生きてても幸せにはなれません
幸せになれる人となれない人は決まっていますよね?
大学出てからずっとバイトや派遣や契約社員をしてきましたが、正社員になれずに、職業訓練校や資格取得をしましたが正社員になれず、今に至ります。
自分の命は無価値なので・・
発達障害も見つかり最悪な人生です。
もし、死後でしたら、自分のしたいことができたらしたいです。
自殺願望、正社員になれないこと、 生きてても不幸になる。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
幸せは自分から掴むものです。
かやこさんへ、こんにちは。
正社員になれないことが発端で悩んでいられるのですね。
正社員になれないことは安定した給料面で何かと苦労が多いのは事実ですが、正社員になれないことが不幸ではありません。正社員になれなくとも正社員よりも高給取りの人はたくさんいます。私も住職ですが、収入の不安定なお寺のために、入ったらい入らなかったりの苦労ばかりです。でも私には正社員にはない自由をもらいました。正社員にはできない仕事体験しながら、楽しみにながら仕事を作って収入を得ています。
かやこさんも、正社員になれなければ、自分の夢を叶えることのできる仕事探しをすればいいのです。そんなものは正社員枠にはないと思います。
何でも人生には、メリット面とデメリット面があります。そして正社員じゃないことがメリットの場合があるのです。それは人の見方によって変わってきます。
ぜひ、かやこさんも、正社員じゃ叶えられない素晴らしい人生・生活にチャレンジしてください。あなたの命が無価値なんてありえません。まずは命を頂いただけでも、それも日本に産んでもらっただけで、もう丸儲けなのです。あなたが人生に一所懸命であれば、必ずあなたの価値を評価する人が出てきます。それまで我慢、我慢。自分のできるところから始めればいいのです。必ず幸せになりますよ。
元気にいきましょう!合掌
誰もが救われる道
ただ生きていても幸せにはなれません。というのも、誰もが幸せになれるのに、こういうのが幸せという枠を決めて、そこに自分が入れないから不幸せと、人間の考えで決めつける人は幸せになれません。
本当の意味でただ生きることができる人は幸せになれます。自分を立てず物事を見ることができるからです。損だの得だの言わず物事をネガティヴにも捉えず、ありのままに捉える力が人間には備わっています。生まれつきです。
しかし、考えで自分という枠を作ってしまうことで、苦しみは生まれます。
本来体のあるところの様子は全て自分の様子なのにもかかわらず、自他と分け隔てる癖が邪魔をします。
禅を実践することで救いの道は見えてきますよ。
「幸せ」や「価値」というもの
かやこ様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
重度の自閉症であり、作家である東田直樹さんは、あるインタビューにて、「人生にとって前を向いて生きるために大切なこと」を聞かれた際に、「人はどんな困難を抱えていても、幸せを見つけ生きることができる」と答えておられました。
実は、幸せや価値というものは、それぞれ自身における他との因縁(原因と条件)次第において、恣意的に自分の心が決めていくものとなります。
それは、全く無いということでもなく、また、これであると、最初から決めて言えるようなものが有るわけでもないものとなります。
例えば、「かやこ」というニックネームを付けておられますが、私たちは、「かやこ」というニックネームの方が、実際にこの世におられて、このご質問をされていると思っていますが、この「かやこ」という名は、当然に仮としてであり、確か、このニックネームはいつでも変更ができるはずで、別のニックネームを付けられたからといっても、実際におられる貴女様が変わったり、いなくなったりされるわけではなく、貴女様を仮に指し示すものとなります。
もし、貴女様が、「かやこ」として存在しているのであれば、生まれた時から、「かやこ」であったはずで、皆が、生まれた時から「かやこ」であると認識しなければいけないことになりますが、そんなことは有り得ないことであります。
「かやこ」という名は、今の貴女様が、恣意的に自分により決められた名前であり、それで、一応は、私たちも仮に貴女様の存在を認識することで問答が成立していますが、別に、また名前を変えられても、以前は、「かやこ」という名前を付けられていた「〇〇」さんとして、一応は問答も成立させることができます。
同じように、「幸せ」や「価値」というものも、結局のところは、恣意的に自分が決めていくものとなります。それはまだ見い出せていないだけで、決して、無いわけではないはずです。
そして、正社員になることが本当に「幸せ」であるかどうかも、それで決まったものではなく、またそれも因縁次第となるもの。
本当の自分にとっての幸せや価値とは何か、まだ結論を急ぐ必要は全くありません。でもきっと見い出せていけるはずです。今はまだ人生という旅の途中。旅の楽しみは過程にこそございます。この旅をもっと楽しむ余裕も。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
お忙し中、貴重な時間を割いて答えてくださり誠にありがとうございます。