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やっぱりだめです

回答数回答 2
有り難し有り難し 27

彼がいないのやっぱりつらいです。
前向きになれたと思ってたのに、
全然だめです苦しいです。
しかも最近思い出しても、
悲しそうな顔ばっかりです。

1番思い出すのは
彼のつらい気持ちきいたときに
私が泣いたら「泣かんでよー、」て
彼は困った顔して私だきしめてました。
涙もでんくなったて言う悲しい顔
こればっかり思い出します。
今も泣かんでって言ってるんでしょうか。

一緒に大人なりたかったです。
まだ約束いっぱい残ってて、
1人で全部するの、さみしいです。

なんで最後に私に好きって言ったんだ
嬉しいけど、複雑なきもちです。
ずっと私の大切な人のまんまです。
いま彼が戻ってきたらどんなに幸せか
もう戻れないことはわかっていても
彼がいたらどうだっただろう、と
ふと考えてしまいます。

彼がいないのが苦しくてつらくて、
でも苦しいときに頼るのが彼だったから
もうどこにこの気持ち
もってけばいいのかわかりません。

これからどうしたらいいか
またわからなくなってきました。
いみわからなくてごめんなさい

こんな悲しみを超えてみなさん生きてる
すばらしい人ばかりです、


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分の彼に対する思いの正体を明らめるべし

「彼がいなくて寂しい」「彼がいなくて悲しい」
その喪失感そのものに向き合うことが仏教です。
たとえばあなたのご両親やお友達を思い起こしてください。
そこに居いるにしてもいないにしても、その人を思い起こしているのは誰でしょうか。
その人のイメージが生じているのは何処でしょうか。
その人のイメージはその人本人でしょうか。
その人のイメージやその人に対する感情や、沸き起こる想念は誰の中で、いつ、どこで生じているものでしょうか。
あなたの苦しみ、悲しみを、不動明王に代わって断ち切らんと厳しい事を申し上げれば、
あなたが相手にされているのは、彼ではなくあなた自身の想念なのです。
もっと厳しく申し上げれば。あなたの中の悲劇のヒロインに向き合って、そのヒロインが悲しいことに陥っている心理であるかもしれません。
人が亡くなったことに向き合うという事は、その人の偉大なる死・尊厳を尊重することです。
自分が失って哀しい、自分だけが悲しいという目線を扇子を広げるように徐々に角度を広くして、自分にだけ向けない様にしてみましょう。
するとあなたははじめて、彼に出会うことが出来るのです。
その人が亡くなってからでもその人をみるという事が始まっていないだけなのです。
たしかに亡くなってしまったのは衝撃的なこと。大きな失いという一面があるものです。
ですが、もし彼が仮にあなたの側にいたら、今も悲しんでいるあなたをみてどう思われることでしょうか。「どうして自分の中の私に対するイメージや記憶ばかりに向き合って今の私を感じ取ってくれないのだろうか」と思っていると思いませんか。
もちろん、彼は亡くなってしまいました。
ですが、問題はあなたの中で「彼を無くしたまま、喪失したままにさせていること」があなたの苦しみの中心・中核なのです。
人は想念に苦しみます。
彼に対して「失った・無くなった・終わった・もう二度と会えない」という終局終末的な思いこそがあなたを一番苦しめているのです。仏教は人の死を終わりとはしません。
仏教でなくても、人は亡くなっても、その働きは永遠に生き続けているからこそ、芸術も文化も継承されているのです。
人間が自分自分、わたしわたし、という狭い小さなものの考え方にとどまって、そこから抜け出せないでいることが迷いです。
その失われ一つで彼との全て思い出すら無にするべきではありません。✨

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有り難し
おきもち

彼に思いを伝えてくださいね

拝読させて頂きました。あなたの悲しみ、そうですよね。
本当に彼が生きていてくれたらどんなにかその悲しみ苦しみが消え去るか、共に喜びも悲しみも分かち合い生きられるかと思うでしょう。
大切な方の死を受け入れることは本当につらいことです。並大抵のことではありません。
人は誰しもが亡くなることは変わることはありませんが、あまりにもその死は突然です。簡単にその悲しみが癒えることではありません。

私も彼へのご供養を捧げます。正しく仏様のもとにて安心なさってくださることを。

どうか日々思い返し彼に手を合わせて、あなたのその思いを彼にお伝えなさってくださいね。
あなたの思いは必ずや彼に届き、仏様もあなたの声に耳を傾けてくださいます。

どうか日々彼をご供養なさってくださいね。そして彼もあなたも心が安らかになられます様にと仏様にお願いなさってくださいね。
毎日毎日のその彼への思いを大切になさって生きてくださいね。

あなたをいつまでもいつまでも彼は必ずお見守りなさってくださっていますので。

遠い先のことかもしれませんが必ずや再び仏様のもとにて彼に会うことができますからね。

再度拝読させて頂きました。お返事ありがとうございます。いつでもあなたの思いを書き綴ってくださいね。
またあなたの思いをお聞かせくださいます様にお願いします。あなたは独りではありませんからね。

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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

東さま、丹下さま
ご回答ありがとうございます。
東さまの優しく受けとめてくださるお言葉も、丹下さまの私を思っての厳しいお言葉もありがたいです。ありがとうございます。

私なりに彼に向き合おうと、毎日手を合わせてお話したりしているのですが彼と向き合うことがまだよくわかりません。
でも、決して自分だけが悲しいだとか、自分だけがかわいそうだと思ったことはありません。
彼の死を受け入れるほど今までとは違う毎日に、ただ途方もなく悲しい気持ちを抑えきれずに書き込んでしまいました。申し訳ありません。
彼への気持ちはこれからも大事にしたいです。
何回も読み返して理解できるようにがんばります。ありがとうございました。

東さま
再度お返事ありがとうございます。
そういえばこのあいだ、
めずらしく夢に彼が出てきて
ぎゅーっと抱きしめましたよ
嬉しかったり切なかったりです(;o;)
またお話きいていただけたら嬉しいです。

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