考え方を変えたい
最近特に気持ちが落ち込む日が増えてきて、朝から憂鬱になります。
周りからどう思われているのか、何か言われていないかなど気にしなければいい事を気にしてしまい自分で自分を追い込んでしまいます。
人は人、自分は自分と思いながらも周りと比べてしまう自分やネガティブな自分が嫌になり変わりたいと思っていてもなかなか出来ない日々に疲れてしまいます。
子供達がいじめられたらどうしようなど起きていない事に心配したり、どう気持ちを切り替えたら楽しい毎日を送れるでしょうか?
学校行事などに参加していますが、人と会って何か言われてないか気にしてしまい、正直人に会うのが辛いです。
まとまりのない文章ですいません。
何か考え方を変える方法がありましたら、よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
想念ビジョンで生きていませんか?事実ビジョンで生きましょう。
こんにちは。時々希望者があればプラス思考講座を開いている丹下かくげんです。
いわゆる前向きに明るく物事を考える思考方法がプラス思考、ポジティブシンキング、陽転思考、前向き思考アファメーションといわれるものですが、長年講師をやってきた私だからこそ自信をもって言えることがあります。「考え方を変える」。
それはお勧めしません。キッパリ。(*'▽') (゚∀゚:)
何故ならば、「書き換え、塗り替え、見方を"変える"」といった、ワンアクション・ひと手続き・ひと手間が毎回あるからです。心の中に臭いものがあってそれをファ◌リーズするようなもので、根源の臭いものが発生しなくなる限り永遠に臭いのです。(その喩えなんとかならんか)
それに毎回そんなことやるって結構めんどくさくて続かないのです。
世間には「ネガポ事典」という本があります。
それを読めば、今自分がどんなネガティブ状態であっても頭の想念の中でポジティブに切り替えることなんて実にたやすいのです。
実際に買って脳内をポジティブにやってみると良いでしょう。
確かにどんな事でも「出来事・事実としては、そのありようは一つ。考え方は無限にある」ものです。だから、考えかたを変えればネガティブもポジティブに変わるのです。
実際に、目の前で起こる「事実は一つ。解釈は人によって異なる」ものです。
だからこそ、本当に変えるべきは、考え方のほうではなくビジョンそのもの。解釈以前の事実をありのままに視ること。
使う脳自体を変えるのです。
スマホやPCのようにアップデート、アップグレードしていっても根源が変わらなければ表面的な思考が変わっているだけで、永遠にアップデートが終わりません。
だから考え方を変えるのではなく、ビジョンを変えるだけでいいのです。
では何をどう変えればいいのか。
「想念ビジョン」から「事実ビジョン」に変えればよいのです。
それはどういうことか、過去や未来を脳内スクリーンで映してその画像におびえたり、批評する生き方をあなたはしています。それはDVDレコーダー、プレイヤーのような生き方。
事実ビジョンは、リアルタイムの今をRECする📹ムービー、カメラであり続けることです。
今の景色は今撮りそこねたら一生撮ることは出来ない。
あなたは想念を相手にしている。
事実を、リアルタイムの今を相手にしましょう。
それが坐禅の生き方です。
どうにもならないことは、どうにもならない
あなたの文を読ませていただいて思ったことは、ちゃんと自分の心の動きを客観的に見られているな、冷静に分析できているな、ということでした。
ならば話は早いw
「悩んでいてもしかたがない」
ということに、あなた自身が気づくだけ。
『法句経』のことば
「愚かに迷い
心が乱れたまま百年生きるよりも
智慧をそなえ
心静かに1日生きるほうが勝っている」
ここでいう智慧とは仏の智慧、自分を見つめ、自分の存在を考え、やがて気づくものです。
ふ-ちゃんに上の言葉のように、潔くなれとは言いませんw
でも、どこかで「心の断捨離」は必要かも。
人の人生なんて、長い時の流れから見ればほんの一瞬のまたたき。
思い悩んでいるヒマなんて無いよ。
夢中で生きろ♪
逆にしたらどうなりますか?
ふーちゃんさん、考えを替えるなら、逆の事をまず考えましょう。
①「周りからどう思われているのか、何か言われていないか」の逆は「自分が周りの人をどう思っているか?何か言ってないか?」
②「人は人、自分は自分と思いながらも周りと比べてしまう自分やネガティブな自分が嫌」の逆は「人の気持ちにたって物事を考えて、周りと比べずにポジティブの自分が好き。」
③「子供達がいじめられたらどうしよう。楽しい毎日を送れるでしょうか?」の逆は「子供たちが人をいじめていたらどうしよう。何気ない毎日を送れるでしょうか。」
④「人と会って何か言われてないか。正直人に会うのが辛いです。」の逆は「自分が人の事を何か言ってないか?人に会うのが楽しいです。」
逆にすると、自分は本当は人に対して他の人と同じことをしているのではないかと反省が出来ます。「人のふり見てわがふり直せ。」人の行動が気になるのは事実ですが、それは自分が見た事実です。自分が印象に残った事実です。自分の記憶に残った事実です。それは自分がしていた行動かもしれません。
「手をうたば仲居は茶をもち鳥は立ち鯉は寄りたるさるさわの池」(猿沢の池は奈良興福寺の池)同じ行動を起こしても人の捉え方は千差万別なのです。人に会って評価を気にするよりは自分の行動を常に見直すと人に対する捉え方も変化します。自分が聞かなかったり見なかった話は存在しておりません。それより今目の前で起きていることに行動を起こしましょう。
質問者からのお礼
お忙しい中、ご回答ありがとうございます。
大鐵 様
人にどう思われているかを気にするより、まずは自分を見直し今という現実としっかり向き合っていきたいと思います。
林 浩道 様
『法句経』の言葉を教えてもらい、
「心の断捨離」も私には必要だなと思いました。悩んでいるより、これからは今を大切に夢中で生きていきたいです。
丹下 覚元 様
「想念ビジョン」から「事実ビジョン」に変える。今の景色は今撮りそこねたら一生撮ることは出来ない。
これからは今の自分をしっかり見つめ直し、リアルタイムの自分を相手にしていきます。
本当にありがとうございました。