嫁ぎ先の宗派になじめない
私の実家は浄土宗、周辺地域も浄土宗が多く、叔父が天台宗でしたが、流れは浄土宗と大きくは変わりませんでした。
先月、主人の父が亡くなったのですが、嫁ぎ先が真宗大谷派で、焼香の仕方から何から何まで今まで経験したことがないことが多く、戸惑っております。
主人もあまりわかっていないようで、葬儀後、祭壇にお線香を上げてご挨拶して帰ってきたのですが、ネットで調べたところ、お線香は2つか3つに折って上げると言うことがわかり、あわててしまったり。
主人の実家は県外で遠いので、わからないことはなるべく電話で聞いたりなどしているのですが、これから四十九日や百日法要、初盆、一周忌と何か気を付けなければいけないことがあれば、アドバイスお願いします。
主人は次男で、喪主及び施主は故人の長男である、主人の兄です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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真宗大谷派の僧侶ですが・・・、
「あしたば」様くらいの年齢で作法に詳しい方なんていらっしゃいません。気になるようでしたら、どうぞお手次のお寺さんに何でもご質問ください。
ちなみに、他宗の作法だからと失礼だとか、罰が当たるとかは全くありませんので、ご安心ください。
作法はあくまでも僧侶側の話です
義父さまのことご愁傷様です。ただでさえ、大変なのに、いろいろな作法の違いで戸惑うことが多いそうで、心労いかばかりかと存じます。
私の場合、わからないので教えてください、と言われることが一番ありがたいです。
なぜそうしなければいけないのか、ということを話すと他宗派の否定にもなりかねません。
また、「○○宗ではこうすべき」というのはあくまでも僧侶の側の話であって、参列の方に強要することでは無いと私は思います。ステーキやパスタを箸で食べたとしても、調理人に失礼なことがどうしてありましょうか。
自信を持って「分からない」と言っていただいていいのです。
その都度住職さんが説明してくださいますよ。
宗旨、宗派によっての作法の違いはよく見受けられます。おっしゃるようにお焼香の回数、お線香の供え方、おじぎの回数などです。
真宗大谷派さまは死に関する考え方の違いで、位牌を祀らないなど他宗派との違いが顕著です。
複雑に感じますが、実は代表的な違いはこれぐらいです。
私が先日お参りさせていただきました方は家は曹洞宗の方でした、しかし個人の信仰は日蓮宗です。
なので曹洞宗と日蓮宗のお仏壇を二つ並べ、それぞれ手を合わせていらっしゃいました。
なるほど、信仰は十人十色だなと思いました。
49日や100か日はその都度お坊さんが「こうしてください」と説明してくださいますから、大丈夫ですよ。ご安心ください。
ちなみに私はお線香は寝かせません、理由は香炉灰が焦げるので・・・
焦げると良いお参りができないという気になります。
作法と異なるかもしれませんが、こういうことも含めて私の信仰なのです。
良いご供養となりますように。
宗派の作法に馴染めないなら全く問題ありません。
真宗の教義は作法に囚われる事がありません。
作法が間違っていたらどうなるのか?
それは「不作法である」というだけですから、全く問題ありません。
私はいつも自分から「合掌の姿勢」「焼香」「お経本の取り扱い」「念珠の取り扱い」「法事について」等、作法やその意味などをお話するよう心がけています。
お作法は菩提寺の住職さんに再々訊ねて下されば結構です。
こまかい作法はここで訊ねてもいいかもしれませんが、住職の思いで作法を捻じ曲げていることも多々ありますので、菩提寺に訊ねるのが一番宜しいかと思います。
※ちなみに線香を折るというのは便宜上の話です。
真宗は線香を寝かせます。
そのままだと香炉に納まらないので、短くなるように折っているだけです。
折らなければならないという作法はありません。
横長長方形の香炉やそのまま寝かせられる大きな香炉ならば折る必要はありません。
質問者からのお礼
お礼が遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
嫁ぎ先も初めての葬儀で、皆が勝手がわからず右往左往しているようです。
色々困ったことも出てきましたので、また改めて質問させていただきます。
よろしくお願いします。