自分の考えこそが正しいと思っている人と関わる辛さ
職場での人間関係で悩んでいます。
というよりモヤモヤとしています。
直接的な言い方はしませんが
「私の言うことが正しい」というニュアンスでものをいう年長者に
不快感を常に感じます。
ちょっとした相談、話し合いで
自分の意見や思いとズレた発言を私たちがいうと
あからさまに攻撃的になります。
分かっていて当たり前。そんなことも分からないのか。
一方で、普段は取ってつけたような
優しく振る舞うような仕草で関わってきます。
何でも聞いて。分からないことは言って。
会話をするのがストレスです。
むしろ最近気分が悪くなります。
もっと教え方ってものがあるのではないかって思います。
変えられないことって分かってはいることなのですが・・・。
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せめて仕組みを理解したい
ところですよね。ただ、「年長者」とあって「上席」つまり権力がどの程度なのか分かりませんが、心理学の用語で「権力の堕落」というのがあります。単純に言って「権力は人を自己中にしがち」ということです。「いつでも聞きに来い」とか言いながら、実際に行くと「こんなことも分からんのか」は、ひとつの典型例のように思います。
なので、いまどきは「管理職セミナー」とかで必ず出てきそうな話なのですが…。
「自分には権力がある」という自覚(客観的に、ではありませんよ。自己評価としてです)があると、「部下の失敗は相手の無能のせい、成功はオレの指導のせい」と考える傾向があるのです。これ、ロールプレイでも出るのです(つまり、個人資質とは別の所で)。
それを「知る」と、少しは心休まる…かも知れません。ポイントの1つは、「自分がいつか先輩とか権力者になったら、”権力の堕落”には気をつけよう」という学びにすることです。また、いま実際に後輩がいるならば、「上手く行ったら後輩の手柄、行かなかったら指導不足」と捉える位でいると、きっと人間関係がうまくいくと思います。