宗では、仏の教えを聴聞する(阿弥陀如来の慈悲の心をいただく)ことが一番の供養になると思います。お母様を偲びつつ、お盆をご縁に仏の教えに触れていただければ、と思います。