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これからの大学生活

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私は、今年の春からミュージカル科の大学に通っています。高校生の時に、私も舞台に立ってみたいなと漠然と思っていて、やらないで後悔するより、挑戦した方が良い!と思って、ミュージカル科に入学しました。
今、大学が始まって3週間経ったのですが、同じ学科の人たちは、グループで固まって騒いでいる人が多くいて、見た目も華やかで、行動も積極的な人が多くいます。
しかし、私の場合は歳を重ねるごとに、グループで固まって行動するのがあまり好きではなくなって、昔はグループで騒いでいても無理をしているから後で疲れてしまっていたため、今は、1人で行動したり、少人数でいるのが好きです。
でも、ミュージカル俳優になるには、人との関わりが大切だといろんな先生が言っていて、、。
私は性格も大人しくて口数も少ないです。
それに、ミュージカルを見るのは好きだけど、最近舞台を見ると、自分があの舞台に立つと思うと見ていて感動するというよりも、どれだけあの人たちは苦労をしてあの舞台に立っているのかなと、考えてしまってとても怖くなってしまいます。
そう感じてしまう自体、あと性格的にも自分にはミュージカル俳優に向いてないのかな、と段々と感じてしまい、四年後卒業してから、ミュージカルの舞台に立つのではなくて、自分の性格に合った仕事に就いてのんびり暮らすのも良いな…と感じてしまっています。むしろそっちの方が幸せに暮らせそうだなと感じてしまいます。
でも、親には私がミュージカルの舞台に立ちたい!と言って、たくさん工夫をしてもらって高い学費を払ってもらっています。なので、ミュージカル俳優に絶対ならなくてはいけないと考えてしまい、毎日不安や焦りでお腹が痛くなったり、朝早くに目が覚めてしまって、睡眠不足が続いています。。
これからの大学四年間の生活で、親には申し訳ないのですが、必ずミュージカル俳優になると思うのではなく、自分の成長のために今目の前にあることを一生懸命頑張るのでも良いと思いますか?あと、人と関わるのが得意ではないので、最低限の人間関係と無理しない自分でいられる状態で頑張ってみるのでも良いのでしょうか?
それとも、無理をしてでも周りと仲良くするべきなのでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

この1年で、どこまで自分が成長できるか挑んでみよう

 周りの人間と比較してみて、意気消沈したり自己嫌悪に陥ったり。どんな分野においても、どんな人でも、多かれ少なかれ、そういう気分になるものです。頑張ってせっかく入学した大学であっても、いざ入学してみれば自分が思い描いていたものとは違っていたということは決して珍しくはありません。ですから、方向転換することもアリです。問題は、何時、どのように方向転換するかだと思います。

但し、ミュージカルは厳しい、けど他の仕事は楽でのんびり出来そうだ、なんて考えでは何事も失敗してしまうでしょう。

自分の性格に合った仕事に就いてのんびり暮らすのも良いな…と感じてしまっています。

こんな考えでの方向転換では、すぐに挫折してしまいそうです。どんな分野の仕事でも、その分野なりの厳しさが有ります。楽して働き、高収入を得られる安定した職場なんて、どこにもありません。そんな甘い考えは捨ててください。

  現時点で、明確な目標が決まっていなければ、まずは一年間ミュージカルを必死になって学びレッスンに励んでみては如何でしょうか?この一年で自分がどれだけの知識と技を習得できるかチャレンジしてみましょう。

 このジャンルでは、才能の有無も重要であるのは確かです。また、努力し才能に恵まれても、ショービジネスの世界で成功するという保証はありません。実力に加えて、チャンスに恵まれるかどうかも重要です。でも、だからと言ってたいして勉強もレッスンも積んでも居ない段階で断念するのは早計だと思います。自分がどれだけ真剣に学べるか、真剣にレッスンを続けられるか、そしてどこまで自分の力を向上させられるか、やってみましょう。

 他の方の質問で、『努力は裏切らない』と回答したことがあります。http://hasunoha.jp/questions/6923

せっかく入学金と授業料を払い込んだのですから、この一年間徹底的に大学から学べるだけ学んだら如何でしょうか?

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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...
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可能性は無限にあります。

ミュージカル俳優。
私はあまり詳しく知りませんが、日頃の摂生や努力は大変なものだと認識しております。

先輩方の舞台を目の当たりにして、そこを目指すものからすれば、迫力に圧倒されて当然だと思いますし、この先に不安を感じられるのも無理ないことでしょう。
しかし、この春から本格的に始められた訳ですし、結論を急がれる必要はありません。

先生のおっしゃる通り、人との関わりは大事な事です。
これは、ミュージカル俳優に限らず、どのような分野にも当てはまる事ではないでしょうか。
しかしこの「関わり」は、多くの人と親密になれという意味ではありません。
人に対し、依存的にではなく、自律的に関わればそれで充分です。
そしてプライベートでは、一人の時間を過ごすなり、少数の気の合う仲間と、好きなように交流すればいいのです。

もし、今とは違った進路を取ることになっても、それが自然なたえ子さんであり、罪悪感を感じる事は何一つありません。
むしろ、無理にでも目標を曲げないで苦悩されるほうが、ご家族としては「この進路を取らせるべきではなかった」と思われる事でしょう。

「自分の成長のため、目の前にあることに取り組む」たえ子さんが考えておられるとおりだと私は思います。
無理をせず、自然な自分と向き合って下さい。
今、何が出来るのか?を考え、、、
自分自身で自律的に課題を見つけ、それに取り組んでいって下さい。
たえ子さんは、ご自身で課題を見つけられる方だと、そう私は感じました。

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時宗の寺院で住職をしています。 今の時代、お寺の在り方とは、僧侶とはいっ...
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質問者からのお礼

お返事ありがとうございます。
とても勇気づけされました!
そして、自分はとてもわがままだなと感じました。今まで親がしてきてくれたこと、何のために学校に入ったのかすっかり忘れて、苦しいことがあると、すぐ何かのせいにして頑張れないと言って逃げていました。心を入れ替えて四年間一生懸命頑張りたいと思います。

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