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ペンネームに「えじょう」?

回答数回答 3
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 はじめまして。ひらながと申します。
 私は小説を書くのが好きで、もう何年も色々と書き続けています。
 高校生の頃から、いつか自分の書いたお話を本にしたい、と思うようになりました。

 そこでふと気づいたのが、ペンネームのことです。
 小説賞に応募する際には、本名かペンネームが必要ですよね。書店で本の背表紙を眺めていても、姓名そろった作家さんが大半です。

 私のハンドルネームのひとつに慶という名前があって、気に入っている字なので、これを名前にしようかと思うのですが…
 あまり平凡でなく、また奇抜すぎないものを…と考えました。あれこれ探してみたところ、好きなものをもじる、という手段を見つけたのです。
 
 思いついたのが、えじょう、という音でした。
 もともとは曹洞宗の懐奘さんのお名前です。懐奘さんのことを知ったのは高校生の時で、彼の生涯や言葉にとても感動したのを覚えています。それ以来懐奘さんがとっても好きになりました。

 その彼の名前の音だけをお借りして、たとえば「江城」などという名前をつけても失礼に当たらないでしょうか?
 また、ちょっとな……という場合には、なにかヒントやアイディアをいただけないでしょうか?
 はじめての質問で微妙なところを突いて申し訳ありません。
 お答えいただければありがたいです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本人と同じ字を使わないのは、礼に適っていると思います

 曹洞宗の僧侶として、孤雲懐奘禅師様の「生涯や言葉にとても感動した」という言葉を読んでうれしく思っております。

 名前の音だけをお借りして> はい、ここ重要ですよ。試験には出ないけど、知っておくことは大事な点です。禅宗の中の伝統として「みだりに、書状等に師匠の名前の文字を使うべきではない。」があるんだそうです。

 昔、歴史学者の西山松之助先生(臨済宗系統の居士禅の修行をされた方です)が仏教雑誌『大法輪』に次のようなことを書かれていました。
「西山先生は釈宗活老師という師家に参じていた。或る時、釈宗活老師の高弟の方が師匠にお土産を持って来られた。生憎、老師は不在だったので、お土産に持ってきた独活(うど)に法奉書を巻いて筆で「独活」と書き玄関に置いておかれた。次の坐禅会の提唱で老師は、古来化から自分の師匠の名前の字を軽々と用いるものではないという戒めがある。ところが、奉書に独活と書いた者が居る。」

 懐奘禅師様のお名前の読みをお借りするのは、構わないと思います。但し、ペンネームの候補を読んでちょっと気になりました。というのは、「江」を「え」と読むのは、訓読みです。城を「じょう」と読むのは音読みです。確かに、訓読みと音読みを組み合わせた熟語はありますが、そういうものは「重箱読み」「湯桶読み」といって例外的なものです。

 尚、音読みにも呉音と漢音があります。仏教語はどちらかと言いますと、呉音を用いる場合が多いんです。「城」の音読みの場合、「じょう」が呉音、「せい」が漢音です。ペンネームの原案のうち、城を生かすなら、「惠城」もしくは「慧城」としたらいかがでしょうか?「惠」も「慧」も「え」と読みますが、これらの読みは呉音ですので、バランス的には良いのではないかと思います。

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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良いと思います

 こんばんは。
 孤雲懐奘禅師は、曹洞宗の開祖道元禅師のお弟子さまで、永平寺の2世です。道元禅師によく仕え「正法眼蔵随聞記」という道元禅師の法話集を作成しました。

 懐奘禅師の生涯に感銘を受け、ご自分のペンネームにしたいとの事、良いと思います。曹洞宗の僧侶としてもうれしいです。確かにそのままですと字が難しいので、字を変え音だけ頂くというのも良い考えです。

 ただ「江城」では、ただの当て字といった感じなので意味を考えながら字を探すといいですね。「衣浄」(きれいな着物)とか「慧嬢」(かしこいむすめ)とかね。

 いい名前になるといいですね。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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なかなか面白い質問だと思います。

ひらながさま、はじめまして、文書を読ませて頂きましたが、名前に関して我々坊さんは法名を授ける時に用いますが、一般的なペンネームに関しては本当になかなかつけられにくいです。
懐奘という名前ですが、孤雲懐奘だと思いますが、「正法眼蔵」の聖典から引用させて頂いて、「空華」という名前は良いかと思います。  合掌

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山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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質問者からのお礼

 さっそくのお返事、ありがとうございます。
 お礼が遅くなってしまって申し訳ございません。

 音だけをお借りするなら失礼には当たらないとのこと、ほっとしました。ありがとうございます。また、「師匠の名前の字をみだりに使ってはならない」という教えは、今回初めて知りました。仏教や禅宗に特別詳しいわけではありませんが、なんだか仏教らしくて素敵だな、と思っております。

 文字の読み方や組み合わせ、また同音の名前など、たくさんの案までいただけて、とってもありがたく思っております。
 たとえば「江城」の文字は変えないまま、読み方を「えじろ」や「えしろ」として、「でも実は懐奘さんのお名前の音を借りたんだよ」という意味を隠してもいいかな? なんて考えたりして。
 けれど、これで決定! というわけではないので、また色々と考えてみます。
 みなさま、本当にありがとうございました。

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