『優しい人』とは
2回目の投稿です、よろしくお願い致します。
わたしは、イライラを抑えたり、他人の幸せを素直に喜んだり、柔らかい言葉で他人と接したりすることが苦手です。
思わず妬んでしまったり、トゲのある言葉を発してしまうことがよくあります。
そんな自分をどうにか変えたいのですが、『優しい人』というのはどのような人なのか…それが分からず、何も出来ずにいます。
『優しい人』とはどのような人で、どうすれば優しくなれるのでしょうか。
助言等頂けると幸いです。
会社員です。 両親と妹がおり、現在は一人暮らしをしています。本来明るい性格なのですが、小さい頃にイジメを受けたことがきっかけで人と目を合わせることが怖くなり、人目を気にしすぎてしまいます。
誰にも迷惑をかけずに生きたい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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優しくできないからこそ優しくありたいと願う
ご相談拝見しました。
『優しい人』とはどういう人のことを言うのでしょう。難しいですね。でもそうありたいと思いますよね。
どんな人でも、きっと優しいと言われる人でも、人間であれば
イライラしたり、思わず妬んだりはすると思います。感情とはそういうものです。
でもそれを外に表現するか、グッとこらえることができるかの違いに一般的に言われる『優しい人』かそうでないかの違いがあるのかもしれません。
一方、仏教で言われる優しさとは『慈悲』です。しかし仏は完全なる慈悲の心、大慈悲心で私たちにはたらきかけてくださいますが、私たちのもつ慈悲の心はどこまでいっても『聖道の慈悲』の心です。
自分の力で何とかなると思い、我が分別でもって接するため不完全です。相手のことのみを考えることができず、限界があり、思うように優しくできません。
この事実を知ることが優しさへの第一歩かもしれません。
私は本当には優しくなどできないのだと知ること
そこに、それでも優しくありたいとするまなざしが、不完全なもの同士支え合って生きたいという「共に」という心持ちが生まれるのかもしれません。
質問者からのお礼
回答をありがとうございました。
怒りをグッと堪えることができる人は優しくみえる、なるほどと納得しました。自分ができる限りの優しさの範囲で、友人とも接してみようと思います。