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恐ろしい担任の先生について

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有り難し有り難し 8

高校生になったのですが、担任の先生が恐ろしいです。また、その先生は私の五つ上の先輩が裏であるあだ名で呼んでいました。
周りの人と話すことがないあまり、担任の先生のあだ名について話してしまいました。
家に帰って冷静に考えて見るとLINEなどでそのあだ名が広まってしまったらと考えるととても怖いです。
また、私は昔からよくこう言ったトラブルを起こしがちなので今回の件でまた自分がいやになりました。余計なことを言わなくなるいい方法や心がけについて、またもし広まっていた場合の対処について教えてください。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

屏風の虎は退治できません

 まだ、起こってもいない出来事に対して私は何も対処は出来ません。これは一休頓知話の「屏風の虎退治」の話しです。杞憂と言えばそれまでですが、このことは学校生活では良くあることです。案外、本人も知っているかもしれません。恐らく、あなたが気にしているのは先輩の事ではないでしょうか?先生が怖いのでは無くて先輩が怖いのではないでしょうか?ばれた時は只管謝りましょう。それしかありません。素直さと正直さで挑むしかありません。
 次からどうするか?
①一番は人に言わない事。墓場まで持っていくこと。
②なるべく聞かない事。私は秘密を守るのは好きではないので、私は拒否します。別に知ったからと言って私に何のメリットがあるわけでなく、余計に苦しみが増えるだけですので聞かないようにしております。人生は四苦八苦。これ以上さらに苦しみを増やしたがる人たちはどうなのでしょう。今あなたが苦しいのは自分が生み出したものです。
③聞いたら忘れること。馬の耳に念佛。こんな話があります。
 二人の修行僧が修行のため諸方を行脚していました。とある川に差し掛かったとき、前日の雨のために流れも速く、増水していました。橋もないので向こう岸へ渡るには当然歩いて渡るしかありません。
ところが二人がその川を渡ろうとしていると、川の麓で一人の若い女性が困った様子で川を見つめています。一人の僧侶が女性に近づき、若い女性を背負ってあげると女性が濡れないように気をつけながら無事川を渡りました。向こう岸へ着いて女性を下ろすと、感激して何度もお礼の言葉を言って、そのまま旅を続けました。面白くないのはもう一人の僧侶です。そもそも二人の旅の目的は悟りを求めての厳しい修行の旅なのです。昔というのは特に女性への接し方にも非常に厳しく、女性と話をすることすら厳しく戒められていました。しかしあろうことか共に旅をしているもう一人の僧侶は女性に話しかけたどころか女性の体に触れて背負いさえしたのです。これは戒律を破ることにも等しいのです。そして一言、「お前は女人に話しかけるどころか女人を背負うとは何事か!そんなことで煩悩を克服して悟りを開けると思うのか!」すると女性を背負った僧侶は「なんだ、お前はまだ背負っていたのか。俺は川原で下ろしてきたぞ」と答えてさっさと先に歩いて行ってしまいましたとさ。
 自分が優越感を持ったという執着を捨てましょう。
 

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質問者からのお礼

回答を読んでいて、私が怖いのは先生ではなく先輩だということに気がついてハッとしました。
アドバイスも全て説教くさくなくて純粋に「なるほどな」となりました。ご回答ありがとうございました。

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