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怒鳴り声が苦手です

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怒鳴り声が苦手です。
私がまだ中学一年生だった頃に遭遇した、父と叔父の大喧嘩がきっかけでした。

家族(祖父、叔父叔母夫婦、両親と私)で東北に旅行に行ったときのことです。
祖母が亡くなり、その納骨の後ついでに(という言い方は不適切かもしれませんが)、一族に縁のある土地を巡ろうという趣旨の旅行だったと記憶しています。

二日目に、旅館で夕飯を囲んでいるときでした。叔父が突然お膳に箸を投げつけ、そこから喧嘩が始まりました。
普段は聞かない乱暴な言葉の応酬、普段は優しい父や、止めに入った祖父の怖い声。
仲居さんが明るい声で、剣呑な空気を遮るように食事を持ってきてくれたことを覚えています。
その食事を持ってきてくれた順番に食べなかったということで、ついに叔父の怒りの矛先が私にまで向いたとき、とうとう耐え切れなくなってその場を逃げ出しました。
もう夜ですしどこへ行けばいいのかわからなかったけれど、とにかく怖くてたまらなかった私は、使われていない宴会場に入って身を固くしていました。
そのうち母が探しに来てくれ、その後当然食事を続けることはなく各々部屋に戻り、両親と私は旅行を終えて家に戻りました。

それから、今でも他人、特に男性の大きめの声(怒鳴り声ではない、普通の呼びかけであっても)を聞くとそのときのことを思い出し、恐怖で身体が竦みます。酷いときには呼吸が上手く出来ず、脂汗まで出てくる始末です。
おまけに、他人と食事をすることにも妙な緊張を覚えるようになりました。楽しく食事をしていても、何か粗相をしてまた怒られたり、不穏な空気になってしまったらどうしようと思うのです。

喧嘩の原因は吹っかけた叔父だけではなく父にもあったようなのですが、「表に出ろ」だの「すぐ腕力に頼ろうとする」だの、あんな幼稚な喧嘩はいい大人のすることかと思いました。

もう十年以上も前のことを気にする必要もないとは思うのですが、ずっと心に引っかかっています。

思い出して書いていても恐怖が蘇ってきて、上手くまとまっていないかもしれませんが、何かお言葉を頂けますと幸いです。

乱文失礼いたしました。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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私もそうです

こんにちは。

 過去に辛い思いをされましたね。
 『「表に出ろ」だの「すぐ腕力に頼ろうとする」だの、あんな幼稚な喧嘩はいい大人のすることかと思いました』には、私も激しく同感です(笑)

 怒鳴り声が苦手とのこと、私も同じです。私は大きな音も苦手です。
 男性が大きな声を出しているのを聞くと、こわくて胸がドキドキしてしまいます。

 私は、そのような時は、「ああ、大きな声で怖がっている自分がいるなぁ」と自分の心を観察するようにします。少し冷静になります。また「大丈夫、これはただの音だ」と言い聞かせるようにもします。
 あと可能なら、その場から去る、聞こえないところに行くようにします。

 まあ不便ですけどね。ストレスの原因となるものには近づかないがイチバンです。

 実は私は、一度心配になってお医者さん(内科)に相談したことがあります。そうしたら、誰もが多かれ少なかれ、攻撃的な事には、胸がドキドキするなどの反応をします、これは自分の身を守るためのモノで特別おかしいことはないですよ、といわれました。一方で、私の場合はかなり症状がキツく出てしまっていたので、お薬を処方してもらいました。もしあなたも心配なようでしたら、内科でいいので一度お医者さんに相談しても良いと思います。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

お忙しい中、早速ご回答くださり有難うございました。

怖がっていること、また父と叔父の遣り取りを幼稚だと思ったこと、それが自分だけではなかったようで少しほっとしました(笑)

今まで大声を聞くような場面に遭遇しても、ただ身を固くしてやり過ごすばかりでした。なので、怖がっている自分を俯瞰的に眺めてみるというご意見には目から鱗が落ちました。今度からは(遭遇しないのが一番ですが)そのように心がけたいと思います。

有難うございました!

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