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両親の供養について

回答数回答 2
有り難し有り難し 15

お世話になります。

①この9月に母を亡くしました。
父は既に亡くなっており 葬儀の際お世話になった曹洞宗のお寺様の納骨堂にあずかっていただいております。
今回母も亡くなったので 父と母を合碑墓に入れたく探しているのですが(現在のお寺様も合碑墓があり あずかってくださるとおっしゃっています)が 現在の私の住まいからは遠く 私が年齢を重ねた際に通えると思えず 自宅周辺で探していますが、うまい具合に予算と一致せず悩んでおります。
母は熱心に家でも読経したり 父の月命日にはお寺に通うほど仏教徒としての信仰が厚い人でしたので 今お世話になっているお寺様にそのままお世話になるのがいいとは思うのですが 悩んでおります。家の近くで探すのは私のわがままなのでしょうか?合碑墓を希望する理由は 私の代で墓終いになるからです。子供たちは主人の家の墓があります。こちらは都心の一等地に墓がありますので維持費も檀家としてのお金もかかるであろう あちらもこちらもは子供に負担になるとのことからそう考えております。

②「お線香の煙が仏様のごちそう」と聞きましたが 現在 私の夫は自宅で商売を行っており 部屋には在庫が多数おいてあります。
お線香のにおいが在庫についてしまうと困るもので お線香をたくのをためらっております。が 先日LEDのお線香なるものをネットで発見しました。これでも仏さまは喜んでいただけるのでしょうか?

母は亡くなった際 ほんの少しのお金を残しましたが 葬儀や母の住まいの撤去代 母の残した借金などでむしろマイナスかと思われます。
私も子育て中につき 無理な出費は不可能でどうしたものかと悩んでいます。
とはいえ私しか子供はおらず できることはしてあげたいと思います。
現在のお寺様は「私の好きなようにするのがご両親も喜ばれましょう」とおっしゃられるのです。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

結論を急がなくても

 曹洞宗の吉田俊英と申します。

 永代供養墓、合祀墓を検討され、悩む方は結構多いと思います。


母は熱心に家でも読経したり 父の月命日にはお寺に通うほど仏教徒としての信仰が厚い人でしたので 今お世話になっているお寺様にそのままお世話になるのがいい

という気持ちを尊重されれば、よろしいと思います。お寺の納骨堂といっても、「お墓が決まっていない方の御遺骨を仮安置する」納骨堂だと思います。あなたはまだ高齢と言うほどの年齢でもないので、御遺骨の御参りや年回供養を行う上での支障はないと思います。もうしばらくの間はお母さまの御遺骨も安置させていただき、合祀墓への埋葬を検討していかれればよろしいのではないでしょうか?
 合祀墓の場合、故人との御縁や故人の信仰を考慮してあげることも大事だと思います。しかし、その一方で「今後あなたやあなたのお子様たちが無理なくお参りできる場所である」という面も大事なのは確かです。あなたのお子様たちが今何歳かわかりせんが、あと10年か15年位すると社会人になると思います。お子様たちには父方の先祖をきちんと守っていただくと同時に、母方の先祖もお参りしてもらう。お子様たちが社会人になるころを待って、埋葬する場所を御家族で最終決定されてはいかがでしょうか。
 或る程度の期間、お母さまが通われていたお寺さんで年回供養していただき、「子供たちと相談した結果、今後のことを考えて、家の近くで永代供養したい。」と申し出されれば、あまり角は立たないと思います。

 お線香の取扱いについては、kousyo Kuuyo Azuma 師と概ね同意見です。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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大丈夫です、ご相談なさってください

拝読させて頂きました。お母様がお亡くなりなさりさぞお悲しみのことかとお察し申し上げます。お母様そしてお父様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
お父様お母様は必ず仏様のもとにお導きを受けて再開なさり、あなたがたご家族の皆様をこれからもお見守りなさってくださいます。
ご質問についてですが、確かにお世話なったお寺様にお世話になることが望ましいとは思います。合同墓にてお寺様でご供養頂くことも良いのではないかと思います。
またはご主人様がお守りなさるお墓に埋葬することもありかと思います。埋葬についてはお墓をお守りなさる方が良いと判断して皆さんが了解なされば可能かと思いますので。
又は今の菩提寺のご住職様から適切な近隣のお寺様の共同墓や永代供養塔等をご紹介頂いても良いと思います。
いずれにせよ選択肢は多数ありますから決してあわてずに皆さんとご相談なさって皆さんでご判断なさってくださいね。大切なことはこれからも心を込めてご供養なさることです。
2番目の御線香ですが、最近はやはり煙りや香りを嫌がる共同スペース等もありますからやむを得ず御線香をたかない場合もあります。ご商売に差し障りがあるようでしたらやはりやむを得ないかと思います。匂い煙りのないものでも良いと思います。
繰り返しとなりますが、大切なことはしっかりと手を合わせて心を込めてご供養なさることです。できれば毎日朝一番に仏様とご先祖様に手を合わせて心を込めてご供養なさってくださいね。
あなたもご家族の皆さんもこれからご先祖様にいつも見守られて心清らかにお健やかに毎日をお過ごし頂きます様にお願い申し上げます。

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Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

お二方とも このたびはありがとうございました。
そうですね せっかく素敵な菩提寺様とご縁がありますので そちらが一番いいのかもしれません。
母にもとても素敵な戒名を授けてくださり 葬儀の際のお経はとてもよかった!と参列者の方から言われました。私は法事の際など いつも聞きなれた安心できるお経でしたのでうれしく思いました。
そんなお経が本堂から聞こえてくる 菩提寺様のお墓が一番いいのかもしれませんね。

今は 母の家を片づけたり 49日に向けてお位牌を作ったり香典返しを用意したり 色々忙しくなりそうなので それが終わったら改めて考えてみたいと思います。

お線香の件もありがとうございました。検討してみます。

これからも仏事のことでたくさん質問させていただくと思いますが どうぞよろしくお願いいたします。

「供養全般」問答一覧

深い懺悔と感謝

いつもありがとうございます。三月の桃の節句も過ぎ、お彼岸が近づいてきました。hasunohaの皆様におかれましては日々、健やかにお過ごしのことと思います。 一時期、私は人生をひっくり返すほどの思いに駆られたこともありました。今年のバレンタインを過ぎた頃から、今は家族のありがたみを強く感じるようになり、毎日思いやりに支えられ、相変わらず週7日休み無しで外での仕事に励んでいる今日この頃です。 毎日が平和で穏やかな落ち着いた空気、他愛もなく些細なことの積み重ねですが、それらすべてが本当に、職場も家庭も、そして治療院にも、良い人たちにご縁があったこと、ひとつひとつに感謝です。これからも日々の幸せを大切に育んでいくことが、ご先祖様への恩返しにも繋がる明るい人生への道標なのかなと有難く思います。 お世話になった治療家の先生に、しばらくお休みすることを伝えました。その節は本当に、この上なく尽くしてくれたことに深謝の限りです。つい先生の優しさに甘えてしまい、助けたい側と助けられる側の引き合う力がぐいぐい強くなりすぎてしまった節がありました。徐々に私の感情が不安定になり、体調も崩れてしまい、元の近所に戻しました。いろんな人に打ち明けた昨年から年末年始と引き換えに、この春先は自分自身とひとりで向き合う修正が必要になったこと…あらためて自己成長へと繋げる良いきっかけになりました。 今でも毎日、先生のことが心に浮かんできます。それだけ特別な存在であることには変わりありません。頂いた思い出、温かい言葉の数々が、前向きに仕事に取り組む原動力となってくれます。2月といえば、確定申告に自動車免許の更新の時期。両方ともクリアでき、特に下がると思っていた年収が微々たる上昇していました。驚きを隠せず、念願の学びのための貯金も着実に増えていること、とても有り難く思います。 他の先生からみても親しくなりすぎた故に、遠慮もなくなり、お互い言いたい放題で喧嘩状態にもなりました。本音を明かした(ぶつけ合った)ことは、それだけ相手を強く思うからでもあり、アンビバレントそのものでした。ひと月近く、間を空けた今、直筆の手紙で、お詫びとお礼、そして相手の未来の幸せを願う想いを伝えたいです。 共に成長しあえる良い関係でいられるよう、しっかりとした自分となるために、アドバイスいただけましたら幸いです。

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