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奪う

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有り難し有り難し 35

ずっと咳が出ていて病院に行こうとしたら親から「行く必要はない」と。だけど苦しくて行ったら喘息と言われました。帰ったら親から一言「うちの家計は喘息はおらん」そう言われ吸引の薬を取り上げられてしまいました。ついでに仕事も「お前を引きずり落としてやる」「会社に、こんな人間を雇うのはどうでしょう? 元不登校の親にたてつくクズ人間ですよ~、って電話してやる」と言われました。この親さえいなければ、と恐ろしい思いがこみ上げました。
たすけて


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

親からの精神的独立

今日までよく頑張って生きてこられました。
酷い親御さんだったのでしょうね。
悲しかったことであろうと思います。
ですが、あえてあなたの幸せの為にも親を攻撃対象や憎んだり評価することはやめましょう。
間接的な自己否定になります。
よって、親は親として「単にそういう存在」として認めて、あなたは今を生きてるのですから、今はもう過去を振り返ることなく、今日を新たに生きましょう。
今日からは親の事を考える時は、出逢う時にその場で出会うだけにして、過去において自分を苦しめた事など相手にしないことです。
なぜならそれは今思い返した想念でしかないからです。
今のあなたもあなたの親もどんどん変化、成長、老化が進んでいます。
自分が自分を生きるしかないのです。
親は親を生きているだけです。
あなたは親の顔色を伺って生きてきたとしても、もう自由なのです。
あなたが親の言うことを聞いていなければならないと思い込んでいるだけで、あなたはもう親から自由になっているのです。
それでもまだ縛られているという事は、親の言いなりになりたい自分があるのです。
それはもう卒業してください。
あなたの命はあなた自身を親から分離していきたがっています。
親孝行はするにしても、親に迎合して生きたり、親の事を恨んだり、親を悪く思いながら自信を苦しめて生きるのは、仮に親が毒親であっても親不孝というものです。何故なら、あなたはあなたでもうすでに独立分離した生命体だからです。

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おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

守る

ご自身の身体・いのちを守ってくださいね。お薬は何とか取り返せないものでしょうか。喘息は軽く見ない方がよろしいかと思います。

お仕事もせっかく楽しくスタートできたそうなので継続を願っております。
入社したての研修期間?という立場上色々と気を使うでしょうが、親御さんが実際にそのような行動に出る可能性があるならば、あらかじめ担当部署か上司に事情をお伝えし相談した方がよいのかもしれません。
たしか以前にも実際に同じようなことがあったと言われてましたよね…?

う~ん、どうしたものでしょうかねえ。

反抗するよりも味方につける。そのために下手に出るという作戦もアリかもしれませんよ。

「今まで育ててもらった恩返しをするためにも、健康な身体で一生懸命はたらいて親孝行もしたいの」

とか、そんな言葉は通用しないのでしょうか。

こちらとしてはお話を聞く事しかできませんが、ぴょんこさんが自分の身体も、自分の大切な場所も守る術を身に付けられますよう願っています。

そして生活が安定し、早くご自宅を出られる日がくるとよいのですが…。

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おきもち

個別相談可能
はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

吉武 文法 様
今の席を置いている自分の会社の上司は、さりげなく知っています。ただ問題は私が常駐している客先に電話があったら私はアウトです。今ねビジネスホテルに避難中です。
吉武様、私ね、お坊さん方がいらっしゃらなかったら自殺したと思います。「研修、楽しかったよ~」はなかった。
聞いてくださるだけ、じゃないです。私の心の支えです。
有り難うございます。

丹下 覚元 様
アドバイス、読みました。
正直なところ「・・・」です。
だけど、迷いながらも丹下様のアドバイスを一つでも実行できるように精進していきます。
こんな事を言ったら叱られるかも、だけどあえて、
丹下様はお父さんのような存在です。
有り難うございます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ