こどもの意見をなるべくきくこと
年少の男の子を育てています。
本人が~したい、と言ったことは危なくてやってはいけないことや、時間がない時以外は聞いてあげようとしています。
ただ、親からしたらやらなくていい、やったらめんどくさいとかが多々あるわけで、イライラしますが、こちらのそういった理由でこっちの意見に合わせるのはよくないと思うのです。
たとえば、ズボンは汚れてないから着替えなくてもいいのに、着替えるというからそうさせる。晴れてるけど、靴じゃなくて長靴を履いて行きたいと言うから、幼稚園にそれで行かせたなど。
この草をとって持ち帰って玄関に置ておきたいというから、それをオッケーする。
おままごとに、塩コショウを入れたいからというから、少しお皿に入れて渡した。
あげればキリがないですが、子供のやりたいはだいたいやらせられるものです。
でも、旦那に話したら、テキトーにめんどくさいなってこっちが思ったらダメと言ってやらせなきゃいいと言うので、それでいいのかな?と疑問に思ったのです。
こどもの話はよく聞いてあげて、やりたいことは極力やらせてあげた方がいいと私は思うので考えがズレています。
ただ、こどもの言いなり?になっていたらわがままになりそうで…私はダメと言わなすぎで甘やかしていることになりますか?
こどもが何か言う前に手をださないようにしています。
こどもから何か言われない限り口も出さないようにもしていす。
育児って本当に何が正しくて間違いかわからなくて、よく考えていると疲れます。
正解はないとは言いますが、毎日のこどもとの接し方どれかを選択してるわけですから、いい方法でやりたいのです。
しっかりこどもに向き合いたいと頑張っているのですが、真面目に考えすぎてからまわりしているようにも感じます。 でもテキトーにもできず。
なるべくこどもに出来る限り色々ダメと禁止せず、また、やりなさいとか支持しないで育児したいけど難しく、モヤモヤ悩みながらです。
わがままではなく、でもちゃんと自分の意志で言うところは言えて、やっていけるこどもになってほしい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
色んな答えの交差点に立ち会わせてあげる
分かります!すっっっごく分かります!!
ウチの子もご飯を食べながらちょっと手やテーブルが汚れただけでいちいち、いちいちキレイキレイしたがったり、お片付けをするのに一品一品これはジュウオウジャー、これはウルトラマン、これは新幹線という感じで親に紹介しながら片付けないと気が済まないみたいそうです。。。本当にやらせられることだけど(だからこそ?)イライラしちゃうんですよねぇ(苦笑)
私はお坊さんという立場上、自分の言葉に信念を持つよう努力しますし、自分を着飾らせることもありますがお坊さんも1人の人間ですから、やっぱり悩むものは悩んでいますし分からないことは分からないのです。回答僧であると同時に読者でもありますから内心、幼稚園の先生や学校の先生のご回答を楽しみにしていたりもします(笑)
そしてこうやって色んなお坊さんの回答を拝見しながら常々思うのです。親は子育ての要ではあるけど、親が全てでは無いんだよなぁって。だから子をいろいろな場に行かせてやり、いろいろな人に合わせ、色んな価値観に触れてほしいと思っています。
これが正解!と言えるものは世の中にほとんどありません。全く無いと言っても良いかもしれません…何事にも一長一短がありますから。幼稚園や学校という枠から出た大人の世界ほどそうです。働きに出れば部長と社長と取引先がみんな違うことを言って困ることもあるでしょう。全く文化の違う所に行って、今までのノウハウが何一つとして通用しないこともあるでしょう。そんな中でも強か(したたか)に生き抜く人であって欲しいから、親以外の人からも学べる子であって欲しいのです。我以外、皆我が師として生きて欲しいです。親だって人生を間違いますしね。
私が小学高学年だったとき、学校で窓を割って職員室に自首しました。めっちゃ怒られましたけど、自首したことは褒めてもらえました。その数日後、今度は家で窓を割りました。父に自首しました。めっちゃ怒られただけでした。で、私は父に言いました。「学校の先生は正直に言ったことは褒めてくれたけど、なんでお父さんは褒めてくれないの?」すると父は少しの間黙り込んでからこう言いました。「そうか…先生はそう言ったのか…お父さんにもね、大慈をどう育てればいいか悩むこともあるし、間違えることもあるんだよ。ごめんね。」と。いつか私もそう言えればいいな。
ものさし
親として、子どもさんを思いやる気持ち、文面からすごく伝わります。
だけど、これから先、ムーミンさんのような大人にいつまでも囲まれて生きていくわけじゃないですよね。
ムーミンさんが子どもさんを思う気持ちは十分伝わっています。
ただ、正解はひとつじゃない。
まず自分を守ることについてはお母さんのほうが得意分野の気がします。
自分と社会とつながる部分についてはお父さんのスタンスのほうが、いろいろな引き出しを持てそうな気がします。
ご主人のアプローチも正解、ムーミン様のアプローチも正解。
私はそう思います。
その場その場の判断だけでなく、判断したものの経過をともにたどる経験もあると、生きる幅は広くなると思います。
玄関に草を置いていいかどうかだけでなく、置いた草が枯れたときの扱い方も一緒に見守り伝える。
子どもがやりたいことを聞いてあげることも大事ですが、周囲はなぜ、それをしないのかを把握しないと自分本位な欲だけ育てることになる恐れがあります。
今日も明日も明後日も、どうしてもやりたい事。
思い入れは強くなく、別にどっちでもいいけどやっていいよ。
その、度合いを聞きながら
自分の世界と、自分たちの世界のバランスを考えることに私は気を使っています。
100点満点の子育てが目標になりがちですが、60点の合格点の子育てでも、十分育ちます。
100点と60点の幅が狭くなりすぎないようにすることも大事かと思います。
ご参考になれば。
あ、禁止の際はワンクッション入れるようにしています。
「これはダメ」という行為そのものの禁止でなく、
「ここまでやったら、お母さんは止める」という限度を伝えた上で、
子ども自身がコントロールできない場合に介入するスタンスです。
親が介入する前に自己判断で、我慢できたなら、偉かったねを褒める。
自分のことだけでなく、他のお友達の行動がエスカレートしそうな時に、
「その辺で止めといた方がいいと思うよ」ということが言えるなら、
子どもたちの集団も共に育ち合える関係になると思います。