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納骨せずに9年間❕

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有り難し有り難し 17

こんにちは。 はじめて質問致します。
自分は3人兄弟の次男で上に兄、下に妹がいます。上の兄の事ですが、独立してバツイチで結婚(子供無し)してますが、9年前に亡くなったのですが、今だ、納骨せずに手元に置いて居ると、最近知りました。このままの状態で、供養出来るのでしょうか⁉ 早々に供養したいのですが、良きアドバイス宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

供養の真意は菩提心。「だれかのもの」にしてはいけない。

まず供養を誤解しておられるかと。可能であれば霊園ではなくお寺の墓地に布施をして供養してあげてください。
霊園は供養ではなく「支払い・管理」です。
お寺の墓地でお寺「菩提寺」にお布施をして仏教文化・活動を支えていく事で供養になります。
そうでなければ霊園という何でも屋さんで契約しただけに過ぎません。
実際、倒産すればお骨は野ざらし。
世間の「供養」とはおおよそ体裁をととのえているだけでしょう。
宗教心がないからです。だから供養と称し、供養と偽って人間のお互いが都合よく願望を埋め合っているだけにと感じています。※丹下個人の考えです。
最近のニュースでも有りましたがペット霊園が経営ができなくなった途端、野ざらしです。
あれが供養なのでしょうか。あれでみな様は満足なのでしょうか。
あの事件は霊園のウラの実態が明らかになった怖ろしい事件です。
霊園での供養はAmazon僧侶派遣と同じく宗教の名を語った無宗教ビジネスに過ぎなかったということです。
結局霊園はビジネスで経営者に宗教心がなく敬うのは祖霊ではなくお金。
購入する側もお寺や仏教を護持しようという菩提心や宗教心がない。
企業に布施ならぬPAYをして父母先祖の骨を管理してもらっているだけでしょう。
そこに故人の尊厳を認めて、自分達よりも尊い存在、死後も私たちを導いてくれる精神向上の導き手である「仏」として敬う正式な形は菩提寺となるお寺を求めて仏教文化に貢献して仏教を勉強して供養しなければそれは、仏を騙しているようなものです。
Amazonや企業による僧侶派遣、霊園の実態は宗教心をもっていないのです。
根本が宗教心の無い人を相手にするビジネスですから、本当は供養という事の真意からして勉強しなおされるべきものです。
民間の企業は「私たちが供養する」とは使ってはならない言葉です。
彼等は供養という言葉を用いて単にそこで金儲けをする人たちです。
そに故人を敬い、菩提を求める心、菩提心がない。
菩提心のない供養はただのビジネス。金の切れ目が縁の切れ目。
身内が無くなった。そうだ、供養しよう。誰か読んでポクポクやって供養してもらおうというレベルの行為は供養ですらありません。得体のしれない見識の無い雇われバイト僧が現れて謎のお経を口パク、棒読みで読んであなたは亡くなった方が本当に成仏したと思っておられるようでしたらとんでもない誤解です。

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おきもち

きちんと供養させてもらいましょう。

荒屋の次男坊さん、こんにちは。

 少し確認ですが、お骨があるのは、兄がなくなってその家族がお骨を納骨せずに置いてあるということでしょうか。それとも兄が、亡くなった親のお骨を納骨せずに置いてあるということでしょうか。そこがわかりません。

 亡くなった方に思いがあって納骨せずに家に置いて供養してあるということは良くあることです。粗末にされていなければそれはそれで良いと思います。
 ただし普通は遅くても一周忌ぐらいには納骨するのが慣習ですので、たとえばお金がなくしておらず、置きっぱなしということであれば、すみやかに納骨した方が良いと思います。兄または兄の家族に伺って、納骨をなぜしないのか、伺えばいいでしょう。もし親の遺骨でお金がないということであれば、それは兄弟が出し合って兄をサポートすれば良いでしょう。兄の遺族であれば、親戚として協力アドバイスをしてあげてください。

 そして供養は、その遺族または本家だけがするものではなく、供養したいという気持ちを持つ方が施主となってすれば良いのです。荒屋の次男坊さんが施主となればいいのですよ。追善供養はお骨の有無は関係ありません。是非、近くのお寺でもかまいませんので供養をしあげてください。

合掌

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おきもち

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質問者からのお礼

言葉が足りないにも関わらず、良きアドバイス、有難うございました🙇
そして、菩提寺と霊園の違いも分かりました。有難うございました🙇

「納骨」問答一覧

祖母を火葬しました

先日、祖母が亡くなりました。 火葬場で働く私は、自ら希望して祖母を火葬し、きれいなお骨となって収めることができました。 孫である私に火葬されることについて、親戚や知り合いからは「とても良いことだね、ばあちゃんも喜んでいるよ」、「そこまでしなくても」等、様々な意見がありましたが、お坊さんは身内が身内に火葬されることについて、どうお考えになるかお伺いしたく思います。 祖母については、私が生まれた時からずっと一緒に、一つ屋根の下で暮らしていました。いつも優しく元気で、自分より他人を優先する祖母でした。怒られたことは1度もありません。亡くなる数か月前から入院をしており、私がお見舞いに行った1週間後に亡くなりました。 大変お世話になった祖母を自ら火葬したことについて、後悔はしていませんが、ふとした時に「ばあちゃんは孫に火葬されてどう思ったかな」と考えることがあります。理由は、祖母は認知症が進んでいたこともあり、火葬場で働いていることを私が伝えていなかったからです。認知症は進んでいても、話の受け答えは問題ない時期もありましたので、火葬場で働いていることについて、祖母はどう思ったのか聞いておけばよかったと、今になって少し気になっています。 お手数をおかけしますが、ご回答をいただけると幸いです。

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父の納骨について

昨年、父が80歳で他界しました。 残された母の住む実家から、車で2時間半のところに父の故郷があります。父は長男で2人の姉も嫁いでおり、田舎の家は人手に渡り親族は住んでいません。その田舎に先祖代々のお墓があります。すぐ近くの小さな墓地で町内の方が管理されているようです。 すでに遠方に嫁いでいる私の負担を考えてか、父は生前田舎の墓じまいを考えていましたが、自分のお墓はどうするのか決めかねていたようで、本人の意思は聞けないままでした。結局、母の意向で母方の親族が供養されている都心の大きなお寺の納骨堂へ納骨しました。 月命日に母とそのお寺にお参りに行っていますが、今になって田舎のお墓にも分骨してあげればよかったと後悔しています。物忘れが激しくなり急に頼りなくなってしまった母も、「前にも言ったと思うけど…」と定期的に父のお墓のことで後悔を口にします。 今、私の家には手元供養にと片手の掌に乗るほどの小さな骨壺の中に少しだけ父の遺骨があります。その遺骨を父の田舎のお墓に納めて、墓石に名前を彫ることができないかと今頃になって真剣に悩むようになりました。すでに納骨堂へ納めていること、お骨が少量であることから、納骨式は行わずに石材店に依頼して納骨と彫刻だけお願いできればと考えています。その地域の石材店に電話で問い合わせたところ、最近はお寺さんにお経をお願いしない方もいますよとのことでした。 そのお墓は近くに住む父のいとこが墓守りをして下さっており、私達も毎年お盆にはお参りしています。 自己満足のための非常識な行為にも思えますし、親戚に相談したらどう思われるだろうか…と考える一方で、ほんの少しのお骨でも祖父母の元に帰してあげたら、父も祖父母も喜んでくれるのではないか、と勝手な想像をしてしまいます。 もう納骨を済ませたのだから、このような行為は控えるべきでしょうか? 長々と申し訳ありません。よろしくお願いします。

有り難し有り難し 10
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