拝見致しました。
大丈夫ですよ。一般家庭の在家の方が目指すには幾つかのハードルがありますが、私の周囲にも何人も在家出身者の立派なお坊さんがいらっしゃいます。教師となって共に仏道精進に励めば、出自などは関係ありません。お会いするたびに、何時も刺激を受けています。

先ず、師僧（日蓮宗の僧侶で）の下で、行学二道（学問と修業）の仏道修行を積みます。能家の場合、現住職（師父など）が師僧になる事が多いですが、在家の方の場合にはお師匠様を自力で探さねばなりません。とは申しましても、情熱だけ抱えて飛び込みで受け入れて下さるケースは少なかろうと思いますので、貴方のお家の菩提寺が日蓮宗であればそのお寺か、ご近所の日蓮宗寺院に問い合わせてみられては如何でしょう。

師僧の下で一定の修業（期間はお師匠さんによってまちまちです）積んだ後、出家して得度届が認諾されると、千葉県天津小湊にあります清澄寺（日蓮聖人が出家、立教開宗されたお寺）にて、得度を日蓮宗に認めていただいた証明として宗務総長より度牒の交付を受けます。
これで一人前の教師（僧侶）となる前段階の、沙弥（しゃみ）というお坊さんになったことになります。

その後も僧道修行を続けながら、入場考査を経て、教師及び教師補となるために必要な行学の修練を行う日蓮宗信行道場の入行を許されます。こちらは、山梨県南巨摩郡身延町にあります日蓮宗の総本山身延山久遠寺で、35日間の結界修行です。
この信行道場を終了すると、僧階が授与されて日蓮宗僧侶として認められたことになります。

漸くスタートラインに立って、これから長い長い道のりを、祖願達成のために精進して参るのです。お互いに頑張りましょう！

仏道は遥かなり…合掌

桑木茂光

蓮華寺

初めまして。桑木茂光と申します。 大阪最北端に位置する能勢町にございます...

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