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精神的な打たれ弱さについて

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有り難し有り難し 9

私は以前からしばしば精神的に耐久度が弱いなと感じます。
先週も、会社にて上司からもっと大きな声で挨拶をしろと言われ、自分では大きくはないかもしれませんがそれなりの声量でしているつもりでしたので、明日からずっと今以上の声量を出さなきゃいけないのかとかが頭の中をずっとグルグルしてて気になって落ち込み、頭の中に残ってしまいます。他の方から見れば全然大したことではないのかもしれませんが、今以上の声量を出すことに抵抗や恥ずかしさがあるのも事実です。こんな精神的な落ち込みやすさでは大きな声なんて出しにくいと思います。こんな弱さを克服していくにはどうしたらいいでしょうか?よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

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声出し

今は昔、の話ですが。
ソニー創業者の井深さんという方は、幼児教育に関心があり、研究と実践を行う財団がありました。そこでの実践の紹介です。
一歳二歳の子たちが、壁際に並びます。お母さん方は反対の壁際へ。先生に促され、子供たちは手を前に伸ばし「アー」と言いながらお母さんのところへ走るのです。最初はキョトンとする子もありますが、2回目からは笑顔で走って行きます。「積極性を育てる」のが狙い、との事で、多分学者さんのお墨付きも貰っていたと思います。
大人がそのままやったらオカシイですが、やり方はあります。近くの河原で声出し。台詞は何でもいいですが、役者さんのやるようなのであれば、周りの人も気にせず通り過ぎてくれるはずです。大声を出した、という体自身の記憶が、いざというとき自分を半自動で動かしてくれます。
「自分としては大きな声で」と書かれていますが、コミュニケーションである以上、相手の評価が全てです。私も初めて衣で街に出た時は、物凄く緊張しました。けれどみんな、あまり気に留めていない様子でした。グルグル考えているより、一歩踏み出す。それをお勧めします。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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