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怒りのコントロールについて

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有り難し有り難し 12

自分の外見と性格が一致せず、また人に自分の考えを理解されないので、誰とも一緒にいたくありません。

聞かない人間には何を言っても無駄だと思ってるので、あまり自分の話をしません。

自分の話をしないので、外見で判断されてなめられやすいです。
最近は理解されないので、怒りが表に出やすくなってきました。

すべて自分の思い通りにしたいという欲求が強すぎるのかもしれません。
どうしたら良いでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

実際の現場での効果を感じ取る

👉外見と性格は一致しないにしても。表情・態度と心理状態は一致するはずです。
どこかツンツンしてたり、不機嫌そうな様子があるとするとしたら、それは心理面での現われでしょうから、にこやか、さわやか、穏やかで居られる心を仏教を通して学ばれると良いですよ。

人から理解されたい気持ちは誰にでもあるものなのですが、100%は理解できません。
たとえば、この文字での伝達ではお互いどこのだれでどんな人間なのかわかる訳もありません。
よって、理解されることを大切にするより、人との関わりやつながり、関係性を重んじるようにされると良いでしょう。親子であっても学校行っている時は親子関係はありません。
夫婦であってもどちらかが仕事に行っている時はそれぞれ別個に生きています。
もくさんも基本は自分をいきておられるはずです。

それでいいのです。
ですが、人と共存しているのが我々です。
もう少し踏み出して、人との関わりを求めましょう。
理解は得られなくても、関わり合っていくことは出来るはずです。
もちろん、その中で、よりよい関わり合いというものがありますから、自分に快適な人間が自然に友達になっていくことでしょう。

怒りは生じた時点ではさほど心身に影響はありません。それを拾い上げたり、展開させるから苦しいのです。今度怒りが出てきた時、実験をしてみてください。
あなたがあなたの中で生じた怒りをあなたが相手にしない時は、その怒りは自然に消えていくはずです。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

質問者からのお礼

ありがとうございました。

回答を元に、自分の中でもう少し考えてみます。

短文ですみません。

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