友人が出産
また自分が嫌になるようなことがありご相談させていただきます。
昨日、友人が女の赤ちゃんを出産しました。
今月の上旬に出産後は、なかなか会えなくなりそうだから産まれる前にランチへ行きたいと誘われ行ってきました。
大きなお腹を時々擦りながら幸せそうに話す友人。
私は、未婚のアラフォー。生活も苦しく女一人で生きていくのに必死な毎日。
そんな友人を妬み、赤ちゃんの画像が添付された出産報告のメールを削除してやりたい気分でした。
友人とは誕生日も1週間違いの同級生で幼馴染です。
人生を比べるのは無意味なことは分かっているのですが、幸せそうな友人に対して素直におめでとうが言えません。
友達なら自分のことのように喜んであげるべきなのでしょうが
私にはできそうにありません。
身体のことがあって私は出産することが困難なため結婚できたとしても子どもを授かることはありません。
幸せそうな友人に不幸自慢をし、嫌なおもいをさせてしまったこともあると思います。
24日に家族ぐるみでお付き合いのある友人なので、私の両親と一緒にお祝いへ行くことになっています。
その時に○○ちゃんは赤ちゃんも産まれて幸せなのだからあなたも
早く結婚しなさいと両親に言われることは目に見えています。
それを考えると憂鬱で仕方ありません。
きっとそれを言われることによって、もっと友人を妬み、憎しみをもってしまうのではないかと思っています。
大切な友人に変わりはなく本当は妬んだり憎んだりしたくありませんが、今の私にはどうしたらよいのか分からないくらい嫉妬してしまっています。
友人の幸せを喜んであげることができない自分も嫌になります。
でもどうしても喜べません。
どうしたらよいでしょうか?教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
辛いなら辛いと言えばいい
生きていると理不尽な思いをすることがままあります。
人と比べても仕方が無いと分かっていても、どうしても自分に無い物を誰かが手に入れると、心が穏やかでいられるわけがありません。
ならば、その友人に辛い気持ちを伝えてみてもいいんじゃない?
真の友人ならば、ちゃんと受けとめてくれると思うし、あなたも本音が言えないままで、これからもつきあいを続けていくことはしんどいでしょう?
ただし、伝えたあとはちゃんと詫びましょう。
だって、その友人は何も悪くないのだから。
それができないのならば、このサイトで毒を吐き出して、少しずつ心を調えていきましょう。
大勢のお坊さんが、あなたの文章を読み、あなたの気持ちを知ってくれるだけでも、少しは楽になるのでは無いかなと思います。
我慢してため込むのは、心の健康には良くないよ^^
嫉妬の正体を見てみましょう
拝
私達は何故己を苦しめる事しかしない嫉妬の奴隷になるのでしょうか
嫉妬は比べる事から始まります
では何を比べているのでしょう?
それは「自分の内面」と「他人の外面」です
「他人の外面」とは(子供もさる事ながら容姿、人間関係、仕事、財産、恋愛etc)であり
そういった目に映る全てと
「自分の心的な充実感」(内面)を比べてしまっているのです
嫉妬に燃えている方はこうおっしゃるでしょう
「いえ私は自分の外面と他人の外面を比べて苦しいという話をしているのだ」と
確かにそのとうりでございましょう
しかしそこには必ず心的な充実を諦めてしまっている自分がいるのです
何故心的な充実を諦めたのでしょう
「比べられて当たり前」の環境に育った人間は
「自分にないもの」を探し「他人にあるもの」を比べ羨む事が当たり前だと思っている
また「自分より持っていない不幸な他人」を見て安心する
(教育で競争させられる日本で比べられないで育った人はいないかもしれません
こうした気づきは本当に頼りなく線が細いように感じ
この物質的すぎる世の中では吹けば飛んでしまうようなつまらないものと感じる事でしょう
しかし、幸せになるためには自分を「悪い事はしないぞ」と律する事はとても大事な事です
比べるという悪い行為を辞める事ができるのは内面の主である貴方だけです
そうして完璧ではない自分を許し
頂いた命が完璧なものである事を知る事です
合掌
質問者からのお礼
明学院 / 丸山 晃俊 様
お礼が遅くなり申し訳ございません。
とても難しいことのように感じましたが
最後の「完璧ではない自分を許し
頂いた命が完璧なものである事を知る事です」に納得されられました。
とても深いお言葉だと思いますが
人とはそうあるべきなのだろうと考えさせられました。
また壁にぶつかった時は何度も読み返したいと思います。
ありがとうございました。
龍興寺 / 林 浩道 様
お礼が遅くなり申し訳ございません。
私は今まで友人や家族にも
辛いということは何も言ってこなかったように思います。
人の話は聞くけど私のことは話さないと
自分の中で溜め込んでおりました。
辛い時は辛いと言ってもよいのですね…
ただし相手が悪くないことに対してはきちんと詫びる。
もしどうしても自分にできそうにない時は
またこちらでお話聞いていただきたいです。
ありがとうございました。