お布施について
あるお寺に予約を取り、悩み事を聞いていただくことになりました。
お布施が必要だと思いますが、どれくらい包めばいいのでしょうか?
時間は 9:30〜11:30くらいまで。
何もわからないもので…、アドバイス頂けたらと思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
直接聞かれるのが一番ですが……
いやみさん、初めまして
他の先生方が回答されていますように本来気持ちで好きなようにしていただいたら結構ですし、悩むようなら直接、お伺いされるお寺さんに聞かれるのが一番かと思います。
ですが、直接尋ねるのが難しいようでありましたら、3000円くらいを目安に包まれたら良いかもしれません。表書は「お布施」でも「お供え(御宝前)」でも「御礼」でも結構かと思います。
あなたのお悩みが無事解決、少しでも進展しますようお祈りしております。
合掌(^人^)
※長くなりますが補足
本来、お布施というのは仏になる為の6種類の修行、六波羅蜜(ろくはらみつ、ろっぱらみつ)修行の一つである布施行からきています。布施は「分け与える」という仏道修行なのです。
また布施には3種類あります。
「財施」…財(お金や物)による布施(一般的なお布施のイメージ)
「法施」…法(仏の教え)を説くことによる布施 教える事(知恵)による人助け
「無畏施」…恐れを取り除く布施 不安を取り除き、安らぎを与える
また財産や知恵がなくてもできる七つの布施「無財の七施」というものもあります。
「眼施」…眼による施し。優しい眼差し
「和顔悦色施」…笑顔による施し。笑う門には福きたる。
「言辞施」…言葉による施し。愛情のこもった言葉、愛語を施す。
「身施」…身体による施し。身体を低くし敬意の念を表す。自らの身体を使った奉仕活動。ボランティア等
「心施」…心による施し。思いやりを持って心を込めて接すること。
「牀座施」…場所や席を譲り合うゆずりあいの心を持ち接すること。
「房舎施」…自宅を綺麗に掃除し、自宅に人を迎えて休んでもらったり雨露を凌いでもらったりしておもてなしをすること。
一口にお布施といっても実はこれだけの種類があります。
布施の金額が「お気持ち」でと言われるの理由は「分け与える」修行ゆえに金額が決まっておりません。お金の代わりに寺や境内の掃除をするのも立派なお布施です。
とはいっても現代日本社会において、寺や僧侶に対する布施の大半は財施であり、布施は寺の修繕費や寺の属する宗派の維持費の一部、寺にいる僧侶の生活費、将来の僧侶の育成費(僧侶の家族の生活費)等々の様々な要素を包括した寺院の維持費も兼ねておりますので、ある程度決まった目安となる金額が生まれているのも現実です。
直接聞いちゃおう
こんにちは。お悩み相談の事でお悩みとは。悩みはつきませんね(笑)。
悩み事を聞いていただける、良いご縁があってよかったですね。
さてお布施はお金でありますが気持ちですので、いくらでも良いと思います。
例えば「10万円です」と言われれば「高いな」と思い、「100円です」と言われれば「ちょっと少ないかな」と思うかもしれません。あなた自身に負担のないちょうど良いところで良いと思います。
とはいっても、相場を知りたいですよね。そこのお寺さんに聞いてみると良いと思います。目安を教えてもらえると思います。聞くことは失礼にはなりません。必要ない、と言われたら、菓子折など持って行くのも良いかもしれません。一緒に食べながらお話するのも良いかもしれませんね。
各師の言われる通りです。
お布施・・・一番微妙なお話ですね。
これは、回答になっていないでしょうから、こんなことも最近ありましたということです。
初めて予約をされ、ご相談に来られたご婦人に、私としてはある程度の解決までと思い、2時間位、様々なお話をしましした。その間には、お茶とお菓子、長いので、家内が気を利かして、コーヒーもお出ししました。
最後に、おいくらでしょうか?まあ、常識範囲でお出しされると思い「お賽銭程度で」と。
その方は、10円を出されて、ではこれで・・・。
各師がご回答されている通り、ちゃんとお尋ねになられた方がいいですね。
後日に・・
いやみ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
拙生は、それほど今まで数はあまり無いので参考にならないですが、直接ご指名でのご相談でお布施(お礼)を頂いたことは、ほとんどありません。
むしろ、この浅学菲才の未熟者にご相談を頂けることに感謝を致すぐらいでした。
恐らくは、直接お聞きになられても、「いや、いりませんよ」とおっしゃるかもしれませんし、お出し頂いても全く受け取られない場合もあるかと存じます。
また、真に為となる相談になるかもわかりませんので、もし、納得する、解決につながることになれば、何か後日に、お礼の手紙と共にお布施(二、三千円)か、お供え物(二、三千円相当のお菓子など)をなさられると良いのではないだろうかと存じます。
あるいは、後日に、相談のお礼、お布施というわけではなく、何か感謝を表したいとして、「ご本尊様へお供え下さい」として、お布施、お供えという形でされるのも。そうすると、「私ではなく、ご本尊様へとしてであれば」として受け取られやすいのではないだろうかとも思います。
ちなみに、hasunohaは、全くの無料ですので、また、何かございましたら遠慮なく、お気軽にご相談下さいませ。
川口英俊 合掌
本当にお気持ちですよね〜。
拝読させて頂きました。
それは本当にお気持ちですよね〜。
悩み事相談ですから普通の法要とかとは違いますからね…。
あくまで私個人的には相談料は一切いらないのではと思います。
まあ、お寺様に直接聞いて頂くべきでしょうね。
ゆっくりとご相談頂けますようにと心よりお祈り申し上げておりますね。
質問者からのお礼
皆様、ご回答ありがとうございました。
今日、菓子折りを持ってお寺に行って来ました。
悩み事を聞いていただく為にお伺いしたものの…元々人見知りな事もあり、緊張しまくって、無愛想にならない様に笑顔を心がけるのが精一杯で全然喋れませんでした…。
しかし、そのお寺のご住職様はとても良い方で、次回、坐禅に行くことになりました。
帰り際、持っていった菓子折りはご本尊様にお供えされていて、せっかく来てくれたからと魔除けの般若心経を頂きました。感激でした…。
自分が不甲斐ないばかりに、あまりお話できなかったけれど、心はとても安らいだ時間となりました。このご縁に感謝しております。
そして、ご回答下さったhasunohaのお坊様方にも、心から感謝致します。
本当にありがとうございました!