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心の古傷が痛い。

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有り難し有り難し 59

 おはようございます。ロータス小隊長と申します。
 心理状態の制御(?)についての質問です。
                      *
 私は、幼少の頃より、「虐待だったのかしら?」と思われる行為を親族等から受けて参りました。
 例:・好きな物を否定される
    (「バカか」などとひと言で終わるのではなく、噛んで含めるように)
   ・暴力(言葉のものも)を振るわれる、見せられる
   ・知人による性的嫌がらせを訴えても放置、扇動される         etc...
                      *
 主に、養両親と義兄(別居)によるものです。
 今は養両親は亡くなり、義兄とも縁が切れつつあるのですが、
 最近、頻繁に思い出されては苦しくなり、それを誰かに話しても、
 「過去のことだろう。もう忘れて、前を向いて生きていきなさい」
 と言われてしまい、でも、誰かに聞いてもらいたくて…
                      * 
 こんなときはどうすればいいのでしょうか。
 どうか、先生方のお知恵をお貸しいただきたく存じます。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親が理想的な人格者でなかった場合

毒親という可愛いレベルではない場合は親を憐れむことです。
3世代前、4世代前から虐待の負の連鎖が続いている家庭は多くあると思います。
その負の連鎖を断ち切るためには、自分が完全に「家」から独立、自立することが望ましいです。
家に縛られてしまうのも自分の意識に縛られている姿と言えましょう。
ですが、そこを自覚するのは難しい。
ならば空間的にも精神的にも一時的でもいいので完全に親を意識しなくてよい環境に身を置く。
そうする中で、自分と親のネガティブな黒い網のようなトラワレを外していくのです。
血のつながりがあっても無くても、自分の呼吸は天地であなた一人だけの独立したものです。
生命体も体の内臓から骨肉皮髪の毛一本一本に至るまであなたの身体はあなたの独自のものです。
さらに進んで、自己を深く見つめていけば、自己は天地にただ一人の存在でありながら、誰にも何ものにも属さず、名称すらなく自分という意識すら持たない状態がある。
人間が自分に自分だ「私だ」という思いすらもたない本来の様子がある。
そこを感じると、ああ人間は本来誰にも所属していない。本当に自由なんだということを確信する。
否定的な言葉なんてどこにでも溢れているものです。
ただし、それをくみ取ってしまうからいけないのです。
言葉だって拾い上げられられなければ誰のものでもない。
ネットに転がっている画像や言葉だって、誰のものでもない。
勝手に拾い上げて勝手に相手にして、勝手に縛られて勝手に騒ぎを起こすのが自分を知らない人間のすることなのです。
山奥に貼ってあるポスターに誰がクレームを言うでしょう。
もうあなたが言われたあしき言葉は誰のものでもない。
だからもう拾い上げなくていいのです。あなたが拾い上げなければ、あなたの心は汚されないからです。家の中に異臭を放つ生ごみを永く置いておかない方がいいでしょう。過去の言葉も同じです。
来週のごみの日を期限に一緒に捨ててください。

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おきもち

心のケアを学んでみよう

ロータス小隊長さん、はじめまして。

過去の記憶が蘇ってしまう。おつらいでしょう。
今を生きるために、過去に無理やり蓋をして納得したり、傷ついたことを否定する必要ありません。
しかし、過去の自分と今の自分は違うということを実感し、少しずつ悲しみを手放していく作業は必要だと思います。

ひとりで抱え込まず、身近な所で相談にのってくれる信頼できる人を探しましょう。近くに坐禅会やイベントを開いているお寺があるなら、ぜひ足を運んでみて下さい。

また、それと並行して、本を読んだり、専門家の話を聴いて自分自身での心のケアの仕方も学んでいくと良いかと思います。

ひとりでいるときにどうしようも無くなってしまったときのために、つらい思いを手放す方法をひとつご紹介します。

まず、自分の身に起こったつらいことやそのときの気持ち、その理由などを紙に書き出してみます。制限はありません。思いつくままにどんどん書いていきましょう。途中で涙が出てくるかもしれませんが、我慢する必要はありません。思い切り泣いて下さい。
気がすむまで書き出し、徐々に気持ちが落ち着いてきたら、自分の身体と心の状態を観察します。
そして「つらかったね、もう大丈夫だよ」と傷ついている自分に優しく声をかけてあげて下さい。
身体が震えるようでしたらご自身を抱きしめても良いですし、どこか苦しい所があれば手でさすってあげましょう。
過去のあなたを現在のあなたが慰めてあげるのです。
自分の弱さを否定したり、無理やり励ましてはいけません。ただひたすら、つらい気持ちに寄り添い、それを感じることを自分にゆるしてあげるのです。
自分で「そろそろ大丈夫そうだな」とか「もういいや、他のことしよう」と思ったら、終わりの合図です。書き出した紙は破って、廃棄します。文字通りさよならするのです。
その後は、お水やノンカフェインのお茶で水分補給をして、リラックスできる音楽を聴いたり好きな場所に散歩したり、気分が晴れるようなことをしましょう!

よろしければ、気が向いたときにお試し下さい。何度かやると気分が楽になりますよ!

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おきもち

しっかりと聴いて受け止めて頂く方とのご縁

拝読させて頂きました。あなたのご成長の過程で様々なことを抱えていらっしゃるご様子ですね。やはり人間自分独りで抱えられないことはたくさんあります。育つ過程は違いがありますから障害となる様な影響を受けてしまうとあとあと自分で抱え込んでしまうと処理できなくなって苦しい思いをします。
それが生きる上で障害となることはままあります。
できればあなたの思いをしっかりと聴いて受け止めて頂ける方がいらっしゃることが必要ですね。友人でも先輩でも信頼できる良識ある方にお話し聴いて頂く関係を作って頂きたいと思います。菩提寺のご住職様はいかがでしょうか?
あなたがこれから人生を歩んで頂く為に大切なご縁に恵まれてお健やかにご成長なさって頂きます様にと心よりお祈り申し上げます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます!
そうですね。一度、勇気を出して、菩提寺のお坊さんに打ち明けてみようと思います。
(ほんとうに)色々話せそうな方なので(笑)

妙香 先生
ありがとうございます!
はい、もうちょっと、身近な小さな幸せ(?)に目を向けてみたいと思います。
専門家ですか…その発想はしたことがありませんでした!
何分、養母が「家のことを外に言うのは恥ずかしいこと」とかいって私を囲ってたので(爆)

丹下 覚元 先生
ありがとうございます!
親を意識しなくていい環境…あっ。
仏様に祈っている時です!!
このときだけは、
嫌なことを忘れられるんです。(思い出してもなぜか苦しくない)
真っ赤な炎に照らされたご本尊を見つめながら皆さんと一緒にお経をあげていると、すごく元気が出ます!
仏教徒でよかった、って思える瞬間です(笑)

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