旦那がアスペルガー症候群です。
結婚して三年目になります。
一緒に住みはじめてから、時々ずれてるなと
思うことはあったのですが、個性なんだろうと
思ってきました。 しかし、最近どうも個性ではなく、なにかがおかしいと思い始めました。
旦那を問いただすと、アスペルガー症候群だと言われました。医師の診断ではありませんが、学生の時から、周りとは何か違うと気付き始め、アスペルガー症候群だろうと自分で自覚しているようです。
私が調べても、症状がいくつも当てはまる
ため、多分アスペルガー症候群だと思います。
それが原因で、よく喧嘩になり、旦那からも
ひどい事をたくさん言われ、離婚してもいい
とまで言われました。しかし、喧嘩が終わると
優しい旦那にもどりますし、普段は必要以上に気をつかってくれる、とても優しい旦那なんです。
私は今、彼をこの先ずっと支えていけるのかとても不安で、いっそ子供がいない今、離婚した方がお互いの将来の為にはいいのかもしれないと思い始めています。
じつは、私自身、パニック症を持っており、
環境の変化やストレスに弱いため、パニック症が出ないように、自分自身をコントロールする必要があります。自分のこともあるのに、旦那
のアスペルガー症候群を理解し、生活の中で
気を遣い続けることは、恐らくできないだろうと思います。
私はどうするべきでしょうか?旦那を支えきれない気持ちはありますが、優しいところも
知っているので、すぐ離婚届けを書く気にもなれません。
旦那には全てを打ち明け、その時は変わろうとしてくれますが、しばらくすると喧嘩の繰り返しです。愛情表現も、なにか気持ちがこもってなく、物理的には夫婦ですが、私の心はぽっかり穴があいているようで寂しいのです。
どうかお坊さんの考えをお聞かせ下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まずは冷静に状況を把握して
拝読させて頂きました。何度も繰り返し読ませて頂き、あなたのご主人様への思いも読ませて頂きました。
お二人が出会い、そしてご縁を深められてご結婚なさったことは私は素晴らしいことかと思います。
お二人がそれぞれを大切に想われるお気持ちには変わりないのかとも感じました。それはお二人にとって大事なことですからね。
まずは今お二人がそれぞれの病いの状況をしっかりと把握なさることかと思います。
できるならば専門医の診断を受けて具体的な症状や実状を確認なさることです。毎日の生活や場面場面でどの様な状況下でどうなるのかを自分も相手も確認なさることです。
そしてその中で専門医や第三者の意見も伺いながらお二人がこれからどの様に生きていきたいかをじっくりとご相談なさって頂きたいと願います。
大なり小なり人は未熟でもあり欠陥もあります。その様な中で周りの人達と助け合い補完しあいながら生き生かされております。
可能であるならばお二人がお互いを理解しあいながら共に仲良く助け合って生きて頂きたいと私は切に思います。
ただ現実の生活の中でお二人がどうしてもその病いによってコントロールできなくなってしまう様な状況になった場合には身近な第三者のサポートも必要になるでしょう。その様な状況についても冷静に念頭に置いおく必要もあると思います。
そしてお互いがまずはお互いの為に冷静に思いやるお気持ちを持たれることが毎日の生活では大切ですね。感情をコントロールできなくなってしまい怒りを相手にぶつけることで相手も自分も傷を受けます。なかなかその傷は目には見えませんから修復することは時間もかかることです。
感情を全てコントロールすることは難しいかもしれませんが、冷静にプラスになる方へとお互いの気持ちをいつも方向付けしておくことは大切ですよね。
まずはお互いのことを出会って間もない時の様に素直なお気持ちで理解しあうことからですね。改めて初心に戻ることはある意味新鮮ですし、より深くお互いを自分自身を理解することですからね。
私はあなたやご主人様がこれからお互いを尊重しあい助け合いながら毎日の生活を心から健やかに幸せを分かち合いながら仲良く手を携えて生きていかれます様にと心より仏様やあなたのご先祖様へ願いお祈りさせて頂きます。
必ずや仏様やご先祖様はあなた方を正しくお導きなさってくださいますからね。
アスペルガーのメソッド
いちご様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
旦那様のアスペルガー症候群にてお悩みのご様子・・
そして、いちご様は、カサンドラ症候群に陥られかけておられるような感じであるのかと存じます・・
旦那様ご本人もアスペルガー症候群について自覚がおありであるものの、でも、本人でもどうにもできないところがあるように見受けられます。
そこで、一向寺様もおっしゃられていますように、「第三者のサポート」がやはり欠かせないものになるのではないだろうかと存じます。
まず正式に医療機関への受診と共に、症状についての理解、そして、適切な治療とお互いに対処法を学び、より良く過ごしていくためのお互いの協力が必要になると存じます。
また、アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラムの一群として、従来においては治すことが不可能とされてしまっていますが、ある程度原因を調べることによって、対処できる治療法や薬、サプリ等があれば、治したり、症状を寛解させることができると言われております。
下記のサイトの内容は、実際にアスペルガー症候群の当事者の立場からの情報として、色々と参考になることがあるかと存じますので、是非、ご参照下さいませ。
アスペルガーのメソッド
http://asperger.hateblo.jp/
川口英俊 合掌