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好きで一人っ子なわけではない

回答数回答 1
有り難し有り難し 6

前回もご相談に乗っていただきありがとうございました。
母は生前 私の結婚前に勝手な思い込みから 私の夫に言いがかりをつけ 両家で揉めに揉め 表向きの付き合いしかありませんでした。
でも夫も義家の人たちも 「くまさんが好きだから」、「くまさんがお嫁に来てくれるんだから」って 大きく包んでくださいました。結婚20数年可愛がって頂け私も婚家には尽くしたつもりです。
自分勝手にものを考えられる母は「あんなこと言っちゃったけど 毎日仏様にも謝ってるから許してもらってる(はず)」と思い込んで生きてきていました。
が「くまは幸せそうに見えない。あの男がお前に苦労を掛けているのだろう(決めつけ)」と 一人娘が嫁に出た寂しさか八つ当たりに近い仕打ちを20年近く受けていました。何度苦労もなく幸せだと伝えてもわかってもらえず 打ちひしがれる私を見て 夫もますます許せなく思ったのだと思います。母の愚かな面を隠し切れなかった事が私の不徳だと思います。何故母が私を信じなかったのかはわかりませんがずっといい子で来たので私自身も心外でした。
今回母が亡くなった事で お仏壇を私が面倒見るしかないのですが 夫が言うんです「俺は仏壇を我慢してやる」と。といいながら挙句「仏壇なんて面倒なものがついてくるなんて聞いてなかった 目障りだ」と 私が一人っ子だと知っていながらの発言をするようになりました。母が亡くなって 正直厄介払いができたのに仏壇が邪魔ということなのだと思います。言いがかりをつけられ夫も苦しんできたのですから。だから私が母が心配で様子を見に行ったりお見舞いに行ったり 亡くなって悲しむのは納得がいかないと責めます。
夫の気持ちはわからなくもありませんが じゃあどうしろというのだと思うのです。結局49日が終わったら実家からお仏壇も連れてきますが 今後大変肩身が狭いですし 今後夫側の仏様が出た場合(まだ3人存命ので当分先かと思いますが) お前の(仏壇)は処分してもらうからな!と言われると 母への恨みが 代わりに私に来てるのかと辛くなります。好きで一人っ子じゃないしあんな母を持ったわけじゃないです。理解してほしくて努力を続けてきた結果がこれかと 今後夫と生きていくことに不安を感じます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

恨みを抱えて生きるのは苦しい

お話を伺って私が感じたのは「あなたも辛い、ご主人も辛い」という思いでした。

それぞれが辛い気持ちを抱えながら、出口が見いだせずに苦しんでおられる。
悲しいことです。

お母様を亡くされたあなたも辛いでしょうが、何年も我慢してきたご主人の中に積もった「恨み」の気持ちも、無視できるものではありません。
それは理解してあげましょう。
お互いが、気持ちを理解し合わぬまま言い争うのは、とても悲しいことです。

その上で、よく話し合って、お互いが納得できる「落としどころ」を探しましょう。
実家のお仏壇も、一時的に菩提寺様に預かってもらう、小さめのものに換える、あるいはお位牌だけ持ち込む、等々、知恵を絞れば選択肢はいろいろ増やせるはず。

そうやって時間が経つのを待って、少しずつでいいからご主人の「恨み」が薄れるのを待ちましょう。
大切なのは、夫婦、そしてご家庭のこれからです。

お釈迦様の言葉
「輪廻の流れを断ち切り
なすべき善もなすべからざる悪も捨て去り
執着の無い比丘には、苦悩が無い」

心というものは時間とともに移り変わります。
かたよらず、こだわらず、柔軟に考えるようにすれば、きっと良い方向に向かうと信じています。

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有り難し
おきもち

様々なつらい別れや痛みを、私も経験しながら今日を生きています。 あなたの...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
お仏壇は十分小さいものだと思いますし 母がとても気に入っていた木彫りの仏様の像も入っているので 私としては もう少しあんな母のためでも お位牌を手元で供養してあげたいという旨は夫に伝えたつもりでしたし 夫も了解していたはずでしたが ここにきて急にそんなことを言い出したので私もつらくなってしまいました。
夫としては 母がしたことは事実無根な言いがかりだったそうで 当時(といっても20年以上前です)
「母は言い出したら聞かないし あなたにいやな思いをさせたのはこちら側なので別れてくれ」ると言い出したのは私です。でも 夫はそれでもどうしても!と言ってくれたので先に進んだのですが 20年以上たって掘り返されてしまい 挙句夫は 葬儀から一円も出さず手も貸してはくれないのに すごくお金も手間もかかって大変だよ 等と実の親や友人などに言いふらしてることもわかりました(偶然聞いてしまいました)。
あんな母親でもせめて 〇回忌くらいまでは手を合わせて 季節の花を供えてあげたいと思うのは私が間違えているのでしょうか。一応菩提寺様には今後のことを相談しておきつついつか来る夫側の供養も一緒にと思っていたのですが。
母の死によって まあわかっていたことではあったのだと思いますが 色々あり本当につらいです。
一杯我慢してきたし 夫と母の間に入って両方の仲を取り持とう 母に認めてもらおうと奮闘した20年でしたが 結局は無駄だったということなのですよね。脱力感でいっぱいです。

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