hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

洞察力をつけたい

回答数回答 2
有り難し有り難し 12

私は何事にも鋭敏犀利な洞察力で物事の本質を瞬時に見抜き、能力的な劣後を補いたいです。

どうしても洞察力が欲しい。そのためにはどうすれば良いか教え導いてください。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

観察力からじゃないかな。

ご自身の観察力には自信がありますか?つまり、「目に見える部分の変化」を認める力です。今は情報過多ですから、「目に見える部分」から、如何に「自分にとって不要なもの」を排除するか、その選り分けができるかーも観察力のうちのように思いますが。
洞察力と呼ばれるものは、観察された結果から、それに至るストーリーを推測することですね。ですから、初めてあった方から「洞察する」よりも「既知の方について洞察する」方が易しいです。バックグランドを多く知っているから。

ということでね。ポイントは2つ。
先ずは観察力、そして選別する練習を。
「洞察力のない状態・条件」を弁える。つまり「早とちりを恐れる」態度を身につける。
具体的には、「おれ、早トチリしてないか?」としばしば自分に問いかける事です。

「能力的な劣後を補いたい」との事ですが、これらも能力の1つですのでね、「どんな能力について劣っている」のか分からないと、堂々巡りの問答になりそうですよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

人のことはどうでもいい

洞察力とは、一般的には人の心の中を読むといったことでしょうか。
人の思いを想像したり察したりする道は、仏道とは違う道だと感じます。
そうして人の心の中を探ることは苦しみの道へとつながります。常に人のことを評価し、勘ぐるようになるでしょう。
そうした技術的なことは、本などで学ぶことでしょう。
しかし、救いの道を求めているなら、考えの世界でないところに目を向けるべきですね。人間本来のあるべき姿、自分とは何かを見つける道です。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

質問者からのお礼

ありがとうございます

瞑想とかで洞察力が身についているのかと思いました。私は洞察力を身につけることで苦しみが減る人間です。どうか具体的な洞察力の身につけ方を教えて下さい。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ