結婚生活で一番大切なものとは
初めて質問いたします。
結婚したばかりなのに、この人と一生を共にしていいのか悩んでいます。
悩みの理由
・実家に帰った際は必ず電話にでなければいけない
・家事の手伝いがほぼない
・家で会話があまりない
・近々予定している結婚式への協力が皆無
・大好きな人がいて、その人のことは諦めたはずだったが、入籍する少し前から親しい関係になっていてそちらへの恋心が復活している。
一生のパートナーはどんな基準で選んだらいいのでしょうか。
一番大切にしなければいけないのは愛情ですか?それとも安定ですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
選べるものなのか?
>「一生のパートナーはどんな基準で選んだらいいのでしょうか。」
う~ん、選んでいるのか、選ばれているのか、選んでいただいたのか…
もしパートナーを選べるのならば、私はNHKの朝ドラに出てくるヒロインのように健気でありながら芯の強いそれでいて誠実な性格で、見た目は真木よう子さんとか長澤まさみさんとか、夏目三久さんな感じな方がいいですねえ(全国の女性から非難殺到ですね)
恋人や結婚相手は私が私の力で選んだつもりでも、よくよく考えるとそうではない事実に気がつきませんか?
出会った方の中から選んでいるつもりでも、そもそも出会える人は選べませんし、選んだ人を好きになれるかといったらまたそれも別問題です。好きという感情を抜きにして選んだ条件で結婚するんだ!と意地をはったところで選ばせていただく人をつれてきてくれるのは「ご縁」です。いずれの場合でも「ご縁」でしかないのです。
個人的には「運命の人」なんて表現は絶対にしたくないのですが、あえて表現するならばやはり「選んでいただいた」のだと受け取っています。
数限りない「ご縁」の中から私の元にきていただいたパートナーは私からすると「仏様からのいただきもの」です。「仏縁」とでも言いましょうかねえ。
となると、「いただきもの」は大切にしないといけませんね。なんせ「仏様からいただいたもの」ですからねえ。
>「一番大切にしなければいけないのは愛情ですか?それとも安定ですか? 」
どうしたら「いただきもの」を大切にできるか。そりゃあ覚悟と妥協でしょうなあ。(大慈様に激しく同意です。)
だって自分で選べるんならもっと良い…いえ、なんでもありません。
冗談はおいておいて、私のところに来てくれたパートナーには「大切にさせていただきます」という感謝しかありません。
全く自分で選んでいないオプションがいくつも付いてきた気がしますが…
(ほんと私は相手の何を見て選んだつもりになっていたのだ?というくらい知らない面が出てきませんか?というか諸行無常ですから人も変わるし仕方ありませんね)
それもふくめて「有り難いいただきもの」でございます。
冗談でもいいのでご主人にむかって「これは仏様からのいただきものだ」と手を合わせてみてくださいよ。なんだか有り難くなるかもしれません(笑)
誰もが通る道ですよ
本当にこのパートナーで良いのか悩むのは新婚あるあるです。私も経験があります。そこで大切なのは、それがマリッジブルーだという自覚を持つことです。旦那さんが昔の恋人に思いをはせてしまうのも、きっとマリッジブルーの影響だと思います。それとなく教えてあげて、「これは病気みたいなもので本音じゃないんだな。この衝動に流されたら後悔するんだな」と気付かせてあげたいものですね。
方法としてオススメなのはコミックエッセイの読み合わせや交換読み。分量的にハードルが高ければ適切なサイトでもオッケーです。このやり方は今後のマタニティブルーや産後鬱対策にも効果抜群です。会話のキッカケにもなりますし、結婚式や家事にまったく関わらないと女性が感じるかということを伝えるのに一番良い方法です。男は女心に驚くほど疎い割に、正面から批難されるとかえって頑なになったりしますので。
さて、仏教的に言えば基準でパートナーを選ぶことはタブーです。過去の回答を貼りますのでご覧ください。どちらもフル字数で書いていますので恐縮ですが、それなりに読める内容になっていると思います。後者はテレビでご紹介いただきましたが、個人的にも有り難し的にも前者の方が自信ありました。というわけで是非両方ご覧ください。
結婚の基準
http://hasunoha.jp/questions/2956
結婚で大切なのは
http://hasunoha.jp/questions/4436
だからと言って基準を全く撤廃してしまうのも極論ですけどね。例の母方の祖母は借金体質、暴力体質、度を過ぎたアルコール体質、この3つだけは絶対にダメだと言っていました。hasunohaを見ていてもつくづくその通りだなと感じます。