生まれ変わりについて
生まれ変わりはあるのでしょうか?
私はあると信じています。
死後の魂は、修行を積みながら、そのうち生まれ変わるものと理解していますが、本人が希望するなら、希望の特定の人間に生まれ変わることはできるのでしょうか?それとも生まれ変わり先は選べないのでしょうか?
生まれ変わるまでの期間は、人間界でいうと何年ほどなのでしょうか?
教えていただけますと嬉しいです。
何度もすみませんがよろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
今でしょ
1人の人間には2つの存在があります。1つは六根(ろっこん)。もう1つは六境(ろっきょう)。平たくいうと前者は見る自分、後者は見られる自分です。
これが死ぬとどうなるか?
見る自分の六根はバラバラに四散します。6つだから六散と書きたいけど、ムサンと言うなら霧散と書くべきですね。。。ごめんなさい、ただのオヤジギャグです。余計なこと書きました。四散してどこに行くか?ンなこた知りません。1ヶ月前の風呂の水が今どこで何になっているかくらい知ったこっちゃありません。でもどっかで水素原子と酸素原子をよろしくやっていることでしょう。
見られる自分の六境は、長いこと現世で影響を及ぼします。過去のご質問を拝見しましたが、亡くなったお子さんの『見られる自分』は、今もあなたの中で息づいています。
あなたが優しい思いでお子さんを思い出したなら、優しいなりの生まれ変わりです。あなたがお子さんの分まで前向きに生きようと思えたなら、生きる活力としての生まれ変わりです。仏様が遠い世界ではなく、私たちのそばで見守ってくださっているのと同じように、お子さんも案外にすぐそばで生まれ変わっているのですよね。
第二子さんは第二子さん。でも、第二子さんや旦那さん、家族やたくさんの人に優しく接することで、あなたの中の第一子さんの善い生まれ変わりに繋がります。
供養とは供え養うこと。何をお供えするか?あなたの生き方です。あなたが日常生活を丁寧に生きることがそのまま、あなたの中のお子さんを養い、善く生まれ変わらせることになります。お子さんは今も1秒1秒、生まれ変わっているのですよ。
1年は喪明けの時期です。さぁ、hiro411さまご自身の幸せを考えましょう。楽しいことや嬉しいことをして、その喜びをお子さんにおすそ分けしてあげましょう。お子さんの生まれ変わりは、母であるあなたの生き方にかかっているのです。
こんばんは。
亡くなった方が次の生に生まれ変わるのは、49日後とされています。次の生まれ変わりは、閻魔大王が決めるので、本人には決定権はありません。
ただ、遺族の方がどのような供養をしているかが閻魔大王の判断に影響するそうです。
遺族は、1周忌3回忌とご供養しますが、生まれ変わった後の幸せを願っている事になります。
私が、誰かの生まれ変わりだとしたら、前世の遺族から私の幸せを願っていただいているという事になりますね。
仏教と輪廻思想はよくセットで語られますが、それは仏教発生以前からインドには輪廻の思想があり、お釈迦さまがそれに乗ってお話をしていただけで、実はお釈迦さまは死後の世界については修行に関係ない事として何も語っていません。
じゃあ最初に書いたのは何なのかというと、昔の日本人が想像した死後の世界観のひとつです。
死んだ世界から帰ってきた人はいないですし、私たちには前世の記憶はありません。ですので、本当の所はわかりません。もしかしたら、次の生はあなたのおっしゃる通り本人が決められるのかもしれません。前回のお坊さまの回答のように、お浄土に行くのかもしれません。
「生まれ変わったらこうなりたい」と望んでも、生まれ変わったら前世の記憶はありません。望み通りだったのかどうかもわかりません。
ですから「生まれ変わるなら生きているうち」なのです。記憶があるうちに、今生まれ変わったと思って今の生を生きていくと良いと思います。
亡くなったお子さまは、誰かに生まれ変わったかもしれない。それは今のお子様かもしれないし、違うかもしれない。でもね、生まれ変わりでもそうでなくても、育て方を変える事はないでしょう?今大切な事は、生まれ変わりかどうかという答えの出ない答えを考える事ではなく、亡くなったお子さまの事を忘れない事と、今のお子さまを大切に育て上げる事だと思いますよ。