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努力することが怖くて困っています。

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有り難し有り難し 33

 3年前から努力しようと思うとひどい不安感に襲われ(体調が悪くなるほど)、やらなければいけないことがなかなか手につきません。不安と向き合うのが億劫と言えばいいのでしょうか、自身のないことに対峙するといくら頑張ってもダメだという気持ちでいっぱいになってしまいます。

 このような状態になってしまった背景には教育実習があります。高校3年生のときから、勉強はもちろん、趣味も含めてすべての事を教師になる糧となるように考え努力してきたつもりです。しかし、教育実習のときに、今までの疲れと完璧主義が相まって、頭が真っ白になるほど授業案が手につかなくなってしまいました。泣きながら担当の先生に相談し、何とか完成しましたが、担当の先生には「勉強が足りない」・「中学生より子ども」と言われ、軽蔑した目で見られてしまいました。また、他の実習生(友人含む)にも心配のレベルを越えてどん引かれてしまい、もう何をどうすればいいのか分からない状況に追い込まれてしまいました。

 それからは、わたしはどんな努力をすべきだったのだろうか、いつから努力の仕方が間違っていたのだろうかと悩む毎日でした。そうしていつしか自信をなくして、好きなことも好きでなくなり、向上心もなくなりました。死んではならないから生きている感覚になりました。努力をすることが億劫に感じるようになったのはそのときからです。

 このままではいけないと、いろんなサイトを見たりカウンセリングを受けたり、メンタルの勉強をしたりしてして、学校の課題はできることから少しずつやってきました。それでも期限内に課題ができなかったり、失敗ばかりで、不安感は増すばかりです。良いようには何も変わりません。

 最近は卒論も間に合いませんでした。ずっと応援してくれた先生や家族、友人に申し訳ないです。頭の中ではみんなのために頑張らなければいけないのはわかっています。でも、最近はもう努力する気力もなくなっていまいました。努力するくらいならいっそ死んでしまいたいとすら思うこともあります。

 このままでは心の底からクズ人間になってしまいます。わたしはどうしたらこの状態を抜け出せるでしょうか?どうしようもない質問で申し訳ないですが、どうかアドバイスをいただきたいです。また、具体的にどのような行動をしたらいいのかあれば、教えていただければ幸いです。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今に居る

失敗体験て頭から離れないですよね。「失敗した自分ヘルメット」をずーっとかぶりながら今生きてるような…。失敗体験が失敗体験を生んでどんどんそのヘルメットが確固たるものになっていく…。

でもそんなことないんですよ。本当はその時その時ですべて完結してるんです。失敗もその時で終わりです。

記憶ってすごいですよね。今ここにはないことなのに、思い出すと当時の嫌な感じ息苦しい感じが今ここに現れます、体の感覚として。心と体ってつながってますよね。

ないものを作り出すのが頭、思考の働き。そのものをそのまま受け取るのが体、感覚の働き。と、仮に見るとして、頭が親分で体が子分だと思い込んでいる人は、心と体もろとも過去や未来に思い悩みます。
ですが、頭と体は決して主従関係にはなく友達関係だと思っている人は、頭が過去や未来に思い悩んでいても、体が今にもどしてくれます。
思考は過去や未来を作り出しますが、感覚は今のそのままを受け取っています。過去は記憶力、未来は想像力です。
良い悪い好き嫌いと判断するのが頭で、判断しないのが体です。言葉で分けるのが頭で、分けないのが体です。

私の比率を、頭から体におろしましょう。呼吸を深く味わうと頭から体のほうに気持ちが落ち着いてきます。今に居れる心地よさが体でわかってくると、変わってくると思いますよ。

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おきもち

若輩者ですが、宜しくお願い致します。
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ちょっと視点を変えましょう。

いかりんごさん

初めまして
だてりゅうほうと申します。

なるほど。
ちょっと人生の挫折一発目がヘビー過ぎた感じですね。

色々な先生にも相談されらっしゃるようなので
いくつか私流の解決策をお答えします。
その中で、使えそうなのを選んで読んでみてください。

1、正しいことを疑う
2、貯金する

まず一つ目ですが
学校教育の間は、正しい正解がきちんと存在して
その世界の大多数から外れると《ダメな人》というレッテルが貼られる
風潮にあります。

しかし、社会に出てしまうと
《正しい正解はない》《大多数が同じ答えだからと言って正解ではない》
という現実に変わります。

いかりんごさんは、学校社会では確かに
辛い思いをされたのかもしれませんが
社会に出ると、あなたの中に眠っている才能を
生かすこそができる職業が必ず存在します。
(あると思って探すことが重要です)

あなたが今感じてることが
世の中全ての常識とは限らないんです。

次にいかりんごさんの失っている自信ってなんでしょうね?
僕は【自分との約束を守れること】から生まれる感情だと思っています。

つまり、いかりんごさんが自信をなくした理由は
《自分は出来る。と思い込んでいた、自分との約束を守れなかった。》
ことで、自信を失ってしまったのでしょう。

けど、その《約束》そのものが高過ぎた。
なんて考え方にはなりませんかね??

そこで
自信を取り戻しながら、安心感も得られるのが
貯金です。

毎日貯金をしましょう。
最初は10円スタートで十分です。

カレンダーを隣に置いて
毎日10円貯金してください。

ただし、一つお約束が

【その貯金箱のお金はしばらく使わないこと】

このお金はあなたの自信を数値化したものだと思ってください。
溜まった金額が、あなたが《毎日続けられる》という自信を数字にしたものになるのです。

もし使ってしまったら
また1から始めてください。

何度でも始められますし
続けることで、自信も取り戻せるでしょう。
貯金の習慣までついてラッキーです。

2つ目はお坊さんぽくないですが
めっちゃ効果あると思うので、参考にしてくださいね^^

・仕事の悩み・人生のコツ
を動画で配信しているので興味あれば見てください^^



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おきもち

初めまして【だてりゅうほう】と申します YouTubeやブログサイト...
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不安の心が更に不安を作るので断ち切ること。

いかりんごさん、こんにちは。

不安症におちいっていますね。
心が不安のことを考える思考に陥ってしまい、不安の心で満たされると更に不安ができてしまうという悪循環で、心が習慣化されて弱ってしまうのです。
なので、まずは脳が不安を考えることを止めさせること。そしてその状態を繰りかえして、習慣化をなくすことが必要です。
不安をなくす方法は以外と簡単です。頭が考えないように、思いっきりの運動をさせると脳が不安を考えることができなくなります。思いっきり走るとか、スクワットとするとか、とにかく考えることができないぐらい、運動に集中することを作ります。
一番お勧めなのは、大声。特に歌を思いっきり疲れるまで歌う。うるさいので布団に顔をうずめて歌えばいいでしょう。不安心が忘れるまで思いっきり歌います。さらに良いのはあなたが好きな元気になる歌を選んでおいて歌うと更に良いでしょう。これを不安心が起こるためにつづけると、不安心の習慣性がくずれて、脳が不安心を起こさなくなります。

つらいと思いますが、必ず直ります。チャレンジしてみてください。

あと、実際の問題ですが、たぶん、いかりんごさんの性格に仕事や勉強の内容があっていないのです。親にいわれるままでなく、自分のペースに会った生き方を選んでこれからの人生を歩んでいきましょう。大学なんて中途退学でもいいんですよ。何もできないのが悪いことではありません。あなたにはあなたの生き方があるのです。それを自らが選ぶ時が来たのです。
いつでも相談にのります。いかりんごさんが生き生きできる生き方を探していきましょう。

がんばって!合掌

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質問者からのお礼

だてりゅうほう さま
 回答ありがとうございます。まずわたしの気持ちを察していただいたこと、とても感謝しています。また、アドバイスもとても分かりやすくて、こんなわたしでもやってみようと思えるものでした。
 /わたしが失った自信は正しい判断です。人生の選択から普段の生活の中での小さな判断まで、あらゆる選択を間違ってしまったから、大きな失敗を起こしてしまったという結論に達してしまい、自分の判断を信じられなくなっていました。きっと学校の課題(主にレポート)が億劫なのはそれが原因だと思います。
 /「自分軸」や「正しさ」についての動画も見ました。まずは貯金から始めて、余裕が出たらいろいろやってみて続けて、自分の好きなことをもう一度見つけて、自分の軸ができるのをもう少し待ってみようと思います。回答本当にありがとうございました。

宗像義順 さま
 回答ありがとうございました。ご指摘の通り、頭の中で過去と未来を行き来して、不安を増幅させていた気がします。
 身体感覚に意識を向けることは本やネットでも見たことがありますが、まったく効果がなくてそれがなぜか悩むこともありました。でも、回答を読んで、身体感覚を通して今ここにいることに集中しようとすることが大事なんだなとわかりました。
 今まで頭でっかちに生きていた分、まだ「私の比率を頭から身体におろすこと」が難しいですが、まずは苦しくなったら深呼吸をやってみようと思います。アドバイス本当にありがとうございました。

染川智勇さま
 回答ありがとうございました。不安が不安を呼んでいるというのがとても納得しました。不安の原因追究に一生懸命になっていることもよくあって、それがパニックになるほどの不安感を起こしていたのかもしれません。今まで不安と向き合わなければと思っていましたが、どうしようもないときは運動したりして気を紛らわすのがいいんだなと分かりました。
 今やっている勉強は確かに今の私の気質には合っていないかもしれません。でも私は今、好きなものも、どう生きたいかも、分からない状態です。本当にやりたいことは何かゆっくり考える時間をとってみたいと思います。アドバイスありがとうございました。

「心構え・生きる智慧」問答一覧

ヘルパーに酸素マスクを外され、、、

母は老人施設で老衰で亡くなりました。最後は点滴も出来ない体になり、息も上がっていたので酸素もチューブで鼻から入れてもらっていました。亡くなった当日面会に行っていたのですが目も開ける事なく、問いかけにも微動だにせず、腕も指も動かない状態でした。途中看護師が「口も開いているのでマスクに替えますね」と鼻のチューブをマスクに替えて退室。暫くしてヘルパーがオムツ交換に来たので退室し、終わったのでと声をかけに来てくれてから再度部屋に戻ったところ、鬼の形相(に見えました)で亡くなっていました。その時は亡くなったという現実で頭がいっぱいで気が回らなかったのですが、酸素マスクが外されベッドに置いてあったということが2日後に気付きました。 葬儀を終えてから施設の方へ挨拶へ行き、その際にマスクが外されていた事も話しました。ヘルパーからは何の報告も上がっていなかったので私たちの話で初めて知ったとの事でした。 マスクがあれば看取れたかもしれない。マスクが外されていたので苦しいまま息を引き取ったのかもしれない。それが悔しくて残念でなりません。ただ、マスクがついていたとしても、命の限りは決まっていたでしょうから、施設やヘルパー個人を責める気は無かったのですが、施設からビデオで確認した所オムツ交換をすると言って来たヘルパーと実際にオムツ交換をしたヘルパーは違うヘルパーである。オムツ交換をしたヘルパーに聞いた所顔には触っていない。オムツ交換をした時にマスクがずれたかもしれない。退室時にマスクの確認はしなかった。と曖昧、ウソばかりであろう報告を受けました。 こちらとしては特に報告をして欲しいと言っていなかったので、逆に気持ちを逆撫でされる報告を受け苛立ちや悔しさ、腹立たしさばかりが込み上げてきています。 施設の言い訳、ウソを聞く度にモヤモヤが増して行きます。事を大きくしたく無いと思っていましたがウソをつかれると言い返したくなってしまいます。この気持ちは時が解決してくれるのでしょうか。気の持ち方を教えて頂きたくお話しさせて頂きました。どうぞよろしくお願いいたします。

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夫にかける言葉や心持ちについて

お坊さんはじめまして。私は三十代半ばの女性です。昨年結婚した三十代後半の夫についてご相談させていただきます。 私たち夫婦に子どもはいません。共働きで円満に暮らしております。しかし最近夫が自身の実家との関わり方に疲弊しているようで、妻として一人の人間としてどういったフォローをすれば良いかわからない状況です。 夫は小学生の頃に父親を病気で亡くしており、母と年の離れた妹と三人の家庭で育ちました。社会人になってからは単身で暮らしていたそうです。 そして今現在は家から車で一時間ほどの距離で義母と義妹(三十代前半)が同じ家で暮らしています。 数年前から義妹の体調が優れず(原因不明)身体に不調が滲み出ており、私から見ても心配になる顔つき体つきをしています。 またその義妹を支えるためか義母も老体にむち打つようにアルバイトをしています。 義妹には義妹の、義母には義母のストレスがあるのだと思います。二人は言い争いが多々あるようです。 そんな二人の板挟みとなっている夫は、息子・兄の立場以上に「亡くなった父親の代わりに自分がなんとかしなければいけない」と使命感があるようで、私から見ると不要な心配や気遣いをして神経をすり減らしているように見えます。 亡くなった父親の代わりに〜というのは夫本人から出た言葉です。 そんな生真面目で優しい夫に惹かれて結婚したのですが、いつかどこかで夫がぽっきり折れてしまいそうで怖いのです。 私自身も病気がちで夫に助けてもらっている部分がたくさんあります。 なので夫からしたら、病気がちで手のかかる妻、日に日にやせ細り見放せば死んでしまいそうな妹、年老いて体が悪くとも働かなければならない母の三者に気を配る生活をしています。でも夫自身は誰にも助けを求めていないように思うのです。 父親と死別した長男というのは、これからもずっと残された家族を守る使命感に縛られていくのでしょうか。夫自身がそのような使命感から放たれる日は来ないのでしょうか。 義母義妹について悩む夫を見ているのがとても辛いです。 なにか私がかけてあげられる言葉や、知った方が良い心持ちがあれば教えていただきたくご相談とさせていただきます。 まとまらない文章で申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

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回答数回答 2

賢く生きるのが難しいです

 春休みが長期間あったので、バイトをたくさん入れました。しかし、一日数時間しか入れないので、1ヶ月で合計すると、そんなにバイト代はもらえません。  しかし、バカな私は、いつもよりたくさん入れたら、たくさんもらえるというように考えていました。  バイト代が入ったときに、春休みにしては全然稼げてなかったので、シフトを入れた時に計算しなかったことに、自己嫌悪に陥りました。  新しいバイトを探そうとはしていますが、周りの人が当たり前にできてることにつまずくのが悔しいです。  高校までぬるま湯で生活していたので、社会の厳しさを垣間見たのもあります。  もともと、生活やあらゆることをうまく賢くするのが苦手だったのですが、周りが賢く生きている話を聞いたり、今回のつまずきで、一気にこの先の自信がなくなりました。  周りの人が考えたら失敗しないようなミスを、私は失敗しないと間違えることに気づけなかったりなど、全部失敗していって学んでいくスタイルが嫌です。  春休みは、資格も取ったり、友達と遊んだり、バイト以外にもしましたが、バイトで稼げなかったことで、自信とやる気を失いました。  どうしたら、賢くうまく生きれて、失敗しても立ち直れますか?全部失敗していって学んでいくスタイルは、なおせますか?

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普通の幸せを手に入れたけれど。

 こんにちは。 30代後半の専業主婦です。  私は10代のときに精神病を患いましたが、実家の家族の懸命なサポートのおかげで寛解をし、30代で結婚もでき、子供も授かることができました。 子供が幼稚園に通い始めるようになると、お母さんたちとの付き合いも増えるようになり、いわゆる「健常者」の方との付き合いも出てきました。  普通ならば、ママ付き合いはたやすく出来そうなものですが、私は10代で精神病になり、20代全てを療養に費やしてきました。 なので、皆が一般的にやっている就職や社会人経験がゼロの状態で結婚、出産、育児をしていることになり、周りのお母さんたちとは、どうしても「違い」を感じてしまいます。テンションも違うし、話す話題も仕事の話ばかり。 人の裏を常に警戒しているような人だらけで、あまりに空気感が違いすぎて付き合いなんて私には無理、と不安でいっぱいです。  実家の両親は、「社会人経験なんて、ないほうがいい。社会に毒されてしまった女の子に本当の人付き合いなんて出来ない。 あなたは、社会人経験がないおかげで人とオフで表の顔で付き合いができるんだよ。」と言ってくれています。  しかし、どうしても他のお母さんたちと接すると、彼女たちのほうがうんと「大人」に見えて感じてしまい、私はまるで10代から精神的な時間がストップしているみたいに感じています。  友人には健常者の友達はいて、プライベートな話もできる仲です。でも、幼稚園のママさんたちは、それとは違うように思います。  どうしたら彼女たちと対等に、劣等感を感じずに付き合えるでしょうか?

有り難し有り難し 12
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ