パワハラ
同僚がパワハラを受けています。男性上司が女性部下にです。その上司は、大声で怒鳴るわけでもないのですが、ねちねちと仕事について、詰めなくてもよい部下に詰め、精神的に追い込み、犠牲者は3人目。私は、なにかしなければとさらに上司に訴えたのですが、「俺のやり方を貫く」と効果はありません。また、部下だけ変えても繰り返すだけ。周りの人間も、その上司にイライラしていつも気が立ちはじめて職場は最悪ムードです。
今は、再びさらに上司が言い聞かせたのですが、効果はありません。たちの悪いことにパワハラ上司は、仕事ができる。見る人はそれだけで評価し、部下が付いていけないだけだと思ってます。
さらに上司にうったえてもな何も改善はなく、どうすればよいですか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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他人をとやかく言わない
どうすればよいですか、という質問ですが、それは嫌な上司を懲らしめるためにはどうすればよいか、という質問でしょうか?
だとすると、聞くだけ無駄かもしれません、嫌な上司をやっつける方法なんて、仏教の教えには存在しないからです。
手塚治虫の「ブッダ」でのお釈迦様のセリフですが・・・
「人間は多少なりとも、だれでも狂気をもっているものだ。だから他人の狂気をとやかく言うものではないぞ」
他人を非難しても、他人は変えられません。
大事なことは自らの行いをつつしみ、同じレベルで争うようなことにはならぬよう努めること。
意地の悪い上司は困ったもんですが、その上司の悪口を書いている時のあなたの顔も、負けず劣らず意地悪な顔になってしまってはいませんか?
自分にも欠点はあると自覚して、他人をとやかく言うのは控えましょう。
誰にでも、悪いところもあれば良いところもあります。
少し上司の見方も変えてみると、今よりおおらかな気持ちになれるかもしれませんよ。
結論としては林さまと同じことになりますが
私は一年だけ○史編纂学芸員をしていたことがありました。学芸員は基本的に大学の史学科を出た人の資格であり、仕事ですから、仏教学科卒の私がする仕事では本来はないわけです。しかし、募集していたので応募したらそのまま本ができるまでいることになりました。その折に経験したことは、
http://hasunoha.jp/questions/3187
に述べています。上記に比べれば、「仕事ができる」つまり「会社に得になる」人物なので、抗うのは困難かもしれません。倫理的であるより、利益をもたらすことの方が営利団体においては重要だからです。それでもパワハラ等で訴えるなら相当な証拠を積み上げておくことでしょうか。それも一つの道でしょう。
しかし、林さまのご回答を拝読しているとき、偶然、渡辺和子さんに関する記事を思い出しました。さきごろ亡くなった元ノートルダム清心女子大学学長だったシスターのお話です。facebookをなさっているかどうか分かりませんが、同じ内容の記事は他でも見つかるものと思います。
https://www.facebook.com/kandouhiwa/?pnref=story
の2017年2月16日12:00の投稿です。