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うちのばあちゃんの事をお坊さま方にお伝えしたいです。

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ハスノハのお坊さま方、いつも真摯なお言葉をありがとうございますm(__)m

私の家族は夫と子供2人と97歳のばあちゃん(義祖母)です。

若い頃に夫を亡くしたばあちゃんは苦労人で気の強い人でしたが90を過ぎてやっと丸くなり(!)、7年ほど前から私達と同居しております。
(夫の両親はともに還暦前に病死しています)

ばあちゃんは歳の割には元気で身の回りの事はこなしており、当然信心深くよくお仏壇に般若心経をあげています。

そしてお経の前に必ず「なんまんだぶ」と「南無なんとか観音菩薩」と「南無大師遍照金剛」をお唱えします。

ちなみにうちは曹洞宗なのでご本尊はお釈迦様です(笑)。

私はこのどれも合っていないばあちゃんのお念仏?御真言?がすごくいいなぁと思いて、どうしてもお坊さま方にお伝えしたかったのです。

お忙しい中たわいもない話ですみませんm(__)m

これから寒い季節になります、お坊さま方お体ご自愛なさってくださいませ(^^)


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本当に大切な事を相続する

しっかりしたおばあ様ですねえ。あさはる様にとって素敵なおばあ様なのでしょうねえ。

信仰というのはその人個人の世界であり、その人と仏の関係性において成り立つ個の世界なのでしょうが、同時に、仏との関係性が成り立つところに全ての人とつながる世界が開かれていくという広さをも伴ったものでもあります。
是非ともおばあ様とそういうお話もなさっていただきたいです。

財産の相続はよろこんでしても、めんどくさいことの相続は嫌がるのが現代と言う時代。その人が本当に伝えたかったこと、その人が本当に大切にしていたものを相続していきたいものですね。
そういう意味ではたとえ意味がわからなくともお仏壇の前で手を合わせ、お経をあげている姿を見ているということはとても大きなことです。
何に手合わせていたのか?どんな意味のお経だったのか、形が伝わっていればそこから中身をたどることができます。

おばあ様の信仰は「なんでもかんでも唱えておけば何かいいことあるだろう」という類ではなく、「全てに感謝」ということを体現したものなのかもしれませんね。

お話しをお聞かせくださいましてありがとうございます。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

朝に礼拝、夕べに感謝

あさはる様、初めまして。

素敵なお祖母様ですね。

まさに「朝に礼拝、夕べに感謝」という生き方を体現されていますね。
素晴らしいと思います。

正しい信仰は心に真の豊かさをもたらします。

宗教や宗派や宗旨に関わらず、仏様や神様にたいして祈ること、他人の為に祈ることは、日々を感謝して前向きに過ごすことに繋がり、それは幸せを実感する近道でもあります。
またその姿は周りの人の心に響き、周囲の人をも前向きで幸せな気持ちにします。

「なんまんだぶ」は阿弥陀如来様に
「南無なんとか観音菩薩」南無大悲観世音菩薩? は観音様(観世音菩薩様)に
「南無大師遍照金剛」 弘法大師空海様(お大師さま)に

ご縁を感じ、お勤め(お祈り)されているのでしょう。

確かに曹洞宗ではお釈迦様が御本尊様であり、直接はお唱えすることは少ないでしょうが、合ってないわけではありません。

あなたが「すごくいいなぁ」と思われたように私も「すごくいいなぁ」と思います。

素敵なお話をありがとうございました。

合掌(^人^)

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有り難し
おきもち

未だ愚迷凡夫の身ではありますが、皆様の一助になるようなお答えができれば幸いです。 私自身、いわゆる「お寺の息子」として生まれましたが、小さなお寺ということや両親の教育方針もあり、感謝すること、仏様、お大師様に手を合わせることの大切さは教えられてきましたが、後継者としてのプレッシャー等は全くありませんでした。 実際、当初は仏門に入る心づもりなどなく、仏教とは関係のない分野の理系大学に進学し、在学中に起業。 仲間とIT系の会社を立ち上げたり、飲食業や人材派遣などの運営企画に携わる傍、ディスコやクラブのDJやバーのマスター、占い師(手相、姓名判断、九星気学、宿曜)としても仕事しておりました。 が、その中で思うことが度々あり僧侶を志し、お大師様とご本尊様のご加護のもとご縁に導かれ仏門に進みました。 今もいつもお大師様とご本尊浪切不動明王様方にはお導き頂き、助けて頂いております。 (趣味程度ですが、暦の研究や宿曜経の読解、気学をメインに占いは現在も嗜んでおります) 「目に見える世界」「目に見えない世界」を共に大切にして釈尊の末弟、宗祖弘法大師空海の末弟として、真言僧侶の立場、金剛乗仏教・密教の観点からお答えさせていただきます。 皆様からの相談を通じて、また他の僧侶の皆様のご回答を通じて多くを学べればと思います。 皆様との御法縁に感謝して精進してまいります。 煩悩即菩提 即事而真 当相即道 また自坊(金剛寺)では護摩祈祷会や阿字観体験会(阿息観による密教瞑想体験)も開催しております。 また自治体や地元社会福祉協議会様や企業、団体様より依頼を受けて法話(講話)や瞑想指導を不定期で行っております よろしくお願いいたします。 合掌
可否が時期によります ご相談ください

質問者からのお礼

吉武様ありがとうございましたm(__)m

私も去年よりあるお寺さんとのご縁から結構真剣に仏教を信仰するようになりましたが、知れば知るほど奥深さや壮大さに途方にくれる気持ちにもなっていました。

でもばあちゃんの姿をみていると、ああ信仰ってこういう事だよなぁとストンと腑に落ちたのです。

実際には年寄りと暮らすという事はきれいごとばかりでなく、悩みや葛藤もたくさんあります。

でも吉武様のおっしゃるように尊いものを相続して自分の宝物にしたいです。

沙門様ありがとうございましたm(__)m

人の為に祈る事、感謝の気持ちを表す事は回り回って自分に返ってくるなあと感じております。

ばあちゃんも良く「今が一番幸せだ、ありがとうございます」と仏様にも私達にも言っています。

同じ口がどうしてこんに憎ったらしい事を!といった事も口にする時もありますが(笑)

「朝に礼拝、夕べに感謝」、忘れずに心にとどめておきます。

ばあちゃんの事同じように「いいなぁ」と思ってくださりありがとうございましたm(__)m

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