家族か自分か
32歳独身女性で独り暮らしをしています。
実家の事で悩んでいます。
母は私の幼い頃に子育てで鬱になり
統合失調症、長い期間の薬の治療により副作用で軽度の不随状態です。
父は定年退職後、再雇用で働き、母の面倒をみています。
母は入退院を繰り返し通院中です。
日常生活は人の手は借りずに出来ますが、通院以外の外出は出来ず社会との関わりはほとんどありません。
食事の買い出しや家事は父が半月程度の勤務の合間にやりくりしています。
食事は買い置きや宅配等で用意がなければ母は自分で出来ない状態です。
兄は独立し、私は昨年家を出ました。
実家にいる時は仕事をしながら父と分担して母をみていました。
私は母の看病や家庭の環境で
この歳まで恋人等を作る余裕もなくいつも家族中心の生活でした。
母の看病の不満から父と意見の衝突が何度かあり、
実家の近くにアパートを借りて母の入院や緊急時の手伝い等で様子を見に行く程度でしたが実家に帰るようにしていました。
ところが、父が心筋梗塞で運ばれ、
母は家の中での生活のみの為、この先どのようにしていけばよいか身の振り方で悩んでいます。
父は救急車も苦しみの中、自分で呼ぶ状態で母は何も出来ませんでした。
2人だけでは何かあった時にと不安な気持ちがあります。
実家に戻り、婚期や自分のない生活に戻るか
、父の退院後も今のまま生活を続けて様子をみるか。
介護のような生活から
独り暮らしを初めて恋愛や仕事も自分の人生をやっと進めて行けると思えた矢先の出来事で悩んでいます。
助言をお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お父様との折り合いと、それを後々に引きずらない決意
拝見しました。
ご自分の将来やお父様の病状、今後の介護のことなど、心配になるお気持ちは当然のことと存じます。お父様のその後の経過が分かりませんが、退院後にお仕事に復帰出来るまでに回復が見込めるのであれば、近くにお住まいということですし、現状のまましばらく様子を見られては如何でしょうか。
緊急性のある状況でしたら仕方ありませんが、貴方がお父様と同じ屋根の下で介護中心の生活に戻るためには、お父様との折り合いと、それを後々に引きずらない決意が必要です。看て差し上げたくても、ご自分の心に余裕がなく汲々とした状態では、却ってマイナスに作用してしまうことも考えられます。お兄様も含めて、ご家族とよく話し合いを重ねられることです。
介護保険サービスは利用していらっしゃいますか。軽度の運動機能障害はあるものの、お家の中ではほぼ自立していらっしゃるので、要介護度は低いかもしれませんが、ケアマネージャーさんに相談しながら訪問介護やデイサービス、ショートステイなどのサービスを利用されるのが良かろうと思います。
お父様は定年後に再雇用で勤めていらっしゃるということですので、60歳代後半~70歳くらいでしょうか。まだまだ、気力も充実しておられ身体的にも動ける年齢でしょうが、心筋梗塞であれば現状の介護負担を少しでも軽減しストレスを抑えることが必須ですね。
大切なことは、現状を点としてとらえるのではなく、この先の長い介護を念頭に置いて、あらゆる社会資源を活用して福祉に携わる人間を巻き込みながらご家族の負担を分散させることです。
長男さんにも何かしら役割(休みの日には、定期的に様子を見に来るとか)を持ってもらい、介護との関わりを意識しておいて頂くことも大切です。
お一人で抱え込んで先へ先へと進んでしまわないで、多方面からのアドバイスを参考にしながら、今後の方向性を見出して頂きたいと思います。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
おっしゃるとおり
父との折り合いが良くない状態で、
長い期間の介護を考えると、慌てず慎重に考える必要があると思いました。
社会の資源も巻き込み、
各々が幸せな人生を歩める選択をしたいとおもいます。