hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

家を建てると…

回答数回答 5
有り難し有り難し 136

今家を建てようか悩んでます。

家を建てると、不幸が起きると聞いて、両親が年なのでもしかしたら!?と思ってしまい、いまいち踏み切れない状態です。

主人は、建築士なので、全く信じてないので、家の建築に関しては積極的です。ずっと頑張って働いてきてもらっているので、叶えてあげたいのですが…。

家を建てると、不幸が訪れるのは本当なのでしょうか?また、回避する方法はありますか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご心配なされずに

臨済宗妙心寺派の大源寺の桑海と申します。
「家を建てると不幸が起きる。」という言い伝えは、私も聞いたことがあります。
私が住職になったばかりの平成12年に、お寺の本堂を修復して、盛大な落慶法要をしました。
翌年、祖母が脳梗塞で母が悪性腫瘍で、同時に入院しました。周りの人は、「普請(家の工事)をすると、不幸が起きるものだよ。」と言いました。

「家の工事をすると不幸が起きる。」とは、生活習慣や心境に著しい変化が生じることによるストレスから生じるものではないでしょうか。「すべての作用は人間の心が作り出す」とはお釈迦さまのお言葉です。不幸をご心配なさらずに、前向きなお考えでいらっしゃれば、、不幸の種は消えていくことでしょう。 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

初耳です

いもがらぼくとさま
はじめまして、なごみ庵の浦上哲也と申します、よろしくお願いします。

「家を建てると不幸が起きる」……初めて耳にしました。
いわゆる迷信の部類に入るものだと思いますが、こういったものにも地域性があるのかもしれませんね。
耳にしてしまった以上、気になるのは当然だと思いますが、なんの心配もいりません。

お墓や仏壇にも似たような話があります。
元気なうちに仏壇(お墓)を用意すると、良いことが起きるという言い伝え、反対に悪いことが起きるという言い伝えもあります。
結局、仏壇を買おうがお墓を用意しようが家を建てようが引越をしようが、良い事も起これば悪いことも起こります。

浄土宗の開祖、法然上人のお言葉に…
「いのるによりて病もやみ、いのちも延びる事あらば、たれかは一人として病み死ぬる人あらん(祈って、病気が治ったり、寿命が延びたりする事があれば、誰一人として、病気になるひとや死ぬ人がいないだろう)」という言葉があります。

幸運も不幸も、私たちの行動や縁によって示される結果です。
根拠の無い言い伝えに惑わされず、建築士のご主人と相談しながら良い家を建ててくださいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

浦上 哲也
横浜市神奈川区で、新しく小さなお寺を営んでいます。 仏教の教え・浄土真宗...
このお坊さんを応援する

全く気にしないでください。

迷信です。
全く気にしないでください。
聞いたこともありません。

世の中に家はどれくらい有りますか??!!

皆さん、不幸ではないはずです。

ただ、働き盛りでお家を建てる事が、多いですよね。
お家を建てたからと、どうしても、無理をし過ぎてしまいますよね。。。。。。
建てるまで、建ててからも、精神的にも大変な事が多いですよね。

お寺では、本堂を建てると、住職が。。。。
と、言われる事ありますが、、、
私も今年、本堂を建てましたが、問題も、山積みで。。。。

一つのものを(城)作りあげる事は、それこそ命がけと言う位 大事業と言う意味なのでしょう。

どうぞ、お家の建立を頑張ってください。

{{count}}
有り難し
おきもち

長谷雄蓮華 (ラジ和尚)
ラジオ パーソナリティ 『 命の 相談会 』開催 愛知県愛西市...
このお坊さんを応援する

あり得ません

完全な迷信です。それを言ったら世の中の戸建て新築住宅方全員に不幸がおきます。

もし、心配でしたらお寺さん・神社さんなどにお願いし、施工の際に起工式・地鎮祭をお願いされてはどうでしょうか? 工事の無事・土地神様へのお勤めになります。

{{count}}
有り難し
おきもち

小黒澤 和常
大本山總持寺安居ののち、松岩寺副住職となる。テレビ朝日系お坊さんバラエティ...
このお坊さんを応援する

すばらしいお家を建てて下さい。

いもがらぼくとさん、はじめまして。

ここ数年で、何軒か新築されるお家の地鎮祭や竣工式などをさせていただきました。
どのお家も幸せそうにお暮らしですよ。

仏教的には、恐らく何の根拠もない迷信です。

ただし、身の回りにそういうことを気にされる方が多いなら、間取りや方角を近くのお寺さんか専門の方に見ていただいて、地鎮祭や竣工式などをされることをお勧めします。

気持ち的にも休まりますし、自分の思う出来るだけのことをすることで、周りから何を言われてもちゃんと説明出来ます。

また、神仏に祈ることは、「身を正す」ことに繋がります。

何でもそうですが、神仏にご加護を祈るということは、逆に言えば「自分が気をつける」ということです。
祈ったから良い、拝んだから良い。では俗に言う「おかげ」を頂くことは出来ません。

たとえば、受験をするときに合格祈願をしたら、勉強しなくても受験に受かるなんてことはありません。
一生懸命に勉強しますから、受験の時に心が惑わされずにちゃんと実力が発揮出来ますように…ということなのです。

それと同じで、人は安心しきってしまうと、思わぬポカをやってしまうものです。

家を新築するとなると、気分が高揚して、何かと周りのことが疎かになってみたり、手に就かなくなってみたりということもあるかも知れません。

そんなときに思わぬ失敗をしてしまったりすることが、そんな迷信を生んだのかもしれません。

家を建てるということは、新しいことをはじめることと同じです。
しっかり気を引き締めて、他のことが疎かにならないようにしていれば何も心配は要りません。

どうしても心配だというなら、上に書いたように、近くのお寺さんや神社にご相談してみては如何でしょうか?

ご主人の実力の見せどころです。
すばらしいお家を建てて下さいね。

{{count}}
有り難し
おきもち

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ