母と仲が悪いと、昔死んだ祖母は私を許しませんか?
これまでの私と母の母娘関係はあまりにも長く複雑にすれ違ってきているので簡単に説明はできませんが、今回はお墓参りに行くべきかどうかで悩んでおりご相談致します。
母は私が物心つく前に父と離婚しました。その為私は父の顔も知りません。相当酷いことがあったようで、養育費や面会などのことは全てシャットアウトし別れている様なので本当に私としては父親はただの謎の人物に過ぎません。また、私は生まれた時から心臓に疾患があったので母の母子家庭での子育ては本当に大変だったと思います。私は素直に母をすごい人だな、と思います。ただ全て感謝しているかと言えば、おそらく病気のこともありひどく過保護過干渉で育てられたので私は自分で自分のワガママな性格にすごく自分自身苦しんできました。なので育ってきた過程については百の感謝はできていないのが本音です。けれど私もバツイチで母と同居ではないものの実家で家賃破格で住まわせてもらっているので今の母の気持ちにはとても表せないほど感謝しています。
ですが、母との仲はとても悪く最近はよく「お前はやっぱり〇〇(私の父親)の子だな!」とDNAレベルで責められます。父を知らない私はそこ責められても生まれ直せないので返す言葉もなくなります。祖父母は私が5歳頃には二人とも亡くなり、祖母はよく私のことを「母親いびりの子」だと母に言っていたそうで、それもよく持ち出して責められます。諸々、今の私にはどうすることもできないのですが母は根深く思っています。
最近、神頼みではありませんがお墓参りに行ってご先祖様と祖母にお花をそえたい、そして願いが叶うよう見守ってもらいたい、そう考えています。でもそんな暴言を言っていた祖母はあたしを許すのでしょうか?ご先祖様は私を認めていないのではないでしょうか?また、ご先祖様とは、父方にもいると思いますが前述通り全く他人同然なのでご先祖様の見守りの範囲というか意味がわかりません。
ご先祖様や、私を憎んでいた様な発言があった(でも、孫としてかわいがってくれていたのもきっとあったかも知れません)祖母の墓前に私は行って加護のお願いなんてしていいのでしょうか?
ご先祖様や亡くなった祖父母というのは、現世を必死に生きてる私たちに対しどのような気持ちなのでしょうか?どうか教えてください。お墓参り行ってもいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
安心して、お墓参りなさって下さい…。
どうぞ、ご先祖様、御祖父母様のお墓にお参りなさって下さい…。
皆仏様でいらっしゃいます。仏様はあなたをどうご覧になっておいでか…「心配でたまらん」ということです。あなただけでなく私のことも同じように「心配でたまらん」とおっしゃっておられます。
仏様には血縁の有無とか、生前に争いがあった・無かったということは全く関係がありません。完全なる平等のお方です。考えてみれば、この子は可愛い 大切だ、あんたは知らん…では私達からすれば仏様とは思えないですよね。
仏様に見守られたい…いえ、あなたが願うより前から仏様はあなたのことを心配し、真の人生を歩んで欲しいと願い続けていますよ。
でも、仏様が私達に歩んで欲しい人生と、私達の歩みたい人生は異なるのです。
あなたの求める見守りの中に「健康」「安心」「安全」「財産」「長寿」といった事柄が含まれていませんか? きつい表現に聞こえるかも知れませんが、それって考えてみれば、自分中心に、自己の生活の快適さを求め、自分の都合を仏様に伝えて、叶えさせる(…こっちの言うこと聞かせる)ワガママですよね。
仏様はたとえ それらを叶えてあげたとしても、それで私達が満足するのは一時であり、またすぐ別な、もっと高度で手に入れるのが難しいことや物を欲しがることを見抜いておられるので、それらの願いを相手にはしません。
もっと根本のところ、私の背負っている苦しみの本質である「老病死」の解決法を私に伝えて下さるのです。それが私を「仏にせしめる」ということです。
私達は今のところ、仏になんか全然成りたくないのですが、それは人間であり続けることを望むことであり、それは苦しみ続けることを自ら選んでいる生き方となるのです。
仏様は私の願いを聞いてくださるお方ではありません。逆に私が仏様の願いを、お慈悲を聞かせて頂くことが大切で、そのことによって私が本当にすくわれていく、安心の生活が出来るようにはたらいて下さっているのです。
あなたにそんなおつもりはないでしょうが、仏様に願うことは「私の言うことを聞いてください→言うことを聞けよ」また「願いを叶えてくださらないと悲しいです→言うこと聞かないと許さないぞ」ということになっていくのです。
どうか仏様をあなたのシモベとせず、今のあなたを支え続けて下さっておられる尊いお方とそのまま頂いて下さいませ。
質問者からのお礼
ありがとうございます。安心してお墓参りに行って来ます。