結婚に焦りがあります。
29歳になり、年齢的に結婚について焦り始めている自分がいます。
職場のおばさま達を見ていると、主婦の方もバツイチで子供を育ててらっしゃる方も、とても生き生きしていて、子供がいるから頑張れるとおっしゃっていました。
出来たら自分も子育てを経験したいのですが、出来そうになく焦っています。
こればかりはご縁ですし、焦ったところで仕方ないのかもしれませんが、悶々と考えてしまい辛いです。できたら祖父母や両親が元気なうちに孫を見せてあげたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人のために結婚しない方がいい
自分のために結婚してください。
誰かを喜ばそうと思って結婚するのは自分に嘘をつくことになります。
本当に好きになった人、この人とならば、一緒に死んでもいいやと思えるくらいの人に出会わない内は絶対に妥協してはいけません。
人は、本音で生きているものです。
その本音を隠すのが建前です。
多くの人は建前を尊重しますが、タテマエはやはりどこまでいっても嘘で本音ではないのでいつか無理が生じるのです。
本音で生きて、本音で好きになれる人に出会ってください。
今は適齢期というものはないので
「できれば20代のうちに」、というのお気持ちもあるかもしれませんが、それは今は死後と言っていいと思います。結婚すればいい、というものではありませんが、人間だれしも、「こうなりさえすれば」と思うものです。それは妄想です。こうなったらこうなったでまた別の苦しみがやってきます。
今はもう20数年前の話ですが、ご主人が末期のガンにかかっておられたご夫人に、「●●に祈れば夫は治ると聞きましたが」と尋ねられました。私は、「そんなものではないですよ。それが本当だったら、病気が治ることになる。つまり誰も死ななくなります。そんなことはあるでしょうか。さらに、ご主人の問題が解決してもまた別の深刻な問題が次にやってくることは間違いありません」と答えました。その後、ご主人は亡くなりました。そのご婦人いわく、「あのときは必死だったけど、治ったらおかしいということが分かった」と、さらに、「今は別の問題に苦しんでいる」と続けられました。思い返すと当時20代半ばだった私がよくもまぁ、偉そうなことを言ったものだと思います。
こう申したからと言って、結婚は人生の墓場だともいうわけでもありません。子供もかわいいし、家内もたまには(?)愛おしいです。あなたにも家庭を持つことを喜んでいただきたいです。しかし、結婚は慌ててするものではないと思います。
質問者からのお礼
御礼が遅くなり申し訳ございません。
ご回答ありがとうございました。
藤岡さま
確かに、「~さえすれば」幸せになれるのに、という考え方をしてしまっていました。
それをかなえられた所で、また別の問題、苦しみはやってくるのに…。
あまり年齢に囚われすぎずに、藤岡さまの様な温かい家庭を作れたらなと思いました。
丹下さま
自分の為に、というお言葉とても心に響きました。
両親や祖父母に喜んでもらいたいからしたい、という気持ちが大きかったので…
建前でなはく、本音で。まずは本音で生きられるように日々意識を持ちたいと思います。