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湧き上がる嫉妬、怒りを鎮める方法

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何事もうまくいってる(と私が思う)人に対する嫉妬が渦巻いています。

当方独身です。嫉妬対象は私より1つ下ながら、すでに小学生のお子様がいらっしゃり、美人で明るい性格の同じ職場のアルバイトさんです。社交的で、アルバイトながらとても人気です。

私は正社員で、その面は恵まれていると思っていましたが、この度彼女も正社員になることになりました。
たまたまその採用試験では義理の弟も受けており、残念ながら彼は不合格だったのもあり、なぜ彼女はこんなに恵まれているのかと嫉妬しています。上辺ではおめでとう!と言ったんですが・・。

こんな自分が情け無いです。
人と比べず、平穏な心を持つ方法教えてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悪感情が根を張り芽を出す前に気付いて捨てる

嫉妬や蔑みの感情は、いつでも誰でも否応なく生まれてしまうものです。
人は自分自身や環境との関係の中で自分を支えていますから、自分を安定させている枠組みから外れた出来事や事物に出会うと、それを認められずに悪感情を抱いてしまいます。嫉妬や蔑みはその一種といっていいでしょう。

こうした悪感情は、ちょうど花を育てている花壇の中に雑草の種が飛び込んでくるようなものです。
きれいに整え大事に花を育てているのに、雑草の種が飛び込んだことに気付かないでいると、いつの間にか雑草がはびこり育てている花も台無しになってしまいます。
かといって、花壇に雑草の種が飛び込むことを完全にシャットアウトすることは不可能です。飛び込んだ種に気付いたら、根を張り芽を出す前に摘まみだして捨てるしかありません。

嫉妬や蔑みの感情も同じことです。それに気付いたら心の中にはびこる前に摘まみだすのです。
自分の嫉妬に気付いたら、「あ、これは嫉妬だ。嫉妬は妄想です。妄想は捨てます」と心で呟きます。
これを繰り返していれば、心に嫉妬が根付くことはないですし、次第に嫉妬の感情が生まれても直ぐに上手く捨てられるようになり、平穏な心を保ちやすくなるでしょう。

ぜひ、試してみてください。

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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
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