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抑えていた感情が爆発した回答受付中

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有り難し有り難し 7

今までずっと我慢してきました。常に他人に迷惑がかかるんじゃないかと思って、ろくに人に頼ることもできません。友達に相談したいのに、できません。自分のキャラに合わない。心配なんてさせたくない。親になんて相談したくありません。自分のこと理解しようとしてないんだなって思って余計へこむ。けど、最近相談して甘えたい欲求がでてきました。でも、当然甘えなんて許されない。浪人という分際だし。みんなは自立しろという。そもそも誰かに相談して解決するようなもんでもないし。
大好きな友達はいるが、折角友達と一緒にいても、「どうせ数時間後には自分は孤独だ」と思って楽しめません。そもそも、何か楽しいことがあっても、「どうせ終わる時がくる」と思って楽しめません。気を紛らわすなんて無理です。
それと、私は同性愛者ですが、そのことも自分を苦しめる要因の一つです。自分がメジャリティーだったならば、無意味なことで傷心せずによかったのになぁとどれほど自分を恨んだことか。
今まで見て見ぬふりをしていた感情、欲求不満が爆発しました。それらを解決するにはどうすればよいだしょうか?
拙い文章で申し訳ございません

2025年6月14日 20:59

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そこからスタートして良いと思います。

「我慢して、我慢して、見ないふりをしてきた。」
それでも言葉にしようとされた。──それが、あなたのスタートです。

「甘えたい」という気持ちは、心の崩壊ではなく、回復の始まりです。
今までは「人に頼らないことが自立」だと信じてこられたのでしょう。でも50年以上生きてきた私が見つけたことは、「自分をさらけ出しても、誰かとの関係が壊れなかった」──そんな経験の積み重ねが、人の自信になっていくということです。

 そして、それは「甘える・甘えない」の二択ではありません。押したり、引いたり。言いたくなったり、黙りたくなったり。主張してみたり、やっぱり受けとめてみたり。その揺れ動く幅を持てるのが、大人ということかもしれません。

だから、素直になったあなたが「甘えたい」と思った時、もしできるなら「少しだけ伝えてみる」。相手にすぐ言えないなら、こうして言葉にしてみる。そのどれもが、甘え方の、信頼関係の練習なのです。

 また、「どうせ終わる」と思ってしまう気持ちも、あなたが何かを本気で好きになった証です。楽しい時間ほど、「終わる」が怖くなる。それだけ、大切にしてるんですよね。

 同性愛のことも、「自分を恨んだことがある」と書かれていましたね。たしかに、世の中の多数派に合わせた方が、楽な場面はあるかもしれません。でもそれは、あなたがダメだからじゃない。社会が、まだ多様性を受けとめきれていないだけです。誰かと違うことは、「傷つく要因」ではなく、「自分らしい生き方の入口」かもしれませんよ。

 今のあなたの文章は、決して拙くありません。むしろ、そのまま心の地層が見えるようで、とてもまっすぐでした。素直で、勇気ある行動と思います。今はまだ「爆発」と感じられるかもしれませんが、それは、これまで積み上げてきた心の重みを、ちゃんと生きてきた証です。

 焦らなくて大丈夫。ひとつずつ、頼る練習、甘える練習をしていけばいい。その歩みが、あなたをもっと自由に、もっと深く、誰かとつなげてくれます。

 どうか、この先のあなたに期待していてください。ここからが、ほんとうのスタートです。

2025年6月15日 0:59
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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

あなたの一歩が新しいつながりを生むのです

この度は、ハスノハに勇気を出して、これまで誰にも打ち明けられなかった心の叫びを届けてくれて、有り難う。自身の感情や悩みを抑え込み、誰にも頼れずに一人で抱え込んできたのですね。 本当によくここまで頑張ってきました。 まず、その自身の頑張りを、しっかりほめてあげてください。
そして、今回、そのあふれ出る思いを、こうして言葉にして相談しようと一歩を踏み出したこと。 それはムーさんにとって、そして私たちにとっても、非常に大きなそして大切な一歩です。 「抑えていた感情が爆発したことは大正解」とまでは言えないかもしれませんが、そのエネルギーが、こうして新しいつながりを求める行動へと発展したことは、とても素晴らしいことです。

「自分だけが孤独だ」と感じているようですが、実は、人間はもともと独りでは生きていけない動物です。誰かの助けを借りながら生きていく動物です。だから、私たち人間は無意識のうちに、出会いやつながり、温かい関わりを求め、その中で支え合いながらなんとか生きてきたのです。ですから、ムーさんが「相談したい」「甘えたい」と感じるその欲求は、人間としてごく自然で、とても大切な心の声だと、私は受けとめました。

確かに、相談したからといって、全ての問題が一瞬で解決することはあり得ません。しかし、誰かに話を聞いてもらうだけで心が少し軽くなったり、絡まっていた気持ちが整理されたり、あるいは自分一人では気づかなかった新しい視点が見えてきたりするものです。だから、もう、我慢する必要はないと、私はお伝えしたいです。 もちろん、法に触れるような迷惑はお勧めしませんが、私たちは皆、お互いに様々な形で迷惑をかけたり、逆に助けられたりしながら生きています。 それが「おたがいさま」ということだと思っています。

 ムーさんは、このハスノハを「相談する練習場所」として、活用することが出来ます。もし「文字だけでは伝わりにくいな」「もっと直接話を聞いてほしいな」と感じたら、ハスノハにはオンライン相談もあります。 そこには、ムーさんのような若い世代の、本当に重たい悩みにも真摯に向き合えるお坊さんがいます。もう諦める必要はありません。精一杯生きていきたいと願うあなたを、ハスノハ一同応援しています。あなたの次回の相談をいつでもお待ちしています。

2025年6月15日 8:27
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有り難し
おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

あなたの思いをおっしゃって下さいね

拝読させて頂きました。
あなたが今まで抑えていた様々な感情があふれ出してきているのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれど、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
今までずっとあなたの中で抑えてきたことが沢山あるのでしょうね、それが今どっとあふれ出してきているのかと思います。
その思いをここでもどうかおっしゃって下さい。なかなか人には言えないことも思いつくままに可能な範囲でおっしゃって下さいね。あなたは決して独りきりではありません。ここでも既に私達ともご縁を結んでおられます。
今あなたの心の中にあることを思いつくまま一つ一つおっしゃっていき、あなたの心の中から出していきましょう。そして信頼できる方々に受け止めてもらい、そして色々なご意見を伺ってもいいと思います。
様々な方に受け止めて頂きながらいろんなことを伺いあなた自身の心も広がっていくでしょうし、新たな気づきもあると思います。
あなたがこれからも多くの方々にあなたの思いをお話しなさり、受け止められ分かち合い安心して毎日を生きることできます様に切に祈っています。そしてあなたを心より応援させ頂きます。

2025年6月15日 8:23
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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

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