どうしても嫌いな人がいることは仕方のないことなのでしょうか
現在私の職場の同じ部署に、
一人どうしても人間性が嫌で目も合わせたくなく、
視界に入るのも嫌な人がいます。
その人は私より年齢は2つ上ですが入社時は同じです。
何が嫌か具体的に申しますと、
必要以上に偉そうな態度をとる
協調性がなく、常にイライラしている
他人の悪口、噂話が好き
物の扱いが荒い(仕事の道具を叩きつけるように置く等)
その場凌ぎの安直な判断しかしないが、意見が入ると否定する
私は人の悪い面は見ずに良い面だけに着目しなさいと教育されてきました。
ですが、どうしても人の悪い面が目についてしまいます。
もちろんその人にも良い所はあります。
ですが普段接している面で許せない所が多々あり、
もし、和解して下さい・気にしないで下さいと言われてもどうしても無理なのです。
この先どのような姿勢で彼に接していけばいいのか分かりません。
自分の生き方・考え方が 他人に影響を与え、後世に爪痕を残せるような 人生にしたいと思っています
何でも一番になろうとする 声が通らず聞き取りにくい 会話の組み立てができず、しどろもどろになってしまう
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏教的には、仕方のないことです
仏教的に「仕方のないこと」のジャンルに
「どうしても嫌いな人がいること」という怨憎会苦があります。
四苦八苦の1つで、生きている限り必ず誰しもあることです。
そしてこの苦しみは「どうにかしよう」とすると余計に苦しむようにできています。
indさんの書いてある事項を読む限り、その人は他の方からも好かれるようなタイプではなさそうですね。
そういう時は反面教師にしてやりましょう。
言ってしまえば「コイツみたいには絶対なりたくないから、オレもしっかり気をつけよう」って思うことです。
そうすると、彼が「自分の人生を使ってまでなりたくない自分をしてくれている教師」に思えてきて、逆にありがたくなったりするかもしれませんよ。
因果応報・自業自得の理ですから、偉そうでイライラしていて悪口が好きな人ってのは、将来結構辛い思いをしそうですけれどもね…(^_^;)
結果には必ず原因がありますね。
彼がそのような行動や言動をするのはやはり原因があるのでしょう。
遺伝子や幼少期から今までの生活環境など。
この世は諸法無我、全てのことは、そのこと単独に生まれたわけではありません。
彼も様々なことに影響を受けて今のようになったのでしょう。
それは彼自身にも、どうにもならないことなのです。
人の良い面だけを見ることは間違いです。人には良い面も悪い面もあるのですから。
しかし、その良い面も悪い面も、遺伝子を含め様々な要因によって生まれたものです。
そなように考えてください。
あなたが彼の悪い点を指摘すれば、すぐには聞く耳を持ちませんが、何かの機会に、その指摘が要因となり、正しい指摘だと気がつき、彼の悪いところが少し良くなる、そうなることを願いましょう。
なお、悪い点を指摘する際は、その前に、良い点を褒めてから、指摘すると受け止めやすいですよ。
例えば「〇〇さん、これは良く出来ましたね、さすがですね。でもこの点はまずいですね。こうした方がもっといいと思いますよ。」という感じで、笑顔でね。
嫌なヤツが生まれてくる理由を知る
Ind様
こんにちは。
いますよね「嫌なヤツ」というのは。そして何処に行ってもいるものです。なぜなら、「嫌なヤツ」というのは自分自身が作り出すものだからです。嫌なヤツを作り出す仕組みを少し考えてみましょう。
まず、嫌なヤツというのは「私の人生のルール」を破っている人間の事です。例えば文章にある逆の行動、丁寧な態度、協調性があり冷静沈着。他人の良い面を見て褒めて悪口は言わない。何事も丁寧に取り扱う、的確な判断が出来、人の意見も尊重する人。おそらくそういう人がindさんの「理想の人」「良い人」になるのではないでしょうか。「世間の常識でしょう!」と思われるかもしれませんが、正しさは人の数だけあるのです。
私たちの「正しさ」は多くの場合親との関係で作られます。Indさんの親御さんはしっかりとした、あるいは厳しい人なのかなと思います。子供は親に認められなければ生きていけません。庇護される必要があります。ですから「親のいうことを聞く」事が生きる条件になります。これが「なにかをしなければ生きる価値がない」という価値観を生み出します。そしてindさんがいわゆる上記に書いたような良い人の態度をとった時に「親から認められた」のでしょう。それが生きる正解となり正しさとなりやがて常識となります。
逆に言えばindさんは「人の悪い面を見てしまう自分」を嫌悪するはずです。ルールを自分で破っているからです。「そんな自分は価値がない」という気持ちが起こってくる。
職場の同僚はひょっとすると「親に受け入れてもらえなかった人」なのかもしれませんよ。だからイライラするのです。自信がないからです。いわば親のかわりに認めてくれる人を探しているのです。あるいは他人を貶めたりする方法でしか自分の自信(価値)を維持する方法を知らない。それが習慣になって正しさ→常識となってしまっているのだと思います。
困った人はいません。「困っている人」がいるだけなのです。嫌な気持ちが起こってきたら、「あぁ自分の中のルールがささやいている」と思ってください。そして実は実は、その嫌なヤツの行動をindさんも自分のどこかに「してしまう自分」がいるのに気づいているのです。そんな自分が許せない。それが他人に鏡のようにして現れているのです。自分の弱い面を持つもう一人の自分を許すようにしてみてください。応援しております合掌
質問者からのお礼
聖章様
<人の良い面だけを見ることは間違いです。人には良い面も悪い面もあるのですから。
確かにその通りですね。
時間をかけながら向き合っていきたいと思います。
ありがとうございました。
日顕様
回答ありがとうございます。
今後の自分に役立てるような考えかたをしていきたいと思いました。
ありがとうございます。
けんじゅ様
<自分の弱い面を持つもう一人の自分を許すようにしてみてください
まだ私は自分というものをしっかり見えていませんでした。
見えるよう努めていきたいと思います。回答ありがとうございました。