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両親の死に目にあっていない

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母は、交通事故で、父は、母の遺産で姉妹のいじわるで
しらされず、葬式にもでていません。
母は、ともかく、父のことはつらい思い出となっています。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

死に目に会えなくても、「親との思い出」は有るでしょう。

〈両親の死に目に会ってない〉人は沢山います。「心残り」はあるでしょうが、「良い思い出」を胸に、前向きに人生を歩んで下さい。
お釈迦様は人生には❝愛別離苦(アイベツリク=愛するものと別れる苦しみ)❞と❝怨憎会苦(オンゾウエク=嫌いな人とも会わなければいけない苦しみ)❞があるとおっしゃいます。
◆御両親の死に目に会えなかったので❝愛別離苦❞という心の整理がついていないのでしょう。
◆お母さんの遺産相続を巡っては姉妹と❝怨憎会苦❞を味わったことでしょう。
しかし、お釈迦様は「人生は苦(自分の思い通りにならない)である」と見抜いておられます。どちらの❝苦しみ❞も耐えていくしかないのです。仏教ではそれを❝忍辱行(ニンニクギョウ=耐え忍ぶ事)❞と言います。
どんな親であれ、子供の幸せを願わない親はいません。あなたもキットご両親との「楽しい思い出」や「嬉しかった思い出」があるはずです。今はそれをシッカリ胸に刻んで下さい。

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