経済停滞の原因のひとつ?
自宅に物を置かない「ミニマリスト」が増えているそうです。
個人の自由と言えば自由ですが、彼等はどこに楽しみを見出しているんでしょうか。
個人的には、人間の物欲が経済循環の根幹だと思っています。
少なくとも、彼等はこれらの現実からは遠いところで生きているのでしょうか。
過度な物欲は個人の理性を崩壊し、様々な問題を抱えてしまうことも事実。
ですが、人が労働の対価として幾ばくかの金銭の循環から遠ざけると、日本経済はどうなるか。
彼等は「モノは要らない」と言いながら、自宅だけは必要なようですから、あくまでも日常的な生活空間は必須であり、単に「消費者」になりたくない、のかも知れません。
物欲の塊である私は、必要な買い物ができたことにまだ、労働の喜び、生きる意味を実感しながら生きています。反面、高価で欲しくても買えないモノに嫉妬し、どこかで折り合いを付けて自分を慰めたりもしている。
経済発展と個人のエゴ?消費社会による天然資源枯渇を嘆いているのか?
難しい問題のような気がします。
45歳。独身。兄弟なし。A型。180cm。結婚願望豊富。配送ドライバー。BMI=26? 好きな言葉「勝者の美酒は敗者の涙」 好きな歌手「奥村愛子」 尊敬する人物「お笑い芸人全員」 一日も早く幸せな結婚のために日々、精進。全ての女性は天使である。全ての男性は産業廃棄物である。
腰痛、貧困、低収入、父との確執など
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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いろいろな生活のかたち
卑下男爵様
こんにちは。拝見させていただきました。
最近流行というほどなのかはわかりませんがよく耳にするようにはなりましたね。実は私自身も断捨離やミニマリストからは学ぶべき所はあるなぁと思っておる次第です。一口にミニマリストといっても十把一絡げには出来ませんのであくまで私の考えるということでお話させていただきます。もともとは東北大震災などを等してモノをたくさん抱え込む生活ではなく、モノを減らし(依存をやめ)本当に自分にとって大切なものを見つめ直すというところから流行してきたのだと思っています。
ミニマリストと言えば例えばいわゆる「ケチ」な行為や消費に消極的な部分だけが取り上げられているように思います。ただそれだけではなくて、「自分の大切なもので暮らそう」というどちらかといえば消費をしないというよりはシンプルに暮らそうという意図を感じています。ですから、洋服なども安物をたくさんかってタンスで眠らせていくのではなく、「真の勿体ないとは活用しないこと」であるように、例え高価な洋服でも、長持ちし、質が良いもの、自分で納得できるものであれば買います。安物をたくさん持つのではなく、質の良いモノを最低限揃えて生活する。決して安いものだけで暮らそうという考えだけではなく、どちらかと言えば無駄を極力減らすという考えだと思います。
モノを減らすことによって自分にとって本当に必要なもの、大切なものを見つめ直そうとする行為だと私は思っています。例えばモノに囲まれた部屋で常に「片付けないと・・・掃除しないと・・」とか未読の本は「読まないと・・」というマイナスな感情をつねにボディブローのように受け続けて生活していると徐々に自信が失われていきます。
消費を毛嫌いするのではなく、「本当に自分にとってそれは必要なものですか?何か寂しさを埋めるため、ごまかすためにため込んでいるのではないか?」と自分に問いかける姿勢なのかなと思っております。
私の経験では、たくさん持っていると逆にないものねだりになり、少ないもので暮らすと逆に「あるもの」の有り難さが見えてきました。ミニマリストと一口に言っても、いろいろあるのではないかなぁというお話でした。失礼いたしました。合掌
量より質を選ぶ経済行動
おはようございます。
「労働の喜び」、いい言葉です。オトコですねぇ!
さて、仏教には「少欲知足」という言葉があります。欲しい欲しいの気持ちを少なくし、今の状況で十分であると考えるということです。高くて買えないと嫉妬せず、今あるもので十分イケる、という考え方です。
ものがあふれる時代ですが、ものを大切にし、欲を少なく、今おかれた状況に満足することは大切だと思います。
確かにこのような考え方は、経済の停滞を招くようにも見えますね。
でも実際は、「ミニマリスト」と呼ばれる方々も、ご飯は食べなくてはならないし、衣服も着なくてはならない。もちろん住まいも必要です。「ミニマリスト」と言ってボロボロの服を着てお風呂にも入らず、となっていたら流行しません。こぎれいにしているから多くの人がそれに賛同し、取り入れているのだと思います。
衣服は、すぐに傷んでしまうようなものを買ってしまったら長持ちしません。ちょっと値が張るけど長持ちする良いもの、流行に流されないデザインのものを買うんだと思います。
また食べ物も、産地のきちんとわかっている、栄養のバランスの取れた食事を少しだけ食べるのだと思います。
(ですから仏教の「少欲知足」とはちょっと違う考え方かもしれませんね)
結局は、安いものをばんばん買うか、良いものをちょっとだけにするかの違いで、経済的に見たら同じなのではないか、と思います。それはかつての「質より量」ではなく、「量より質」を選ぶ、進歩した経済行動だと思います。
「量より質」的な需要が増えれば、生産者もそのように作ることになっていきます。結果物価が上がり、経済は成長します。日銀のめざす「物価上昇率2%」も見えてきます。